北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
愛犬メイは2022年10月空へ旅立ちました🌈
乳がんホルモン治療中。

良かったこと悪かったこと

2016年11月20日 | 不登校
「反省させると犯罪者になります」を読んでいて思い出したことを。



長男は小学生の頃、家で本ばかり読んでいる

とてもとても大人しい子どもでした。

それでも小学校高学年になると外で友達と遊ぶようになりました。

おとなしいのは変わらなかったので、いじめられないかとても心配でした。

心配して悩んだ末に私は

「危ないと思ったら逃げろ」と言い聞かせました。

担任の先生に話したら「そんなことを教える親はあまり居ませんね」と笑われましたが

この本を読んで、逃げることを教えることも大切だなと思いました。

苦肉の策の「逃げろ」という教えでしたが

「決して逃げるな」としつけるより良かったのかなと思いました。

その後、だんだん活発になったので、その教えも自然消滅して

本人は覚えているかどうかわかりません(笑)


次男は小さなころから、物おじしない活発な子でした。

元気で言いたいことも言えるし、誰にでも声をかけられる、

友達もたくさんいるし、気遣いもできる子だったので

あまり心配せずに小学校5年生まで過ごしました。

言いたいことを言うので時に、長男に比べて少しわがままに感じました。

甘やかしてはいけないと有無を言わせず正論で叱った覚えがあります。

不登校になる少し前、泣きやすくなった次男に「男のくせにメソメソするな」と言っていました。

「しっかりしたしつけ」という自分の思い込みがそんな言葉を言わせたわけです。

でもその時の私に、「思い込みでそんな言葉を子どもに浴びせて悪い!反省しろ!」

と言われても、心底反省なんて絶対できません。

「こんな弱い子では厳しい世の中渡っていけない、もっとしっかりしつけないと。」と思っていたでしょう。

実はそんな何気ないしつけから犯罪者にしてしまう事も少なくないと、この本で知りました。

危なかったかもしれません。

その後、次男は不登校になり、私たちは七転八倒した末に

やっと子どもと向き合い、子どもの気持ちをゆっくり聴けるようにもなりました。

今なら「しっかりしたしつけ」という自分の思い込みで

子育てしようとしていた自分を心底反省できます。

次男よ、ほんとうに申し訳なかったね。ごめん。

私が今思い出せる事はそのくらいなのですが

きっともっと沢山の失敗言葉を思い込みの「しつけ」から言っていたように思います。

わが家の子育ては不登校によって転機を迎え、救われました。


もし不登校で悩んでいる方がいたら

そのピンチはチャンスかもしれません。

まずは不登校の親の会とつながるのはどうでしょう。

経験者ではないと理解してもらえない事を共感してもらえます。

そして、時間はかかるかもしれませんが、

目から鱗がボロボロ落ちて、きっと明るい未来が見えてきます。







コメント
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