キタジマ式酵素健康法

食べ物だけで如何にして生涯を健康で生きていくかを検証する。

崩壊寸前の現代医学と皆保険

2015年11月03日 00時17分01秒 | 健康管理

首都圏の医療が崩壊の危機 医師不足深刻で中東並み
解消と逆行する厚労省の詭弁

 東京の医療が崩壊の瀬戸際にあるという実態を紹介したところ、多くの知人から連絡をもらった。
「日本医科大学のような名門私大が経営危機なんて本当か。どこも報じていないし、
にわかには信じられない。厚労省や東京都はどう考えているのだ」という主旨が多かった。
残念ながら本当だ。日本医大が公表している財務諸表を見れば、一目瞭然だ。
2014年度、売上高利益率はマイナス19.4%の赤字だし、
流動比率は69.5%である。通常は120%以上あるのが望ましいとされている。
流動比率は、負債の返済能力を見る指標のひとつだ。
 
ただ、首都圏の医科大学で経営が悪いのは、日本医大だけではない。
聖マリアンナ医科大学や、北里大学も直近の財務諸表を見る限り赤字だし、
今後補助金が削減され患者数も減少すると予想されている
東京女子医科大学も深刻だ。

 もっとも、このような問題はまだ解決策がある。
日本の財政状況を鑑みれば、診療報酬の削減は避けられないとしても、
混合診療禁止などの規制を緩和、すればいいからだ。

一時的に混乱するだろうが、やがて新たな高付加価値の医療サービスが開発されるだろう。
重粒子線治療や遺伝子診断などの先進医療以外にも、

深夜診療や
会員サービスなどの
プロセス・イノベーションが進む可能性が高い。

東京には富裕層が多く、このようなサービスを喜んで「購入」し、医科大学に「利益」をもたらすだろう。

●医師不足
意外かもしれないが、首都圏に医師は多くない(図1)。
人口10万人あたりの地方別医師数は首都圏(以下、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を指す)
230人に対し、四国278人、九州北部287人だ。
実に2割以上の差がある。

 東京都以外の首都圏の医師不足が極めて深刻であるということも可能だ。
人口10万人当たりの医師数は東京都314人に対し、
埼玉県155人、
千葉県179人、
神奈川県202人。
首都圏の問題は、東京の医療機関が極度に遍在していること
 江戸川区や足立区などの東部、多摩地区など西部の医師数は中東並みだ。

つまり、
東京に隣接する他府県の人たちが、東京の医療機関を受診する際には、
東京中心まで通わなければならないことになる。
慢性疾患や要介護状態の患者が継続的に通うのは困難だ。
さらに問題なのは、東京近郊に大量の団塊世代、団塊ジュニアが住んでいることだ。
これから2050年にかけて、彼らが次々と高齢化していく。

 一方、医師も高齢化する。
国民は高齢化するほど病気に罹りやすくなるが、
医師は高齢化するほど働けなくなる。
現在、医師数は着実に増えているが、多くは高齢医師だ。

 これからの我が国では、
高齢医師が高齢者を診察する「老々医療」の世界になる。
舛添氏は厚労大臣当時、今後10年間で医学部定員を5割増やすことを打ち出していた。つまり、
医学部定員数が1万2000人になるまで、毎年400名ずつ定員を増やすことを目指そうとした。
09年に与党となった民主党も、このことをマニフェストに明記し、舛添氏の方針を踏襲しようとした。

 さら9月13日付日本経済新聞は一面トップで「医学部の定員削減、政府検討 医療費膨張防ぐ」
と報じたが、厚労省は20年から医学部定員を削減しようとしているという。
 
首都圏の医師不足を緩和させるには、全国一律に医学部定員を増員することではなく、首都圏での養成数を増やすことだ。
現在、成田市に医学部を新設することが議論されているが、これを含めても人口197万人に1つ。これだけでは効果は限定的だ。

●想定される事態
首都圏の医師不足は、どうなっていくのだろう。 
東京圏の75歳人口千人あたりの医師数の推移だ。
60歳未満と75歳未満の医師についてシミュレーションした。

 一目見てわかるが、首都圏のすべての県で医師不足は悪化する。団塊世代が亡くなる
35年頃に一時的に状況は改善するが、その後団塊ジュニア世代が高齢化するため、再び医療ニーズは高まる。
多くの県で50年の75歳人口千人あたりの60歳未満の医師数は、現在の3分の2程度になる。
その頃の東京の医師不足の状況は、10年当時の千葉県や埼玉県とほぼ同じである。
両県では医師不足によって病院が閉院し、救急車のたらい回しが社会問題化している。

 50年、首都圏の医師不足は深刻で、東京都ですら満足な治療を受けることができなくなる可能性が高い。

 さてこの問題をどう解決すればいいのだろう。国に任せておけないことは明白である。
ならば健康長寿で病院も医者も不要の生き方を国民一人一人がすれば良い。
そうしなければ医療費だけで国は必然的に崩壊してしまう。
医者や薬に頼らず
健康長寿を願うなら、最も安全で楽な体内毒素排泄酵素断食を年一回7日間行う習慣を身に付け、
納めている健康保険を適用して負担を軽くする政策を採れば国は黒字に転換し、
真の世界の長寿国が出来上がるのは間違いないだろう。

化学医療に任せるのは時代遅れ、
健康保険なのだから次元を勧め健康維持に使えるようにし
不注意で病気になれば自己責任で治療は自費にすることではなかろうか。