LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXJRサルーン(24)

2009年02月16日 23時50分57秒 | モデルカー製作記
お待たせしました。ようやく完成しました!

普通、趣味の時間というのは週末にまとめて取るもんですが、私の場合は週末は仕事やらプライベートやらで色々と忙しくなる事が多いので、どちらかというと平日の夜とか早朝とかが趣味の時間に充てられます。
先週末もまさにそういうパターンで、完成直前まで来ていたジャガーは結局完成せず。土曜日の夜ははSEMの例会だったんですが、未完成で持ち込まざるを得なくなりました。

最後に取り付けたのはサイドミラー、ナンバープレート、そしてテールパイプ。
サイドミラーは根元の部分と筐体の下側に黒い部分があります。小さいですからシカトしちゃっても良いようなもんですが、ちゃんとマスキングして塗り分けました。こういう所って、妥協してゴマカすと後でやっぱり弄りたくなって、でも完成後に弄るのは無理があるので、そういう事をすると、だいたいロクな事にならないんですね。
メンドクセーなーとか思っても、やっぱりちゃんとやるべき時にやっておいた方が良いのです。さすがにこの歳になると、自分の性格の欠点は判ってくるもの。自分がどんな時にどんな失敗をやらかすかは、だいたい見当がつくってもんです。

ミラーの鏡面は例によってコンマ1ミリの洋白板です。目測で適当に切り出して(この適当という所がミソだ)、厚紙に両面テープで貼付けて、1500番と2000番のペーパーでシコシコ研ぎ、コンパウンドで磨いて、最後に腐食防止にプライマーをひと吹き。
最近、ミラーの鏡面の磨きがちょっとイイ加減になってきたような気がするので、今回は意識してキッチリ磨いてみました。人間どーしても楽でイイ加減な方に流されるんだな。イカンイカン。

ところで、完成したモデルを眺めていて、面白い事に気がつきました。
この車、ワイパーが左パークなんですよね。左ハンドルなのに。普通ワイパーって、使わない時にドライバーの視界を遮らないように、助手席側にパークするモンだと思いません? 実際、国産車はほぼ全てそうなってます。ジャガーは本国仕様が右ハンドルだから、左ハンでもそのままになってるのかと思っていたんですが…そうじゃないんですねコレが。
改めて調べてみたら、なんと右ハンドル仕様だとワイパーも右パークなのです。つまり意識的にドライバー側にワイパーをパークさせてるワケですよ。

で、ハタと気がついたのね。
走っていて雨がザーッと来た時、ワイパーが助手席側にパークしてると、最初のひと拭きでワイパーが水をドライバー側に全部持ってきちゃう。でもドライバー側にパークしてると、ひと拭き目ではワイパーはドライバー側から助手席側に水を運び去ってくれるわけです。戻ってくる時にはまた水を持ってきちゃうけど、その時にはひと拭き目であらかたの水が無くなっているから、問題ないんですね。
これ、ワイパーの機能を考える上で、別にどっちが正しいロジックで、どっちが間違ってる、という問題じゃないと思うんです。むしろ、考え方としてはどちらもアリだな、と。

X300だけじゃなく、歴代ジャガーには、ドライバー側にパークするワイパー、非常に多いですね。Eタイプや初代XJのシリーズ1/2もそうですし、トライアンフやMGにもけっこうあります。
一方ローバーはたいてい助手席側ですし、民族資本系ではないフォードやヴォグゾールはほぼ全てが助手席側パークです。
まあ、だから何?というハナシではありますが、なんかちょっと英国人の気質みたいなものが垣間見えてる気がしてね。モデルカー作りをきっかけに、こういう事を調べてみるのも面白いもんです。

あと、フロントビューとリアビューをお見せしてシメようと思います。





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