ジャガーＥタイプ（１）

先日のニューイヤー・ミーティングの会場で見たマルーンのＥタイプ。そりゃあもう綺麗でカッコ良くて、一目惚れでした。

この熱が冷めないうちに作らなくちゃ、ってことで、ＧＳＩクレオスのＥタイプ・ロードスターに取りかかりました。
ウラッコが余りにもヘビーなモデリングだったので、今回はサクッとキットなりに、なんてつもりだったんですが、キットを見ると、これがそうもいかないんですね。

Ｅタイプのボディは側面がクルンと内側に巻き込んでいて、春巻みたいな形をしています。これは当然イッパツでは金型から抜けないワケで、当然「クルン」の下半分、つまりサイドシルはシャシー側にくっついています。
これをそのまま組むと、ドア下のラインで側面に合わせ目が残ってしまう。実車は、エンジンフードとドア以外は合わせ目はなく、側面パネルは一体です。これはちょっと許せんでしょう。

じゃあどうするかと言うと、答は簡単。シャシーにくっついてるサイドシルを切り取ってボディ側に一体化するわけです。
シャシーの底の平らな部分が始まるアタリにＰカッターで筋を入れといて、レザーソーでザクザク切断。
このキットは「ローテク」の方なので、エンジンはありませんから、別体になってるエンジン・フードもくっつけちゃいます。
全物一体になると、Ｅタイプの流麗な姿態が出現！

接着面には裏からプラ板やプラ棒を接着。研ぎ出しの時にバリッといったりすると立ち直れませんから、しっかり補強しておきます。流し込み接着剤で溶着したので、乾燥器に入れて丸一日加熱し、貼り目の養生は明日以降に。