LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ポルシェ911スピードスター(7)

2015年06月22日 10時35分38秒 | モデルカー製作記
4回目のクリアーまで順調にきたので、中研ぎ&オーバーコートをおこないました。

ガイアカラー・EXクリアーは乾燥が非常に速く、夏場なら室温でも6時間くらいで研ぎが可能ですが、タイトなスケジュールで作る月刊誌の作例とは違い、趣味の模型はのんびり作れるので、じっくりと乾燥時間を取って24時間ほど寝かせておきました。
すっかりカチンカチンに乾いたクリアーは、研ぎ出すのにちょうどいい硬さになっています。

↑例によって、耐水ペーパーではなくマイスターシートの#1500で研いでいます。マイスターシートの方がペーパーよりも速く楽に研げる気がします。凹んでいるところにも当てやすいし。
フロントフードの2本のプレスラインは、911を作る時に必ずと言って良いほど失敗するところ。どうしても強く研ぎすぎてカドを出しちゃうんですね。でも今回は特に注意して研いだので、大丈夫でした。写真では少し白く見えていますが、照明が反射しているだけで、下地は出ていません。少しは進歩してますな、私も。というか、マイスターシートのおかげですね、多分。





↑全身くまなく研ぎ込みます。コンパウンドで直接磨く場合は、磨きにくそうな箇所はあまりペーパーを当てないでおいたりしますが、オーバーコート仕上げの場合はそういう配慮は必要無し。凹んだところもすべて同じように研ぎ込みます。



↑中研ぎ終了。エアブラシによって生じたユズ目が除去されて、表面は平滑なさらさら状態です。カドが出たところはほとんどありませんでした。「ほとんど」ということは、皆無ではなかったわけで、ホイールアーチの隅っことか、バンパーの下端とかにはチョコチョコとありましたが、ブルーをスポット吹きして対処しています。
研いだ後はあちこち粉だらけですが、エアブラシでから吹きしてよーく飛ばしてからオーバーコートをします。









↑オーバーコート無事成功。光沢が復活し、ユズ肌のないツルンとした光沢面が出来上がりました。吹きっぱなしでこれだけツヤが出れば御の字でしょう。
6時間ほど室温で乾かしてから、ウィンドシールドのマスキングを剥がしました。
ホコリの付着もほとんど無く、マスキングの境目もそれほど荒れず、ブルーをスポット吹きした痕跡も残っていません。非常にイイ感じです!

このあとボディはしばらく寝かせておき、その間にシャシーとインテリアをやっつけます。次回はまずホイールの塗装から。






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