本年初ブログ更新ですが、去る1月31日(木)の土方展示会参加記を、載せます。この日は、昼までは戸田コースでの桐友会実練に精を出したのち、会員は渋谷に出て南青山の展示会場に向った。土方展示会とは、故土方俊彦先生の遺徳を偲んで、都立八潮高校の教え子達が中心となり、土方先生の遺した書画彫刻等を展示したものです。

会場では土方先生の奥さんを中心に、土方先生の思い出話に花が咲きました。言われてみて気が付いたが、先生は英語学・英文学科出身の英語教師なのに、英語や横文字の作品は一つもなく、全て和漢籍ものというか、書画大作や寺山修司等有名詩人の作品を、墨跡で表明したものばかりでした。英語が嫌いで、退職後はもちろん現役時代も、家では英語の辞書など開いたことはな一度もかったそうです。八潮OB談では、英語授業でも、生徒がボートの話しをとせがむと喜んで話だし、英語の授業などあまり受けた記憶なかったそうです。”賢治先生の授業を一度でも受けたかった”というのは有名なフレーズとなってるが、我々も、土方先生の授業を一度でも受けてみたかったという思いです。


展示会場の近くに、高橋是清記念公園があった。ここは、ダルマ宰相として有名な高橋是清の邸宅跡地で、邸宅は現在ソックリ八王子の公園に移築されて保存され、邸地跡地だけが公園になってる。高橋是清邸が当時のまま保存されてる事は、昭和史研究者でも意外と知らない者が多く、小生も今回の散策で初めて知った次第です。226が今年も近づいたが、丁度83年前の1936年2月26日の早朝、テロ部隊が本邸を襲撃し、ここが惨劇の現場となってしまった。部隊が玄関を突破し、2階の廊下へ駆け上がり、寝室へ休んでたダルマ宰相へ問答無用と襲いかかったとき、我が国の戦争を回避し平和的路線での国作りも、終止符打たれフアシズムへ向け一直線であった。

