きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

トートバッグ

2013年12月03日 | はんどめいど
キモノの端布50センチでトートバッグを作りまぁーす。

“反物”って、幅(横の長さ)が「並幅」って決まってるでしょう。
  並幅は、約36センチ。9寸5分(鯨尺)。
    古いものは幅がせまいものもあり、
    逆に新しいものは、キングサイズ、クイーンサイズみたいに
    幅の広いものがあります。
 とにかく、キモノの端布(縦の長さ)50センチ2枚で
 リバーシブルのトートバッグが出来ます。

基本ルール
 1,直裁ち
   (型紙を使わず、生地に直接、線を引いてカットします。)
 2,縫いしろ1センチ

仕上がりの大きさ
 横30センチ × 高さ24センチ × マチ9センチ
 (持ち手の高さを含めず)

こんな感じになります。
表            裏
  

作り方ですが・・・
1,まず、みみから32センチのところで、生地を縦にカットします。
  大きい方が袋、残った細い生地が“持ち手”になります。

2,袋を作ります。
  生地を中表に、縦に二つ折りし、
  (わを下にして)両横を、端から1センチのところを縫い、
  (上が開いた)袋を作ります。
 ※同じものを2つ作るのですが、
  ひとつは、途中4センチ程縫わずに飛ばします。
  (このとき縫わなかった4センチの穴が、生地を返す口になります。)

3,縫ったあとの縫い代は開くよりも、2枚重ねて左に倒し、
  アイロンできせをかけておくと丈夫です。

4,マチを作ります。
  縫い目が中央に縦になるよう、わを開いて三角形にします。
  (いちおう直角三角形のはずなので)三角形の頂点から
  縫い目に沿って4.5センチのところに印を付け、
  (その印を中心に左右に4.5センチ進んだ箇所は端となるよう)
  横幅9センチの箇所に線を引き、その上を縫います。

5,2つの袋を中表にして重ねます。
  (下の袋は表を外に、上の袋は表を中に)
  お互いの脇の縫い目を合わせてピンを打っておきます。

6,持ち手を作ります。作り方は2種類あります。
  まず、残った細長い残布を縦に2枚に切ります。
 ①このとき1枚の幅がたっぷりある場合は、
  2枚を中表に合わせて筒状に両端を縫い、
  ひっくり返してアイロンでおさえます。
  ステッチをかけてもよいです。
 ②幅が狭くて、縫ったあとでひっくり返すのが困難な場合は、
  先に両端をアイロンで押さえて、
  2枚を外表でステッチをかけます。
  私が作ったのはこちらの方法です。

7,持ち手を(4)の袋の間に挟みます。
  持ち手の中央が袋の間に入って、端が外に出るようにします。
  袋の脇から7センチ測ったところに持ち手の端をピンで固定します。
  左右ともに、全部で4本、ピンを打ちます。

8,袋の口を、縫い代1センチでぐるりと縫います。
  持ち手の箇所は補強のために返し縫いします。

9,(2)で、縫わずに飛ばした穴から、
  袋をひっくり返すと、表が出てきます。
  この穴は、くけて塞ぎます。

10,袋を整え、口の縫い代をアイロンで押さえ、
  ステッチをかけたら、完成です。

こんなのも出来ました。
表            裏
  
  


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