きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

第1章完結

2014年06月26日 | 熊谷た邸
熊谷た邸にて。

朝現場に行き、
検査での指摘事項等を
対応して、

今日をもって
施工のためにここへ来る機会は
最後となりました。

この場所と関わり始めて約4年。

当初はここへ来るのに
3時間半かかりましたが、

圏央道が徐々に伸び、
現在は約2時間半。

今日も6時半に家を出て、
9時に到着。

ずいぶん短くなったなあ。

しかしあさってには、
圏央道の相模原愛川と高尾山が
つながって、

計算上は2時間で
到着できることになります。

その二日前に
物語が終了するとは、

またそちら方面で
別の物語があることを
期待したいと思います(笑)。


それはさておき、
家づくりの物語は、
まだまだこれから
家が家でなくなるまで続きますが、

とりあえず第一章が
完結しました。

やった!という達成感も
あるのですが、

やはり寂しさのほうが
数段上回るものです。

自分の子どもが家を巣立つ時と、
きっと同じような感覚なんだろうなあ。

建主さんが秋に竣工祝いを
開いてくださるというので、

物語が次章に移り、
「子ども」の更なる成長ぶりを
見るのが楽しみです。



夏至が近いので

2014年06月16日 | 熊谷た邸
熊谷た邸にて。

夏至が近いので、
午後7時頃まで明るいですね。

夕暮れ時、
建物の北側に
夕陽が当たるので、

北側の表情を撮るには
もってこいです。

この家の北面は、
目板張りの板壁。

玄関と勝手口の建具の
ガラスが入っている
縦格子の割付は、

目板張りの割付に
合わせています。



荒壁土で仕上げる

2014年06月16日 | 熊谷た邸
熊谷た邸にて。

土で壁を作るには、
下地の竹小舞を作り、
その上に荒壁土を塗り、

さらに何層も
塗り重ねていくのですが、

この家の居間は、
荒壁土仕上げ。

つまり最初の一層が
仕上げとなっています。

この壁が不思議なのは、
まだ「現場」であるときは、
壁の施工が
まだ途中なのかな、
という印象なのですが、

他が仕上がり、
そこが「家」になると、
とても味わい深い
壁となります。

塗った季節、藁の配合、
乾く速度、土の成分、
土を寝かした年月…

人間の仕業では
どうにもならない
様々な要素によって、

一つとして
同じ表情のものはない壁。

だから、
一つ一つの壁の前に立ち、
ついずっと壁を
見つめてしまうのです。

実は施工上は、
気を遣うべき点が多く、
たいへんだったりも
するけれど(笑)、

やっぱ好きだなあ。








横浜す邸の竹小舞かき隊(四回目)

2014年06月10日 | 熊谷た邸
ここのところ毎週火曜日は、
横浜す邸の竹小舞かき隊。

建主さんが営むトンカツ屋さんの
定休日だからです。

平日にもかかわらず、
大和から‘く’さん、
建築を学ぶ学生‘な’くん、
建主さん1名、
きらくなたてものや3名、
合計6名での作業。

みんな2回目以上なので、
とくに作業内容を教える時間もなく、

人数はいつもよりも
少なめでしたが、

壁8枚、三角形部分3ヵ所を
進めることができました。

日が長くなって、
遅い時間まで目が利くというのも
大きいですね。

ところで今日は、
建主さんの奥様が
けがをしていたにもかかわらず、
お昼やお茶の用意など
していただきました。

ありがとうございました!