LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

トヨタJP6(5)

2009年10月25日 23時40分54秒 | モデルカー製作記
オーバーコートのクリアーが完全に乾いたので、ボディの仕上げに取りかかりました。

一見すると凹凸が多くて抑揚が激しい感じのボディ形状ですが、意外にも磨きにくくはありませんでした。面構成は複雑でも、1つ1つの面が緩やかなカーブを描いていて、面の途中にプレスラインが無いので、磨き易いんだな。
イタリアのかロッツェリアのクルマなんかにも多いんですが、細部のディティールではなく全体の形を大きくとらえてデザインされたクルマってのは、磨き易いもんなんです。

今回はオーバーコート・クリアー表面の塗り上がりの状態も良好でした。ドア窓の下の深い溝状のインテーク、その中を磨くのはかなり困難なので、吹きっぱなしでもある程度の光沢が出るように、下地から丁寧な塗装を心がけたのが当たったようです。

今回も磨きに使ったコンパウンドは3種類。ソフト99細目、スジボリ堂ハードカット、そしてユニコンFMC840P。ぬるま湯の中で中性洗剤を付けて磨き洗いし、乾かしてから再びユニコン。以前はタミヤ青蓋だったところにスジボリ堂ハードカットが入っていますが、試供品をいただいて使ってみたら結果が良かったので、そのまま使っています。

それにしても、真っ白いボディが陶器のようにピカピカに仕上がると、実に気持ちが良いもんです。ホコリの付着や色ムラなど、白のボディ塗装はハードルが高いですが、それだけにやり甲斐があります。

磨き終えたら細部の塗装へ。
実車はボディパネルがペナペナで厚みは見えないんですが、模型は窓の開口部の厚みがけっこうあります。そこがボディカラーの白のままだと、クリアーパーツを接着した時にどうも風情が良くない感じ。
そこで、表からマスキングテープをベタ貼りし、窓の形に切り抜いて、裏も内部への吹き込み防止にテープで蓋をして、ブラックを吹きました。マスキングを剥がすと、黒が漏れたところは無かったんですが、ラインがヨレた所が何カ所かあったので、面相筆で修正を加えました。

リアウィンドウの下の部分は半分くらい、エンジンを隠すパネルになっていますが、実車の資料を見てもこの部分をはっきり写した写真はありません。スーパーCGの記事を資料にしているんですが、開発作業中に撮られた写真のようで、ディティールが未完成みたいなんですね。
ただ、プレクシのカバーの下に白いパネルがあるようには見えないので、ここも黒く塗っちゃう事にしました。

写真では見えませんが、テールエンドの細長い開口部にも黒を入れました。あと、テール下にくっついているシャシー後端は、シャシー裏側と同じスターブライト・ジュラルミンを吹きました。

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