何ができるか

東北関東大震災で被災された皆さま，
謹んでお見舞い申し上げます。

テレビの映像，新聞の記事を見ると
いたたまれない気持ちになります。
しかし，17年前の阪神淡路大震災の時もそうでしたが，
ボランティアに行くこともなく，
毎日が過ぎています。

周りでは，
まとめ買いに走ったために，店から食料品がなくなっています。
乾電池，カセットコンロ，ペットボトルの水などもない状態です。
何もできないからこそ，
これは何とかならないかと思う次第です。

先の大震災の時，
私にとってできることは何かと考えた。

2ヶ月後に生まれる長女を身ごもった奥様をおいて
ボランティアなどできるわけでもなく，
私は，私のできることを考えた。
それは，仕事をすることです。

運良く中学生を教えている環境でしたので，
しかも理科でしたので，
地震の学習内容をもう一度考えました。
今まで本気にこの単元をやっていなかったように思えたからです。

4月からの新しい年度では，
実際に淡路島や根尾谷などへ赴き断層を見てきました。
そして，11月に授業を行いました。
このときの授業を元にして論文を書きました。
全国教研にも行きました。
雑誌にも載りました。
私の実践を使って，
他の方が他の場所で追試の授業実践もしてくれました。
地学教育学会の地学教育に論文が載りました。
こんなことしかできなかったのですが，
一番，私らしい貢献だと思っています。

さて，今回はどうしましょう。
今はじっと考えています。