きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

床を剥ぐ

2015年05月01日 | 鎌倉長谷ゆ邸
鎌倉長谷ゆ邸にて。

畳の間の古い荒床を剥がし、
下地の仕込みに入りました。

一部傷んではいるものの、
概ね再び使えそうです。

昔根太はよく太鼓材を
使ったらしいのですが、

ここを見れば
なるほど、と思います。

木の家はエネルギーの備蓄倉庫?

2015年05月01日 | 今日のできごと
明日明後日で出展する
鎌倉路地フェスタで、

ロケットストーブを使う予定なので、
薪になるものを調達しに
鎌倉長谷ゆ邸へと足を運びました。

改修に際して
解体した部分の廃材を
とってあったので、
それを利用しようというわけです。

本来ならばそれらは
産業廃棄物処理場に
直行するのかもしれませんが、

木でできた家は、
たとえ用をなさなくなったとしても
最後まで命の炎を燃やすことが
できるのです。

考えようによっては、
木の家はエネルギーの備蓄倉庫と
言えるかもしれませんね。

事実、茅葺屋根の場合、
葺き替えた後の茅の廃材は、
燃料や肥料として使われた
という話を聞いたことがあります。

壁に隠れた黒いワタ

2015年05月01日 | 今日のできごと
現在某所で行っている改修工事で
壁を剥がしてみたら、

カビにまみれた断熱材が
出てきました。

この現象は、
ここに限らず改修工事や解体工事の際に
よく見かける光景ですが、

今回はとくに
どうやらこれが原因で
体調への影響があったようです。

断熱材の使用を
全て否定するわけではありません。

しかし、
五年後に省エネ法が改正されると、
断熱材頼りの住まいづくりが
ますます進むものと思いますが、

やみくもに断熱材を使い、
湿気対策と併せて考えなければ
こういうこともあり得るのだ、ということを
肝に銘じる必要はあると思います。

そしてそれらにあまり依存することなく、
省エネでかつ心地よい住まいを作ることができれば、
それはそれでステキなことではないかと
今日改めて思いました。

法改正との戦いは、
さらに熱く続きそうです。