LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

「自動車模型の作り方」(新紀元社刊)

2010年12月10日 17時39分13秒 | 業務報告
私の初めての本が出ました!
まあ私1人で書いたワケじゃないんですけどね。
「北澤志朗と出戻りJモデラーズ著」ということで、4台の作例のうち2台を私が作り、残り2台は友人知人の助けを借りました。
全体の監修はもちろん私がガッツリやってます。

ツイッターで私のツブヤキをフォローしている皆さんは、私が夏頃フジミ・エンスーのフェラーリ288GTOとハセガワの312Tを作っていた事を覚えておいでかと。あの2台はこの本のネタだったワケでして。ようやくカタチになりました。
下の写真は私が自分で撮ったものですが、本チャンの写真はもちろん凄腕のプロ・フォトグラファーに撮ってもらったので、眼の醒めるような素晴らしいグラビアになってます。





私の手元には今日、本が届いたんですが、書店の店頭にも早いお店だと明日あたりから並ぶようです。今週末には、大きな本屋さんには入ってるんじゃないかな。模型問屋ルートでも発注を取ったので、模型屋さんや、模型関係のネット通販ショップにも入るようです。

「ものぐさプラモデル作製指南」というシリーズの1冊でして、飛行機や船、AFVなんかはすでに他のライターの方が出しています。
このシリーズは基本的に、大人の出戻りモデラーを対象にした初心者から中級者向けの内容です。
缶スプレー塗装のストレート組みから始まって、エッチングや金属線などを使った初歩的ディティールアップくらいまでの基本技術を、じっくり解説してみました。

私が普段、普通にプラモデルを作る上でやっている事を、逐一漏らさず書いたつもりです。
といっても、出来上がってみると、ああすれば良かった、こーすれば良かった、と今さらながらに思う事もしきりなんですがね。
なかなか、1冊の本をまとめるのって難しい、と痛感しましたが、とりあえず今の私に出来る範囲で最善は尽くしました。



要するに、いつもこのブログに書いている事を、体系的に1冊の本にまとめた、という感じでしょうか。
モデルカーを作っていて上手く行かず悩んでしまった時に、パラパラッとめくると何かしらのヒントが掴めるような、そういう本にしたつもりです。
よろしかったら、本屋さんで手に取ってみて下さいね。
これが好評だと、第2弾「レジン・メタルキット篇」とか、次なる展開もあり得ると思いますので、どうぞよしなに。


ものぐさ模型作製指南・自動車模型の作り方 新紀元社刊 A4オールカラー 2500円







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12 コメント

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おめでとうございます (ダズ)
2010-12-10 19:42:38
すごいなー、模型誌で個人名義の著作本なんて滅多にお目にかかることありませんもの。あらためて恐れ入った次第。ひえぇ。
288GTOは私も過去、担当させていただきましたがスリットを抜くのがメンドクサかったな-。エンジンは意外と楽しかったですけど。

自著を自身のデザインで、なんて、私にとっちゃ究極の夢ですが、もしそうなったら悩みまくってレイアウトもケツ割れしそうな気がしますね(笑)。お疲れさまでした。
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私も出戻り。 (たかとと)
2010-12-10 19:51:45
こんにちは。こちらの本のことはお聞きしておりました。
明日、早速書店にて購入させていただきます。
次なる展開の「その次」くらいに以前にもコメントしました
70年代&80年代の国産車(の決定版!)編が出てくれたりすると、
とても嬉しいです。個人的には。
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買った! (ばーちぃ)
2010-12-10 23:39:14
こんにちは。
つい今しがたこの記事を読んで、ムラムラッときて直後にアマゾンで注文しちゃいました(笑)。通勤途中とかに模型誌を置いてくれそうな大きめの書店がないもんで。
届くのが楽しみ~。
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ありがとうございます! (kitazawa)
2010-12-11 10:57:34
>ダズさん
身近な人間関係が時には良い事を運んできてくれるという、これはその典型のような仕事でした。
私はレイアウトに関しては全く素人なんで、作例を作り写真とテクストを用意して、あとはお任せしましたが、最後の校正では1冊の本のボリュームに圧倒されました。
仕事で書籍のレイアウトをやる人ってすごいな、と思いましたよ。

>たかととさん
ご要望の件、おそらく来年には実現すると思いますよ。お楽しみに。

>ばーちぃさん
ぜひ感想を聞かせて下さいね。
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おめでとうございます (田野中)
2010-12-12 08:52:09
私が少年だった頃、平野克己さんの「クルマプラモデル学入門」という本があって、その本が今日に至るまで自動車趣味を続ける大きなきっかけとなりました。

北澤さんのこの本が自動車模型を趣味とする人のよきバイブルとなることと思います。

もちろん、私も買いますよ!!
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モチベーションUP! (nakata251)
2010-12-12 23:05:51
毎日当ブログをチェックさせていただいておりますが、この本を読んでテンションが上がったので、初めてコメントさせていただきます。

特に第4章の「出戻り悲壮製作記」が斬新(?)で面白かったです。
出戻りモデラーのあまりにドイヒーな製作過程に北澤さんがツッコミを入れていくという構成でした。ひどすぎるだろ、と思いつつも、自分もちょっと前までそうだったのかも‥と原点を思い出させてくれました。手抜きを考えたときに、今でも意外とやってしまいがちな失敗があったりして。
ネタバレになるので伏せ字にしますが、P140左下の「○○○を再現ということでいかがでしょうか。」というのには、そんな言い訳ないだろ!(笑)とツッコんで声を出して笑ってしまいました。

写真もきれいだし、全部を読んで、プラモ作りのモチベーションが上がりました。
作っている最中に迷ったら2章、3章を読み返していこうと思っています。フジミのエンスージャスト・シリーズ、手を出して見ようかな・・・。
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ありがとうございます! (kitazawa)
2010-12-13 10:25:45
>田野中さん
私は子供の頃、初心者向けのハウツー本には巡り会えなかったんですが、行きつけの模型店のオニイちゃんに親切に指導してもらって、塗装や接着の基礎を身につけました。
今はそういう人が身近にいない時代ですから、その代わりになれれば、と思ってます。

>nakata251さん
早速お買い上げいただき、ありがとうございます!
第4章は、みんな最初はこれでいいんです!という意味合いで作りました。「出戻り2号」氏の的確な(?)失敗の数々は、初心者には勇気を、ベテランには忘れていたドキドキワクワクを与えてくれるのではないかと思っています。
エンスーシリーズ、ぜひ挑戦してみて下さいね。
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おめでとうございます。 (ゆきかぜ)
2010-12-15 23:25:34
大変ご無沙汰しております。

おめでとうございます!

とても素晴らしい本を出版されたのですね。うちの近くの本屋にはまだ入荷していませんでしたが、見つけたら購入したいと思っています。

とても楽しみです。

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ありがとうございます! (kitazawa)
2010-12-16 10:55:58
>ゆきかぜさん
お久しぶりです。
版元があまり大きなところじゃないので、なかなか本屋さんの店頭では見つからないみたいで、ご迷惑をかけております。
一部の模型屋さんでも扱っているようですし、Amazonなどのネット書店にはあるようです。
ご覧になったら、ぜひご感想をお寄せください。
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Unknown (おくい)
2010-12-19 23:38:45
こんにちは、ボクも買いましたよ~
北澤さんはやはり“タダモノ”ではありませんでした(^^)
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