6月8日にブログ更新して以来長期中断でしたが、今夏の猛暑襲来で、7月5日の桐友会活動を境に長期夏休みを余儀なくされた。暑さも峠越したということで、ようやく9月13日に活動再開し、その後9/20,10/11,10/18,10/31と順調に活動を継続し、11月15日(木)が最新の活動となった。この15日のクルーは、C松岡・S藤波・3大木・2橋爪・B小泉であったが、この日の状況は、実練の成果が出てきたというか、大分艇速が伸びるようになったことである。ブレード・ワークが揃うようになったというか、キャッチングのタイミングが完全とまでいかなくともほぼ一致することで、艇速に弾みがついたためである。ブレード・ワークにしろキャッチングにしろ、漕ぎ手が完全に揃えることはなかなか難しいが、ここ数回の実練で整調担当してる藤波君の工夫が、艇速に影響してる。その工夫とは、ハンザウエー(hands away)の桐友会クルーへの応用というか、適用である。前回ブログで、フアイナル・ホイップとハンザウエーの重要性に言及したが、キャッチからフイニッシュまでオールを引くとき、次第にハンドルを下に引き下げるモーションが、どうしても起こりやすい。これをブレード・ワークから見れば、引き終わりに向って次第にブレードが浅くなるという事である。つまり、一旦捉えた水のかたまりを、ブレードを上方に滑らすことで、逃してしまう。これへの対策で、
フアイナル・ホイップを意識的に強調することで、水のかたまりを最後まで捉えきれるわけである。こうした、水を最後まで押し切るブレード・ワークを、漕ぎ手がタイミングよく全て揃えて行えば、艇速は加速されるが、ここでハンザウエーが意味もってうる。藤波整調は、この秋にペンタ・クラブのエイトに試乗の機会があり、その際口を酸っぱくしてハンザウエーを意識的に行えと、叩き込まれたらしい。力強いブレード・ワークで、最後まで水を捉えきれば、フイニッシュでブレードは無理な操作しなくとも自然に抜けるが、このブレードが抜ける瞬間から次の動作に向けた動きがハンザウエー(あるいはリリース・ハンザウエー)である。このオールの動きにして僅か数センチのハンザウエーであるが、継続してどこまで手を前に伸ばすかは、各団体・大学・クラブに特有の漕法となって表われるが、藤波整調は手を伸ばす位置やタイミングを適宜変化させ、あるいは工夫している。これが漕ぎ手全員に影響与え、整調に合わせることで、結果としてブレード・ワークが綺麗に揃うようになったことである。
15日は、反省会を国道17号際の<くにや蕎麦店>でもった。半世紀以上も前と変わらない風情の店で、かっての看板娘が今は女将として店を切り盛りしており、こうした店が繁盛してることは、オールド・ボートマンとしては実に嬉しい。ボートの隆盛とともに歩んできた店であることは、入口上部に掲げられた円陣状の各大学・団体・クラブのブレード・マスコットからも推察できる。画像を3葉掲げるが、上から、水藻除去に機械化部隊を動員してる最近の戸田コースの状況、くにや蕎麦店の正面入り口、桐友会反省会状況です。
タイトルに、”プロ棋士と対局”とあるのは、所属する日本将棋連盟桶川支部で例年プロ棋士を招いて指導をお願いしてるが、11月11日(日)に佐藤和俊六段が我が支部に来てくれた。佐藤棋士はC2級に所属する現役棋士であるが、なかなか多彩な趣味の持ち主で、ピアノ演奏は玄人はだし、学生時代陸上部で鍛えた脚力は、ベストタイム百米11秒10とか、なかなかである。画像は多面指しで、小生が佐藤棋士と対局してる場面だが、巧く指せば小生に勝ちがあった一局だったが、僅かなミスを突かれてしまった一局であった。



