とんだり はねたり

kinoppyの一日

2016沖縄vol 8 道の駅嘉手納

2016-08-22 | 旅行
Hi!みんな元気?いよいよ沖縄もこれが最後のレポートになるよ。他の記事が投稿できなくて困っていたから、寂しい反面ちょとほっとする。8月15日終戦記念日にNHKで米軍基地の番組を特集していた。米軍が基地を作るために沖縄住民を劣悪な環境の収容所に収容したり、勝手に民家を次々破壊して行ったことなど、全く知らなかった。恥ずかしい思いだ。沖縄の人々が日本政府から見放されたと思っても仕方のない現状だったと思う。このブログでも基地問題に触れないで沖縄レポートは終われないと思った。

観光バスはコースの最後に「道の駅嘉手納」に寄った。道の駅嘉手納は県道74号線沿いにある。74号線を挟んで反対側に極東最大の米軍基地Kadena Air Baseがある。道の駅なので、お食事や買い物は当然できるが、4Fに基地の見渡せる展望台と3Fに学習展示室が設置されている。バスガイドは早速我々を4Fにある展望台へと案内した。

写真は左から順に。

                                 
格納庫、裏手には住居地区がある。
                                      
  

   
                                      

嘉手納町の面積の8割は基地に占拠されている。とガイドは説明した。総面積20K㎡,4000m級の滑走路が2本ある。広すぎて1枚の写真に全容をおさめることはできない。

3Fの学習展示室に行ってみた。4Fに比べ人はまばらだ。現在の嘉手納町にあたる地域の戦前の姿を復元した模型。

   

画像では良くわからないが、戦前はかなり繁栄していた町のようだ。下記の説明によると、戦前までの嘉手納は鉄道が走り、製糖工場や学校等が集中する沖縄島中部で一番賑やかな場所だったそうだ。
                               


嘉手納町のHPによると、戦前嘉手納は県営鉄道の終点であり、県立第二中学校、官立青年師範学校、嘉手納警察署、などがあり、中頭郡における経済、文化、教育の中心であった。さらに沖縄八景に数えられた風光明媚な比謝川には県下各地から家畜を積んだ汽帆船が出入りし、家畜の一大産地としても栄え、人と自然と産業の調和のとれた町として発展を遂げて来た。

  

しかし第二次世界大戦後、米軍の沖縄本島最初の上陸地となり、砲撃により、住家をはじめ一木一草に至るまで焼き尽くされ1945年(S20)8月15日の終戦を迎えるに至った。
                      

その後朝鮮戦争の勃発等により米軍は嘉手納飛行場を重視、逐年整備拡張が行われ、そのつど、宅地や農地は軍用地に姿を変え、矮小な住居地域を一層狭めていった。膨大な面積を飛行場に接収され、残されたわずかな地域に住民はひしめきあった生活を強いられた。

住居地域が飛行場に近接しているため、爆音、墜落事故、燃料流出、井戸汚染など枚挙にいとまのないほどの基地被害をこうむり、「基地の町」として、嘉手納は沖縄の縮図だといわれてきた。一方、戦後の混乱期には、必然的に基地依存の生活に頼らざるを得ず、就業と稼業の場を求めて人口と各事業所が急増した。と説明している。
                               
       映像シアターで見た地図。街の真中を基地が占拠している様子が良くわかる。

      

       そしてこの警告・・・。う~ん。                              
      
        

沖縄の人々がどれだけ我慢強く耐えてきたか。穏やかで辛抱強いと言われる県民性には歴史的背景があるだろうと思われること。昔は沖縄に鉄道があったという事実等発見が沢山あった。知らないことばかりで反省。

さて、バスは終点那覇に到着した。お~懐かしい!市庁舎まえの大木とシーサー。ガジュマル?

        

那覇市庁舎、えっ!こんなんだっけ??調べてみたら老朽化のため2012年、新築されたらしい。斬新なデザイン!トイレ休憩と資料をもらって。
                     

見慣れた国際通りに出る。道路をはみ出してひかれそうだな。危ない!走ってる自動車も本土とは違うような?

  

                                     

国際通りをぶらぶらしてモノレールで空港まで行くことにする。牧志まで歩くゾ。歩こう、歩こう、私は元気~
民謡ライブか良いな~。那覇でもう1泊必要だったなあ。
 
        

お世話になった沖縄ツーリスト、Dさん。この次は南部方面たのもうかなあ。

                                                           
      お土産を買ったお菓子御殿。
      


                                 

泡盛のお店とステーキハウスがやたら多い。

                                  

       かりゆしウエア(沖縄アロハ)の専門店マンゴーハウス                             
      
       

        可愛くて思わず写真を撮ったが、買い忘れた!      
      
       
                                
        このシーサー欲しい。でもよそのお店のだからなあ~。
                                                                
        

   マンゴーの専門店。残念ながら閉店時間。惜しかった。
      
       

   沖縄アイスと言えばブルーシール?
   
        

   ここにも大きなシーサーが。                              
   
   黒糖屋なんてあるんだね。 
                                 

子供達のお土産にTシャツを買ったところで、ゆっくりし過ぎたことにはたと、気が付いた。kinoppyはいつもこうだ。アレ~時間だ急げ、急げ。途中で曲がってユイレールの美栄橋駅へ急ぐ。あれなんだ?通りの反対側に一際目立つ建物。シーサー美術館?行きた~い。涙
       
          
 
帰るとなると、「また来てね」とにっこり笑ってくれた琉球村のおばさんを思い出した。沖縄オバサン大賞差し上げます。あなたに会いにキット、また来るよ。
                                


空港に着いたら、飛行機が1時間近く遅れて・・・。え~!!行きたい所があったのに~。気が抜けた。ガックリ。悔しいなあ~。
空港には沖縄らしく至る所に蘭のお花が。はぁ~小一時間ここで過ごすのね。
       
                     
日がとっぷり暮れてきて、結構きれいだなあ。ANA。
                                      

すっごく楽しくって、長い1日だった。みんなもそう思わない?琉球村、座喜味城、ビオスの丘、嘉手納、那覇、これ1日で周ったんだけどなんだか数日間を費やしたようだ。身体中でビンビン感じることが多かった。学ぶことも多かった。暑くて疲れた~。火傷のような日焼けした。お手入れ大変。(笑)

       沖縄土産。ほとんど貰い物だけどね。
                       

小さいシーサーを2種類購入。我が家の魔除けとして大活躍?やはりカワユイ、癒される。お気に入り。
                                 

みんな、これで沖縄レポートはおしまいだよ。なんだか、寂しいなあ。最後は駆け足になってしまったけど。みんなもお疲れ様。ずっと読んでんでくれてどうも有難う。感謝。感謝。また行くゾ 沖縄。みんなも良かったら一緒にいかない?じゃ またね。                                      
文献、写真参考:沖縄県嘉手納町HP        

2016沖縄vol 7 ビオスの丘

2016-08-19 | 旅行
Hi!みんな元気?いよいよ沖縄レポートも大詰め、なんだか少し寂しい気がする。琉球村、座喜味城それから今日のビオスの丘。たった1日で周ったにしてはレポートも盛り沢山だったね。じゃ、また、元気を出して行こうか!!

座喜味城を出たバスは途中「お菓子御殿」という沖縄の老舗菓子店で休憩。観光客はここで昼食。相変わらず沖縄そばなので写真は割愛。お菓子屋さんなのでお土産が購入&発送できて良かった。送料は沖縄なのに一括千円!この辺は観光バスは便利。

     

観光バスの仲間。上海から東大への留学生。kinoppyと同じでお友達の結婚式に参列した、と言ってた。沖縄で式を挙げるのって流行ってるのかな?
            
                    

ビオスの丘は那覇から高速で北へ1時間位。沖縄本島うるま市の石川高原と呼ばれる高台に広がる亜熱帯の森。長い歳月をかけて栽培されてきた花や木が生い茂る。面積は7万5千坪と言うから約25万㎡。日比谷公園が16万㎡、浜離宮とちょうど同じくらいの広さ。沖縄の生態系が見られるビオトープ植物園。全長2kmの自然散策路がある。ビオスとはギリシャ語で生命と言う意味だそう。

      

いよいよバスはビオスの丘に到着。ビオスの丘はうるま市なので、あの座喜味城の西方の森のあたりかな?位置的にはあっていると思うけど。なんだかちょっと楽しみな感じの入口。1Fは蘭の花を販売しているお店になっている。エレベーターで2Fへ上がるよ。

      

蓮池の龍 
                                  

湖水観賞舟に乗った。運行距離1km、25分間。
     
         

先頭から撮ってみた。

         


船長が水牛は気性が激しいが、去勢してあるのでおとなしい。と茶化すように言った。人間にに見られるために、水中で縛られている水牛を見て悲しくなった。

                        

植物は本物だけど、TDLのジャングルクルーズとあまり変わらないな。        
          
                 
                                        
なぜこんな所で?                
         
         

チョコレートの木って名前らしい。                               
                                 

舟を降りて、上にお庭があると聞き、時間が沢山余っていたので上ってみることにした。蓮がキレイ。

           

           
広い遊御庭(あしびうなー)。園内にはこのほか殿内(とうんち)、謡御庭(うたいうなー)、踊御庭(うどいうなー)等の名前がついた9か所のお庭と2ケ所のお池がある。
  
        

近づいて見ると、ブランコなどの遊具がある。                                   
        牛車かな? 
        
        

        この花?が結構多かった。                                              

集落の中心、殿内の向かいにある龍のトピアリー(ワイヤー等を利用して植物を造形的に刈りこんだ装飾物)が素晴らしかった。           

        

天に吠える龍
                                 

霧を吐き出す龍、涼しかった。

        

そろそろ時間だ。帰る前に展望台に上ってみた。予想だにせず、素晴らしい眺望が!こんなジャングルだったのか!今までたいしたことないな、TDLと変わんない、なんて思っていた言葉をすべて打ち消すような眺望。360度撮れないのが残念。             遠景

        

        広場を中心に。
        

        広場を見下ろしたジャングル へえ~。感動!
        
        

沖縄県おくゆかしいのか、この眺望を宣伝材料にすればよいのに。それとも、沖縄にとっては当たり前なのかこの位の自然。
                                   

ビオスの丘とはこれでお別れ。今日で終わろうと思った沖縄だけど、終われそうにない。じゃ、みんな、またすぐ会おうネ!                               

2016沖縄vol6 座喜味城

2016-08-10 | 旅行
Hi!みんな元気?久しぶりだネ。沖縄最後の1日。観光バスに乗って次に向かったのは世界遺産座喜味城跡。すご~く良かった!沖縄のロマンを感じられる貴重な史跡の1つだと思う。だからみんなにも是非紹介したい。この画像だけでは良くわからないと思うけど、これからUPしていく写真の場所を確認するためにも、必要なので見てネ。(上空から見た航空写真ー読谷村立歴史民俗資料館)

座喜味城は名護層(赤褐色土)を基盤とする120mの丘陵に立地しており、2つの郭から構成されている。上空から見ると城壁は重厚で、曲線状につながっている。郭内の面積は城壁を含めて7383㎡(2234坪)、城壁は高い所で約13m、低い所で約3mである。写真手前が2の郭、奥が1の郭でそれぞれ石造アーチ門でつながれている。

     

1の郭から城壁に上ることができるが、てすりも何もなく危険なためか、歩くことができるのは1の郭のほんの1部。画像では白く太く描かれている1の郭の城壁の約3分の一ほどの距離だった。しかし、上からは東側は残波岬、恩納村慶良間諸島などの東シナ海、西側は読谷村の別荘群を含む美しい森と自然が眺望出来、上から見て、初めて城の位置や周囲の様子が確認できた。城壁に上るための石積みが大小、高さ、幅様々で、きっちり整備されていないため、上り難く、上るのを諦めて帰られた観光客がいたのは大変残念なことだと思った。何か意図的にあの状態なのだろうか?ネットで画像を探してみると、石積みではなく、鉄の階段になっているものもあった。それはそれで興覚めだけど。

バスを降りて入口に向かうと、座喜味城跡石碑。右手に読谷村立歴史民族資料館がある。(残念ながら当日はお休みだった。)後方は県の木、琉球松林。


                                                              
そして入口左手。世界遺産の石碑。少し後方に見える石段を挟んで左右になっている。ここからしばらく松林を上る。あまりにもバスを降りた場所が近くて、左右一緒の写真が撮れなかった。     
      


静かで爽やかな風が吹き抜ける松林を歩く。琉球王朝時代が偲ばれる。なんてロマンティック&リラックス!!気にいった。

      

石垣が見えて来た。バスのガイドは沖縄の石灰石でできていると言っていた。調べた所珊瑚石灰岩らしい。

      

そしてkinoppyのお仲間、外国人観光客軍団。若い東洋人ばかり。バスガイドの左手に見えるのはソテツかな?右が2の郭へ続くアーチ門。この門はほぼ当時のものを修理したものだそう。このあたりは、まだ石段が低い。
      
      

門をくぐって中へ入ると



      こんな感じや
                           

     こんな感じ。結構2の郭は広い芝生。      
       

座喜味城は15世紀初頭、築城家として名高い読谷山按司護佐丸(ゆんたんざあじ ごさまる)によって築かれた。戦前は読谷山(ゆんたんざ)、戦後は読谷村(よみたんそん)と呼称。

1944年(S19年)旧日本軍高射砲陣地となり、戦後1956年(S31年)琉球政府の重要文化財に指定されるが、1960年(S36年)に米軍によってレーダー基地とされてしまう。日本復帰の1972年(S47年)年に国指定史跡となり、文化庁、沖縄県の補助を受けて、12年間に及ぶ城跡の発掘や、城壁修理が行われた。2000年(H12年)12月2日に琉球王国のグスク及び関連遺産群世界遺産に登録された。戦場になっていないため、保存状態が良いそうだ。世界遺産だが、他のグスクと違って入場は無料。開場や閉場の時間が定められていない。城壁に登ることが許可されている唯一の城(グスク)。

       
1の郭につながっているアーチ門に向かおう。こちらは再建されたもの。高さが大分高くなっている。

        

それにしても美しい城壁だね。
      
       

1の郭では幅16m、奥行き14mの建物跡が見つかった。屋根瓦は出土しておらず、建物の屋根は茅葺か板葺きの屋根だったと考えらえている。 

        

       

       

城壁の上に上ってみる。2の郭のほうを臨むとホラ良く見えるけど、立ち入り禁止。

        
                      圧観!
                       
                      


        

                                 
                          
     
西側を見ながら歩く。

        

美しい森と別荘群?湖のようなものも見える。

        

もう少し先に行くと、通行禁止の立看。沖縄方言が可愛い。

         

立て看板の横でたたずむ青年。何を考えているんだろう?向こうは東シナ海。果てしなく続く紺碧の海! 
        


               

このあたりは歩けないけど、歩くとこんなデコボコ。

          

そろそろ時間だ。1の郭へ降りよう。

        

今から1の郭へ上ってくる外国人観光客とすれちがう。香港かな?
       
        

アーチから2の郭の様子がうかがえる。                                

2の郭。
        
         
        

                                

そして松林。
        

        

        

入口右手にあった厨子甕(ずしがめ)洗骨後の骨を納める甕のこと。珊瑚で作られたものが一般的だそう。なるほど装飾が珊瑚っぽいね。

        

歴史民俗資料館の高床式倉庫?と手洗い場。沖縄ぽい感じが良いね。資料館はお休みだったので詳しいことがわからなかった、本当に残念だった。松林と美しい城壁、東シナ海、深い森と自然のすばらしい眺望、癒されること間違いなし。近くに住んでたらしょっちゅう訪れたい癒しのスポット。みんなも機会があったら是非行ってみてネ!ああ、もうお別れだ。ここはkinoppyにとって1日いても飽きない場所。だから観光バスはいやなんだ。時間が限られてるから~。でも連れてきてくれて有難う。バスにも感謝。
        
           

毎日暑くて大変だね。さすがのkinoppyも今日は疲れたよ。まだ、終われない沖縄。みんな飽きずに見てくれるかな?じゃ、またネ!