キタジマ式酵素健康法

食べ物だけで如何にして生涯を健康で生きていくかを検証する。

認知症のアルツハイマー型、予防するには

2013年11月02日 00時00分59秒 | 食事療法
認知症のアルツハイマー型、生活習慣病と関連…予防するには
2013年10月31日(木)08:08
年々増え続けている認知症は患者本人がつらいだけでなく、介護者の負担も大きい疾患だ。認知症の中でも患者の多いアルツハイマー型は、これまで原因不明で予防が難しいとされていたが、最近の研究で生活習慣病との関連が明らかになってきた。乳製品や大豆製品、野菜を多く食べることで発症リスクを低下させることも分かっており、認知症予防のためにも自身の食事パターンを見直してはどうだろう。(平沢裕子)
 ◆背景に糖尿病?
 厚生労働省の調査では、65歳以上の15%、約460万人が認知症と推計されている。認知症には、血管が詰まって起こる脳血管性と、何らかの原因で脳が萎縮して起こるアルツハイマー型などがある。
 このうち、脳血管性認知症は脳梗塞や動脈硬化が原因となって起こることから、以前から生活習慣病との関連が指摘されていた。一方、この20年で患者が急増し、高齢者の認知症の大半を占めるようになったアルツハイマー型と生活習慣病の関連が明らかになってきたのは最近のことだ。
 福岡県久山町の住民を対象に行われている疫学調査の「久山町研究」でも、生活習慣病と認知症の関連が判明している。
 30年以上前から同研究に携わっている九州大大学院の清原裕教授は「久山町の60歳以上の高齢者の追跡調査で、糖尿病が脳血管性とアルツハイマー型の両方の危険因子であり、特にアルツハイマー型との関連が強い傾向にあることがわかった。この10年の認知症の急増は、糖尿病の蔓延(まんえん)が要因である可能性が高い」と指摘する。
 糖尿病がアルツハイマー型認知症と関係があるのは、血糖を下げるインスリンがアルツハイマー型の原因物質であるβアミロイドタンパクの分解能力と関係するためだ。βアミロイドタンパクの蓄積が促進されるとアルツハイマー型認知症が進行するが、βアミロイドタンパクの蓄積は糖尿病となった場合だけでなく、糖尿病予備軍に多い高インスリン血症(インスリンが過剰に働く状態)でも促進される。
 ◆高齢者に乳和食
 久山町の追跡調査では、運動や食事が認知症の発症に与える影響についても検討している。それによると、運動は全認知症の発症リスクを2割、アルツハイマー型では4割、それぞれ低下させる。食事では、牛乳・乳製品や大豆製品・豆腐、野菜などを多く食べ、ご飯や酒類が少ない食事パターンが脳血管性とアルツハイマー型の両方の認知症の発症リスクを4、5割低下させた。
 中でも牛乳・乳製品については、摂取すればするほど発症リスクを低下させる傾向にあった。これについては、乳中に含まれるマグネシウムなどの栄養素がインスリン抵抗性を改善することから、それが糖尿病を改善し、結果として認知症の予防につながっているとみられている。
 清原教授は「認知症予防には、適度な運動をして、いろいろな食品を取ることが大事ということ。特に高齢者には和食に牛乳・乳製品を加えた食事パターンがおすすめだ」と話している。
 ■「糖尿病に将来の認知症の可能性」 リスク説明は4割
 糖尿病が将来、慢性腎不全や失明のリスクとなることはよく知られているが、認知症のリスクでもあることはまだあまり認識されていないのが現状だ。「生活習慣病の患者調査」(武田薬品調べ)によると、認知症となるリスクを患者に説明していた医師は約4割。一方、医師から糖尿病が認知症のリスクであると説明されたことを覚えていた患者は5%にとどまっている。
 海外の調査では、高血圧や喫煙など危険因子が増えるほど認知症の発症リスクが高いことがわかっている。認知症は発症してからでは治療が難しく、介護する家族の負担も大きい。発症前の30、40代の生活習慣病をいかに減らすかが今後の課題といえる。

衛生的な都市化がリスク?アルツハイマーは先進国病か 2013年10月23日(水)09:00
 衛生的な高所得国という環境はアルツハイマー病(AD)の発症リスクになる──。先月、英国の公衆衛生学専門誌にこんな研究報告が載った。ケンブリッジ大学の研究から。
 現在、世界では7秒に1人の割合で認知症患者が増加している。その主要因はADで、認知症全体の40~60%を占める。研究者らは、極端に清潔な環境がある種の疾病を誘発するという仮説の一環でADに着目。アレルギーや自己免疫疾患と同じく、AD発症にも清潔な環境が関連するとして、世界192カ国で細菌やバクテリアなど微生物への暴露状況とAD発症との関連を調べた。
 その結果、所得が高く都市部が発達し、衛生状態がよい国では、ADの有病率が有意に高いことが判明したのだ。
 例えば、全国民が清潔な水を利用できる英国やフランスは、半分にも満たないケニアやカンボジアに比べ、AD有病率が9%高い。また、感染症が少ない国──スイスやアイスランドでは、感染症が多い中国やガーナより12%もAD有病率が高かった。
 AD発症と強く関連するのは、上下水道など衛生設備、感染症、都市化のレベル。一つでもAD増加につながるが、これらの要因が重なると相乗効果で最大42.5%もの違いが生じるという。
 衛生環境とAD発症との関連について研究者は、「土や動物を通じた微生物への暴露が減り免疫への刺激が失われた結果、免疫活性が弱まって免疫の尖兵である“T細胞”を十分に作り出せなくなる。このT細胞の欠損は、AD患者の脳でよく見られる炎症反応と強く関連する」としている。また、これ以前の研究では、同じ国でも地方より都市部でAD有病率が高いことが示されている。さしずめ東京なぞはAD発症の温床、ということになるのだろう。
 衛生的な環境や都市化がイコールAD発症リスクというのは短絡的に過ぎるが、免疫系の異常に限らず、運動不足や暴飲暴食など先進国の環境にはAD誘因が多いことは確か。時には額に汗して畑作り、なんて生活をするとAD予防につながるかもしれない。
(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

私の検証
生活習慣をどうするのかが不鮮明でありその根拠も正義ではない事項が多く感じられます。
牛乳が予防になるなんて、ただの統計から判断したもので真に受けると危険です。
副食の種類も繊維質が多く語られていますが陰陽の哲学はゼロですから更なる分析が必要です。

「衛生的な都市化がリスク?アルツハイマーは先進国病か」これは面白い見方で当を得ているかもしれません。
これは何を意味しているかといえば、醗酵食品をを多く摂れば良いと言うことでしょう。
定期的な、酵素断食と酵素飲用は、いきなり体内に微生物を摂りいれる行為ですから「はぎのさと」の合宿は免疫力が高まるはずです。
いろいろのライセンスある方が何かと研究されていますが、だいたい統計学的見解が多く根拠が甘いと思います。このような理論仮説をいきなり信じては危険ですから宇宙の秩序法則という「魔法のメガネ」をかけて判断の物指しとして下さい。