北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
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乳がんホルモン治療中。

暗愁

2017年01月13日 | アート
しもやけになりました。

普通に生活していて、しもやけになりました。

子どもの頃、スケート授業などで、よくしもやけになりましたが

普通に生活していてしもやけになったのは初めてかもしれません



最近、めちゃくちゃ寒いのです。

今日の生田原町-25.6度、陸別町ー28.7度ですって。

ここも-22度。

最高気温も、もちろん氷点下。


主人は冬でもちょっと外に出るくらいなら半袖で出ちゃうくらい寒さに強い人です。

スキーが好きで、どんなに寒くてもナイタースキーに行っちゃう。

寒がりの私には信じられないくらい寒さに強い人です。

その主人が昨夜、「寒いなあ」と言ったのです

なので、やっぱり相当寒いですね。



寒さに弱い私は、どうしても閉じこもりがちになります。

閉じこもっているとたまに、意味もなく不安に襲われることがあります。



もう10年以上前、五木寛之さんの講演を聴く機会がありました。

飛行機で夕方の北海道東部、小さな空港に降りたち、広大な大自然に身を置くと

何とも言えない寂しさと心細さと不安に襲われたと、話し始めました。

そのような状態を「暗愁」と言うそうです。

もう、死語になってしまった「暗愁」という言葉ですが

遠い昔から人の心にはそう感じるものがあり

人はその気持ちを否定せず見つめ抱えて生きてきたと、そんなお話だったと記憶しています。

それが近代、明るいことは良いことで、暗いは悪と扱われることが多くなり

「暗愁」という言葉自体使われなくなった。

使われなくなったけれど、その感情は人の心から無くなってはいないから

不安に襲われたとき、人は路頭に迷ってしまうのではないか。

心が雪の積もった枝のようにしなった状態が暗愁。

しなった枝はいつか、雪を払って真っすぐ伸びる。

そんなお話だったような。

ああ、もっとちゃんと聞いておけば良かったなあ。



なんだか五木寛之さんの本が読みたくなってきました。

最近読みたい本がいっぱいで困ります。

でも、幸せです


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