LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXKSS(3)

2009年12月27日 18時42分16秒 | モデルカー製作記
ボディ前後・上下の擦り合わせを進めてます。

とりあえず外装パーツだけでざっと摺り合わせてみたところ↑。合わせ目のあたりを中心に、400番のペーパーで擦って曲面がツライチっぽくなるように合わせてみました。
一見なかなか良い感じなんですが…



コクピットとファイアウォールを入れてみたら、エラい事になっちゃいました↑。全然ダメですよ。まるっきし合わさりません。とほほ。
これで判明したのが、シャシー側の中央部がせり上がるような状態に反っちゃってるということ。それに蹴られてコクピットも2ミリくらい持ち上がっちゃってる。
この反りの影響で、サイドシルも横方向に開いちゃってます。

開いちゃってるサイドシルにアッパーボディが合わさるという事は、アッパーボディも開いちゃってるという事、なんですね。こっちは上から潰したみたいな状態になってやがります。ひぃぃぃ。

こういう時は、時計ネジの出番です↓。シャシー裏からネジ4本で、コクピットの床を強引にシャシーに密着させてやりました。
これで開いちゃってたサイドシルも正しい形状に戻りました。



でもそれだけだと、つぶれて開いちゃってるアッパーボディがハマりません。そこでさらにひと工夫↓。



アッパーボディには、もともと上下を合わせるためのダボが付いてるんですが、そこにプラ板を接着してツメをつけました。サイドシル裏にも、これに噛み合うツメを増設。上下がアンダーカットでパチンとハマるようにしてやりました。
コクピットのドア下のパネルの切り欠きを、このツメを逃がせるように拡げなくてはなりませんが、ドア内張りをつけると見えなくなると思うので、多分大丈夫です。
上下を合わせてみると、ほらバッチリですよ↓。やったぜ。



コクピットの後方バルクヘッドと、アッパーボディ開口部のラインも合ってなかったので、バルクヘッドの方を削り込んで合わせました↓。前から見ると上下方向にかなりスキマがあるので、あとでパテに出動してもらわないとイカンなぁ。



お次はフロントカウルの合わせです。チルトカウルなので、これは難関ですよ。どきどき。


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4 コメント

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素晴らしい。 (ミゾロギ)
2009-12-28 12:47:45
難物キットをものにする華やかな技、いいもの見せていただきました。経験の積み重ねでしっかりとしたものが出来上がる見本のようですね。
工業製品のようにきっちりと修正してく様子、とても参考になります。
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Unknown (rocketeer)
2009-12-28 17:03:28
爪で固定するアイデア、いいですね!
その手があったかと。
いろいろ応用できそうなテクですね。
コクピット後方のバルクの部分は、シートのバックレストが割とぴっちりはまり込むので、あんまり気にならないかもとナマケモノは思います。
それにしてもレベル、やっぱり楽しませてくれますなぁ。
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Unknown (yaszo)
2009-12-28 17:43:48
私も箱開けて仮組みしましたが、うちのXKSSもやぶれたズック状態、シャーシの反り等々同じようなゆがみでした。まぁこのへんはデフォルトとして前向きにいくほうが健康的でしょうかw
とりあえず私も年明けから手をつけようと思ってますので、出来る範囲で参考にさせていただきますm(_ _)m
しかし塗装とか考えていくとこりゃ一筋縄ではいかないという予感がよぎります(^^;
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まあなんとかなるでしょう (kitazawa)
2009-12-29 00:25:56
お三方、いつもどうもです!

時計ネジやらツメ増設やらの小細工は、もう外プラ作る時にはお約束って感じです。
塗装後に無理矢理何とかしようとして、どーにもならなくなった経験だけは豊富に蓄積してますので、とにかく塗る前に徹底的に不安要素を排除しておこうというスタンスでやってます。
まあブツブツ言いながらも、実はこういう工作がすごく楽しいんですよね。脳で汗をかいただけ、ちゃんと結果に反映されますから。

それにしてもこのキット、パーツのソコココから自動車への愛がビシビシ伝わってきますよ。合わせの悪さなんか吹き飛んじゃいます。
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