終わらない演奏会

不惑の道を歩みながらも未だ惑いっぱなしの筋肉おばはん帯の、ヘヴィーでメタルでどうでしょうな日常です。

桜の森の満開の下

2006-04-07 22:47:39 | ただの日記
今日は、ものすごく暖かい日でした。

快晴で、外を歩いていると眩しいくらいです

今日は会社の帰りに、いつもと違う道を通り、松山城近くを廻って帰りました。
堀端は満開の桜で、思わず自転車をこぐのをやめて見入ってしまいました。

この近辺は普段、道行くサラリーマンや公務員たちが険しい顔で忙しそうに往来する場所です。
しかし、今日は心なしか道行く人たちがみんな半笑いなんです。
半笑いというと若干イメージ悪いですが、顔の下半分が緩んでいるというか、みんなどことなく幸せそうな顔をしてるんです。
いつもは、何をそんなに急いでるのかと言うくらいに一心不乱に歩いている銀行員風のおじ様も、立ち止まって桜を見たりしてるんです。

そういえば私も、営業担当で取引先をまわっていた頃。
思うように商談が進まなくてややブルーな時など、それが北風吹く寒い冬だったり、逆に猛暑の中だったりすると、「ああ今月はもうだめだ。来月もきっとダメだ。ああ私はダメ人間!」なんていう自虐的な気分になったりしたものですが、桜の季節だと意外と前向きになれたりしたものです。

来週にはこの桜も散り始めるでしょう。
咲いている期間が短いことをみんな知っているから、少しでも楽しもうと立ち止まるのかもしれません。

街中では、なかなか視覚的に季節を感じるのが難しくなってきていますが、気をつけて探してみれば、桜のほかにもきっと季節を感じるものがあるはずです。

道行く人がいつも、この桜の季節のように自然の変化を愛で、季節の変化を感じようとする気持ちでいたなら、きっとささいなことで苛立ったり怒ったりしなくてすむのになあ・・・と、今日のサラリーマンの顔を見て思ったのです。

明日も晴れるといいなあ・・・



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