金魚の「りん」が死んでしまった。
去年の夏に、こども祭りでキリカがすくい、
初めて家で飼う事になった金魚。
それから、金魚屋さんで気に入ったのを一匹ずつ買って、
四匹に増え、にぎやかになった。
元気だったのだが、突然の死だった。
子供に死んでいるところを見せたくないと、
見つかる前に処分した話を聞いていたが、
私は、何だか不自然な気がしていたので、
キリカに伝えた。
もう…予想外の号泣。
見ているこちらまで、胸が苦しくなった。
(夫がいてて良かった…)
キリカは、土に埋めると言ったが、
魚やから水がある方が、いいで…と川に流す事に。
夫に抱き付き、なかなか泣きやまないキリカ。
私が「川は、海につながってるから、りんは海まで泳いで行くかもね」と言うと、
「食べられちゃうやんか」と言った。
夫が、体は死んでも魂は天国に行ける話をして、
納得していた。
どれ位、夫に抱かれて泣いていただろうか。
やっと、川へ行く気持ちになり、私の所に来た。
コップに入れて、ホイルを被せていたのだが、
最後のお別れをしたいと言うので見せた。
水の中で、力なく浮かんでいる、りん。
変わり果てた姿、にショックだったのだろう。
大きな声で、泣きながら「ばいばい…」と手を振った。
そして、心の底からふり絞るような声で、
「最後にキリカの力あげる」
と繰り返し、
「元気に天国行ってな」
と言った。
夫と二人で川に流しに行った帰り道、
「なんで、こんなに悲しいんやろ」
と言ったそうだ。
そして、寝る時には、
「四匹も、金魚飼うんじゃなかった」とつぶやいた。
そう、生き物を飼うということは、
いつか死に立会うということ。
帰って来てから、キリカが書いた、りんの絵。
四匹が楽しそうに泳いでる。
小さな丸は、泡ではなく、エサだそうだ。
元気に生きていた、りんを描きたかったのだろう。
子供が悲しむ姿なんて、誰も見たくはないだろうが、
私は、キリカの心に、また一つできたヒダを感じだ。
去年の夏に、こども祭りでキリカがすくい、
初めて家で飼う事になった金魚。
それから、金魚屋さんで気に入ったのを一匹ずつ買って、
四匹に増え、にぎやかになった。
元気だったのだが、突然の死だった。
子供に死んでいるところを見せたくないと、
見つかる前に処分した話を聞いていたが、
私は、何だか不自然な気がしていたので、
キリカに伝えた。
もう…予想外の号泣。
見ているこちらまで、胸が苦しくなった。
(夫がいてて良かった…)
キリカは、土に埋めると言ったが、
魚やから水がある方が、いいで…と川に流す事に。
夫に抱き付き、なかなか泣きやまないキリカ。
私が「川は、海につながってるから、りんは海まで泳いで行くかもね」と言うと、
「食べられちゃうやんか」と言った。
夫が、体は死んでも魂は天国に行ける話をして、
納得していた。
どれ位、夫に抱かれて泣いていただろうか。
やっと、川へ行く気持ちになり、私の所に来た。
コップに入れて、ホイルを被せていたのだが、
最後のお別れをしたいと言うので見せた。
水の中で、力なく浮かんでいる、りん。
変わり果てた姿、にショックだったのだろう。
大きな声で、泣きながら「ばいばい…」と手を振った。
そして、心の底からふり絞るような声で、
「最後にキリカの力あげる」
と繰り返し、
「元気に天国行ってな」
と言った。
夫と二人で川に流しに行った帰り道、
「なんで、こんなに悲しいんやろ」
と言ったそうだ。
そして、寝る時には、
「四匹も、金魚飼うんじゃなかった」とつぶやいた。
そう、生き物を飼うということは、
いつか死に立会うということ。
帰って来てから、キリカが書いた、りんの絵。
四匹が楽しそうに泳いでる。
小さな丸は、泡ではなく、エサだそうだ。
元気に生きていた、りんを描きたかったのだろう。
子供が悲しむ姿なんて、誰も見たくはないだろうが、
私は、キリカの心に、また一つできたヒダを感じだ。
「魚を飼ってあげたい」と言いました(笑)
猫か犬を飼いたいところですが住宅事情が許しませんから。
やはり生き物を飼う経験はさせてやりたいですね。
>「なんで、こんなに悲しいんやろ」
とても大切な経験でしたね。
大人になってもずっと忘れないでいて欲しい気持ちです。
ウチの場合、夫も私も生き物が苦手なんです。
ですから、キリカが金魚を家で飼いたいというのも、
何とか阻止(笑)してきたのですが・・・
まぁ、金魚くらいなら何とかなるか、と軽い気持ちでした。
(夫は、なるべく目を合わせないようにしてましたが・・)
>とても大切な経験でしたね。
そうですね。
ここまで、悲しむとは思ってませんでしたが。
キリカに、
「淋しい気持ちは、どうしたらいいの?」
と、聞かれたんですよ。
答えられませんでした。
と、質問の形を変えて、
「淋しい気持ちは、りんに伝わるの?」と聞きました。
伝わると思うというコトと、
りんも喜ぶと思うコトを伝えたら、満足そうでしたね。
「今度の遠足の時に川を通るから、手を合わせて拝むねん」
と、言ってましたが・・・
「人は涙の数だけ優しくなれる」と言ったのは金八先生だったでしょうか?最近は「誉めて育てる」みたいな事が流行っていてボクもなるべく誉めるところは誉めるようにしてますが、悲しい気持ち、淋しい気持ち、辛い気持ちが人を大きくするんだと思うんです。
そうですよね・・
そして、強くもなれる気がします。
様々な気持ちに心を動かして、
人生をたっぷり楽しめる、人になってほしいです。