LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXKSS(2)

2009年12月25日 21時24分22秒 | モデルカー製作記
このキット、説明書はエンジンを作るところから始まってるんですが、まずボディからやる事にしました。
いつもは中身作ってからボディに行く事が多い私ですが、今回は別。XKSSは車体構造がちょいと特殊ですから。

普通のクルマのキットは、シャシーを組立ててインテリアを組立てて、その上からボディをカパッとかぶせて出来上がりですわね。でもコイツの場合は、ボディの下半分がそのまんまシャシーの一部。シャシー作ろうとすると必然的にボディの一部がくっついてきちゃう。
モノコック構造ってのがどういう事なのか、実によく判っちゃうキットですよ。

ってことで、まずはボディ関係のパーツをざっと仮組してみました。プロポーションは…案外大人しめな感じですね。リアフェンダーのボリュームとか、結構控えめ。でもスマートな感じで、悪くはないな、と。
まあXKSSもDタイプも間近で見たことなんか無いので、脳内に確定的なイメージが無いんですよ。カタチはこのままいきましょう。

で、合わせはというと、これがもうあっちこっちガタガタです。一見ちゃんとまとまってるように見えるのは、テープで無理やり引っ張ってるから。
でも、斜めに捩じれるように歪んでいるところはありませんでした。外プラ的にはこれってかなりラッキー!

フロントカウル、よりによって目ん玉と口の真ん中で割られてます。口裂け女状態。合わせ目も全然ピタッと合いません。
国産メーカーだったらスライド型使ってスパッと一体で抜くところでしょう。でも国産メーカーがXKSSを出すとは思えないので、いいのです。有るモノ使って幸せになろうよ。



お尻はわりと良さそうに見えますが…



テープを剥がすとこんな事になっちゃいます。古くなったズック状態。
リアエンドの下半分はシャシー側に繋がっているんですが、リアサスが取付けられるあたりのフレームがヒン曲がってるのです。とほほ。
それにそもそも、この分割のままだとリア・ホイールアーチの後側に実車には無い継ぎ目が出来ちゃいますよ。



そこで、合わせを妨害してるフレームの上カドのあたりでブッタ切っちゃいました。ここなら切っても外観に影響しない。
リアエンドの下半分をボディ側に接着して、古靴問題・継ぎ目問題は一気に解決。わはははははは。



以前Eタイプを作った時は、サイドシルもシャシーから切り離してボディ側にくっつけましたが、XKSSの場合はドア下端の高さでズバッと継ぎ目が通ってるので、その必要は無いのです。

これでボディはすんなりOK? んなワケ無いんだな。まだまだ問題山積なんですよ。わはははは。


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2 コメント

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始まりましたね (ミゾロギ)
2009-12-26 09:31:37
いやー楽しみです。このキット、模型屋では良く見かけましたが、XKSSって言うところがなんとも残念で買わなかったんです。
でも今となっては貴重なフルディテールですから、じっくりと見させていただきます。
エレールのEタイプもボンネットを閉めるのに苦労しましたよ。
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始まりました! (kitazawa)
2009-12-28 00:08:53
この手のフロント全体がガバッと開くボディって、英国車に多いですよね。また開けた時の景色がカッコ良いんですよね。
それだけに、ちゃんと開いて閉じるように作りたいと思ってますが、どうなりますことやら。
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