LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ホンダS800(10)

2010年11月11日 22時16分42秒 | モデルカー製作記
今回は外装の細かいパーツの塗装と取り付けです。

せっかくメーカーがキレイなメッキをかけてくれているのに、全部キッチンハイターに浸けて剥がしちゃうという、なんともバチアタリなヤリクチ。どーもすいません。
バンパーやライトリムなんかは、ちゃんと湯口がアンダーゲートになっていて、切り取った痕が外観部に出ないような気遣いもしてくれてるんですがね。

でも、メッキパーツってパーティングラインはそのままだし、バリもついたままだし、ヒケもあったりして。どーにもそのへんがイヤなんですよねー。
だったらいっそ全部剥がしちまおうというワケでして。昔はそんなの気にならなかったんだけどねえ。

メッキの剥離にはキッチンハイターを使ってますが、今回はその前にMr.薄め液に5分くらい浸けてます。これはメッキ表面のオーバーコートを剥がすため。
キラキラしたメッキの場合、表面にクリアーのオーバーコートがかかっている可能性が高いんです。これを落としておかないと、キッチンハイターに浸けてもまるで効き目が無い場合があるんです。
さらに、メッキを剥離したその下には、ツヤ出しのアンダーコートが吹いてあります。アメプラなんかだと、このアンダーコートも剥がさないと、サーフェイサーやブラックと喧嘩してシワがよったりするんですが、タミヤのアンダーコートは大丈夫でした。

小さいパーツは、メッキを落としてパーティングラインやバリを処理したら、直接ガイアのピュアブラックを吹いて、その上にメッキシルバーを吹きました。
一方、グリルやバンパーなどの大きめのパーツは、大事を取ってアンダーコートを落とすためにもう一度シンナーに浸けてから、800番のペーパーでパーティング処理とアシ付けをして、サーフェイサーを吹いて表面を整え、ピュアブラックを吹き、さらにクリアーを吹いてツヤを出し、それからメッキシルバーを吹きました。

実に煩雑な工程ですが、下地処理に手間をかければかけるほど、メッキ調塗料はその性能を発揮し易くなります。その甲斐あって、バンパーもグリルもかなりイイ感じにピカってます。
メッキ塗料はGSIクレオスのメッキシルバーです。フェンダートリムのクロームマスターとも色味が近く、お互いに違和感が無いし、吹く時に神経質なコツを要求しないので、使い易くて大好きなんですがねえ。絶版になっちゃったのはホント残念。
私はまだストック持ってるけど、いずれはスパッツスティックスあたりにスイッチしなくちゃならないでしょうね。




次回はライトレンズ類の取付けと、ルーフ関係の塗装など。いよいよ完成目前です。



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