LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シボレー・コルベットC1(6)

2015年01月07日 19時18分56秒 | モデルカー製作記
 プロバンス・ムラージュのコルベット、ついにカラー塗装です。

 ↑でもその前にちょいとひと工夫。今回は明るいメタリックカラーで塗装するので、下地にザラつきがあると銀の粒子がそれを反映しちゃいますから、対策が必要です。こういう場合はサフの表面を研ぐというのが一般的なやり方ですが、私はいつも、もっと簡単に済ませてます。



 ↑サーフェイサーの上に一度たっぷりとクリアーを吹いて、表面を滑らかにしておくんですね。これをやっとけばサフを研ぐ必要はほとんどありません。



 で、いよいよ本塗り。意表を突いて(?)こういう色になりました↑
 C1初期型のボディカラーといえば、白が定番って感じがありますよね。実際、初年度の53年には白しかなかったのですが、54年には赤・黒・メタ青が追加され、55年にはカッパーとゴールドも加わりました。
 このキットはデカールの使い分けで53・54・55各年式が作れるので、カラーの選択肢は6色あるわけですが、私は青メタ・フェチなので、最初からそれでいこうと決めていました。青メタのC1ってミニカーでもあんまり無いでしょ。実車も300台ちょいしか作られなかったそうで、レアカラーなんですね。
 でもネットで画像検索すると、青いコルベットはけっこう出てきます。レアなのであちらではかえって人気があるらしい。



 ↑純正色ペナントブルー、ちょっと緑成分が入ってるように見える、明るいメタリックです。Mr.カラーだと57番の青竹色が一番近そうなので、これをベースに調色しました。
 そのままだと緑成分が強すぎるので、76番メタリックブルーを混ぜ、さらに8番シルバーも少々足しました。これで色味としてはかなり近くなりましたが、ちょっと白っぽい気がしたので、色の源シアンをチョイ足しました。いつもながら行き当たりバッタリな調色…比率はテキトーにやってるので数値には出来ません。
 メタリックブルーがガサつかないように、塗膜表面をウェットに保ちながら吹付けました。写真はクリアーを1回吹いて落ち着かせたところ。微かに緑っぽいハイライトが出ていて、なかなかイイ感じです。



 3時間ほど乾燥機で温めてクリアーを乾かしてから、デカールを貼りました。フロントの丸いエンブレムと、サイドのロゴ。
 なにしろ古いキットなので、デカールが生きてるか心配だったんですが、案の定、水に浸けても糊がビクともしない(笑)こりゃダメかなーとも思ったんですが、フィルムは割れてないっぽかったので、濡らしたまま30分ほど放置しておいたら、なんとか浮き上がってくれました。
 当然、糊も弱くなってるだろうってことで、マークセッターを一滴垂らして貼ったんですが、サイドの「Chevrolet」は実はちょっと白浮きしてます。



↑デカールを貼ってから一晩おいて、クリアーコート。いつも通り、1時間おきに4回吹いています。サイドのシボレーのロゴは、クリアーを吹き重ねて行くうちに白浮きが消えてきれいに馴染みました。デカールが少し溶けて密着したんですね。小さいデカールはこういうことが時々あります。ラッキーでした。



↑表面はかなり滑らかに塗り上がったので、中研ぎはかなり楽に出来そうです。



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