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(新)漕ぐ、歩く、走る、我がボート人生徒然草

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学生時代の漕艇部活動を、停年退職後に再度始めた、その日々の記録

時代に合った海外旅行

2020-04-05 14:20:23 | 日記
 近所のスーパーも行くのは控える、外食も止める、まして海外旅行などとんでもないが, 最近の日常である。家に籠り、自然と本を読む時間が増える。戸田コースの桜並木は満開だろうな、などと思いながら読書の日々である。読書しながら海外旅行する、した気になる、一石二鳥もありうると思い実行した。本に示された地名を、グーグルアースで辿る方法である。これが意外と面白い、現地でショッピングでもしてる気になれる。
《我が家の裏の古びた煉瓦塀の上で、何かがアベンチュリンガラスのような赤銅色にきらめいた。私はムラーノ島を連想した。リオ・デイ・ヴェトライ運河沿いに並ぶ、赤いタイル屋根とパステルカラーの漆喰塗りの外壁が美しい、昔ながらのガラス工房。燃えさかる溶解炉でガラス種を溶かし、吹き竿の先端に巻き取って、マーバー台の上で整形する名工(マエストル)たち。私はアガベシロップを入れたエスプレッソコーヒーのカップを二つ、中身をこぼさないように気をつけて運んだ。
 その名のとおり水晶のように無色透明なクリスタッロを使い、手吹きでシンプルな形に整えられたカップの、繊細な弧を描く持ち手に触れると、ムラーノ島でこれと巡り合った幸福な思い出が蘇る。・・・》
 売れっ子推理小説作家パトリシア・コーンウェルの『標的 上』(講談社文庫、2015)の冒頭分である。ムラーノ島とは、リオ・デイ・ヴェトライ運河とは、どこだろうと早速グーグルアースで検索する。上記画像は、検索に出たリオ・デイ・ヴェトライ運河沿いの風景であるが、ガラス工房店などの店名も多少載っている。ついでにコーンウエルさんの画像も載せるが、なかなかの美人だ。コーンウエルさんが当地を訪れカップ購入した店はどこか不明だが、小生も立ち寄ってマグカップでも買いたくなる。遥かなるムラーノ島ちゅう感じだが、対岸のヴェニチアも最近の海水面上昇で、水没の恐れもあり、大変のようだ。更に北方のロンバルジア地方方面も、新型コロナによるオーバーシュート発生で一帯が封鎖のところも多く、こっちも大変だろう。東京や埼玉もオーバーシュート発生直前の状況で、外出不可で読書できるんもいいが、やはり遥かなる戸田コース、戸田でボート漕げる日が待ち遠しい。
 



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