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押したくても押せない人生のスイッチ

人生毎日遅延してます

2007-05-11 23:55:15 | ウェブログ
電車に乗ったら3線連続遅延で目的地に倍の時間がかかったキミキズです。
ああ、本当ロクなことがないなこの世界って。まったくもー、駅で反対側ホームにいるニーソを20分も見続けるハメになっちゃったぜ・・・

そういえば、さっきYOUTUBEでアイマスの如月千早の映像を見てた。その一部始終を報告しよう。
千早「私の困った顔を見たいってファンが多いらしいです・・・なんででしょう?」
P(プロデューサー)「いつも冷静だから」
千早「ああ、そういうこと・・少し、わかる気がします。あのプロデューサーも私の困った顔、見てみたいですか?」
P「え、何で突然?」
千早「いえ、そういうことされたこといないので、どんな気分なのかなって」
P「知りたいなら困らせてあげても・・・でも怒ったり訴えたりするなよ」
千早「そんなこと、しません。あ、遊びですから、では、困らせてみてください。少しだけ・・・」
そしてP、千早の胸をさわる。
千早「ふ・・・・」(文字以上に声がエロい)
P「もうちょっと困ってる雰囲気だせる?その方が雰囲気あるかと・・・」
千早「わ、分かりました。ではもう一度・・・どうぞ」
千早「プロデューサー、どうしたんです、私を困らせてくれないんですか?」
千早「気にせず、思い切りお願いします。こういうのもたまには・・・」
P「よし、そこまでいうなら」
P、またもや千早の胸をさわる
千早「い、いやです・・・そんなところ。なでないで・・・」
千早「こ、こんな感じで、雰囲気でましたか・・・」
P「ああ、困らせてる気分、満喫できた」
千早「私も、たっぷり、困らされた気分に・・・ファンはこういうことしたいんですね」(赤面しながら)
千早「でも、不思議とイヤな気は・・・あ、嘘です。私、変態じゃ・・・」
(ふたりで妙な遊びをエンジョイしてしまった。大きな声じゃ言えないけど、楽しかったな)

やばい!なにこの千早のデレ!あの千早の胸を触ってこんな反応とは相当に親密度が・・・よし、これは実践してみるしか・・・

というわけで試してみた。

俺「・・・・」
木葉「・・・・」
木葉は読書をしている。
俺「・・・・」
俺は右手をそのまま木葉の右胸に・・・

ぷにゅ

木葉「はう」
俺「わっ」
木葉「○、○○!ちょ、ちょっと何するのよっ!」
俺「いや、困った顔を見たくて・・・」
木葉「知らないっ!」
俺「こ、木葉・・・これじゃ今日の日記が終わって・・・」
木葉「知らないっ!」

という風になりそうな予感がしたので辞めました(汗)
まぁでも、俺が木葉にそんなことするわけないでしょ。いくら幼なじみでもさすがにやれることとやれないことがあるわけで・・・

木葉「○○、どうしたの、ニヤニヤして?」
俺「ああ、胸を突然触ったら木葉どういう反応するかなぁとか考え・・・ってえっ!?」
木葉「はぁっ、○○、さすがにそれは怒るよ?」
木葉はちょっとビクっとしながらそう言った。
俺「いや、実際にはやらないけどさ・・・」
雷やら何やらで同じふとんで寝てるときに思う存分当たってるのに、意図的に触るのはダメとはまぁ難しいね世の中って。
木葉「はぁっ、○○エッチだからやりかねないよ・・・」
俺「いやいつ俺がエッチなことを」
木葉「脱衣ウノのこと忘れたとか言わないよね?」
脱衣ウノ、ああ、そういえばそんなこともあったなぁ。
俺「まぁ、なんだ、俺は純粋に木葉がどれくらい成長したかを」
木葉「自分で確かめるからいいよっ」
俺「まっ、冗談だけどさ」
木葉「はぁっ、○○こんなことをよそでやってたらいつかセクハラで訴えられるよ・・・」
木葉はため息をつきながらエロ小学生をなだめる歳の離れた姉のようにため息をついた。いや、よそではやらないって・・・
俺「しかし木葉って「はぁっ」ってため息多いよな。なんとかならないのか?」
木葉「はぁっ、○○のせいだよ」
俺「ほら、またやった」
木葉「○○がため息つかせることばかりするからよ」
俺「いつ俺が」
木葉「はぁっ、毎日よ・・・」
木葉は俺の存在そのものがため息の原因であるかのようにそうつぶやき、またため息をついていた・・・
俺「ふう・・・」
俺はそんな木葉を見つつ、じゅうたんの上に寝転がった。
木葉「ん、○○寝るの?」
俺「ああ、ちょっとな。木葉は宿題やるのか?」
木葉「うん、○○の部屋でやると意外とはかどるのよね」
むしろ宿題をやらずに寝転がっている俺が邪魔だと思うんだが・・・変な奴だ。
木葉「♪」
俺「ふぅ・・・」
俺はそのまま寝てしまおうか考えたあげく、やっぱり眠くないなと思い、木葉の方へと体を向けた。
俺「・・・!」
木葉「・・・・」(←宿題中)
俺「・・・・」
なにかこう白い布らしきものがわずかに・・・
俺「・・・・」
くっ・・・もう少し・・・
って・・・おちつけ俺。また木葉にエッチとか言われるぞ。
それによく考えろ、木葉のパンチラなんて今まで通算1000回は軽く見てるだろ・・・幼稚園から数えて。まぁ歳を取るにつれて頻度も減ってしまったが、たかが木葉のパンツぐらいで何を必死になってるんだ俺は。
俺「・・・・」
いや、でもやっぱり・・・
木葉「・・・」(←宿題中)
俺「・・・」
やっぱり落ち着け・・・
木葉「・・・」
でもほら、やっぱり昔と違って今では木葉の成長してるし・・・なんていうか・・・
俺「ぐぁ」
俺は体をあおむけにして視界から木葉の足を消した。
木葉「・・・ん、どうしたの?」
木葉がなにか不思議そうな顔を俺に向けてきた。
俺「え、あ、いや、なんでもないぞ・・・」
木葉「そう?」
そうして木葉は俺が一人で葛藤していることなど知らずにまた宿題を始めた。


つづくかも?

いきていく

ねるねるねるね

2007-05-09 23:52:19 | ウェブログ
存在そのものがネタだと思うキミキズです。

別にドジっ子のつもりはないんだけど、起きているとロクなことがない。
通りがかったドラッグストアで、ペットボトルの飲み物買おうとしてたらボーっとしてて生理用品選んでる女性に後ろから突き刺すようにぶつかったり(ごめんなさい)バスに乗ろうとしたら目の前でバスがいっちゃったり、電車もいっちゃったり、なんていうか、誰か癒してくれませんか?
ったく、木葉が聞いたら「はぁっ」だよなきっと・・・
ま、これは木葉たちのいる「現実世界」の話じゃないからいいけどさっ。

まぁやることないから今やってることでも書くか。

俺「ふわーぁ」
木葉「うーん・・・」
木葉「○○、そのまま寝ないでよ」
俺「わかってる・・」
俺「ぐー」
木葉「はぁっ、○○一度寝ちゃうと起こすの大変なんだよ?」
俺「悪い悪い・・・」
夜も深まってきた午後10時。風呂にも入ってやることのなくなった俺は窓から木葉の部屋に入り(言っとくけど、ちゃんと許可もらってから入ってるぞ)、木葉のベッドの上で寝転がりながら木葉の読んでいる小説を読んでいた。
俺「ふわーぁ・・・」
木葉「ねぇ、そんなに眠いならそろそろお部屋で寝たら?」
木葉は宿題をやる手を止めてそう言った。
俺「いや、これ読み終わるまでがんばる・・・」
木葉「はぁっ、そんなに読みたいなら貸してあげるよ?」
俺「いや、そこまでして読みたくはない」
木葉「はぁっ、なによそれ」
木葉はこの微妙な男心?が理解できないといったような顔でため息をついた。
木葉「あ、そういえば○○、宿題は?」
俺「え?ああ、あんなもの既に気合で答え埋めたよ・・・」
木葉「はぁっ、○○が気合入れるっていうのはいつも『適当に埋めた』でしょ?」
俺「まぁ一応考えてはいるから大丈夫だろ・・・」
木葉「ちゃんと考えなきゃだめでしょ」
俺「うーん、次からがんばる・・・」
木葉「はぁっ、あたしと一緒にやらないとだめかなぁ」
木葉はダメな子供をもった母親のようにまたため息をついた。
俺「んー、どうでもいいけどお前の部屋いい匂いだよな」
木葉「ほんと?ありがと」
俺「香水?」
木葉「ううん、ここ2、3日は何も置いてないけど」
俺「あ、そう。なんていうかふとんもいい匂いだよな」
そう言って俺はくんくんとふとんの匂いを嗅いだ。
木葉「わ、あまりおふとんの匂いかがないでよ(汗)」
俺「うーん、いい匂いするな」
木葉「うー・・・」
そうして、眠気を覚ますためにベッドから降りた俺は、木葉の隣へと座り、持ってきていた500mlのペットボトルのジュースを飲んだ。
俺「はぁ・・・」
木葉「あ、○○、一口ちょうだい」
俺「好きなだけどうぞ」
木葉「ありがと、じゃあ遠慮なく」
そうして木葉は2口ほどジュースを飲んだ。
木葉「ありがと」
俺「ああ」
そうして俺は小説を読もうと
俺「・・・・」
木葉「・・・えっと、これはxが・・・」
俺「ぐぅ・・・」

木葉「・・・重いっ」
俺「ああ、悪い」
俺は木葉に謝ると、もう一口ジュースを飲んだ。
俺「ふぅ・・・」
木葉「んー、疲れちゃった・・・」
俺「な、木葉」
木葉「ん?なに?」
俺「ちょっといいか」
木葉「うん・・・」
俺は木葉に了承を取ると、木葉の首の辺りに顔を近づけて匂いをかいだ。
木葉「わっ!」
俺「ん?どうした」
木葉「はぁっ、なんで人の匂い嗅ぐかなぁ○○は」
俺「だって、「ちょっといいか?」って聞いたら「うん」っていったし・・・」
木葉「それは「ちょっといい?」という質問に対する「うん」よ・・・」
木葉は酷く疲れたようなため息を付いた。
俺「今思ったんだけどさ、お前、いい匂いだよな」
木葉「うん・・・ってえっ?」
木葉は突然何を言われたか分からなかったというような反応を示した。
木葉「に、匂いってボディーソープじゃないの?」
俺「いや、ボディーソープもあるかも知れないけど」
そうして俺は大きく鼻で息を吸い込んだ。
俺「部屋自体がその匂いっていうか、ふとんもさ」
木葉「ええっ?そうなの?」
俺「うん」
木葉「それは知らなかったよ」
木葉は不思議そうな表情でうなずいている。
俺「俺の部屋もこんな匂いにしてもらいたいね」
木葉「そう?○○の部屋別に変な匂いじゃないじゃない?」
俺「でもリラックスするような匂いではないだろ?」
木葉「あたしは嫌いじゃないけどね」
俺「そっか。うーん、よくわからないや」
木葉「ん?どうしたの?」
俺「いや、木葉の髪長いなーって」
俺はそう言って腰まである木葉の髪を撫でた。
木葉「うん、結構伸びたよね」
そういって木葉は自分でも髪を触った。
俺「切ったりはしないのか?」
さわさわ
木葉「うーん、○○は切ったほうがいいと思う?」
俺「え、いいんじゃないか?木葉は長い髪が似合ってるし」
木葉「え、ほんと?ありがと」
俺「うん」
さわさわ
木葉「♪」
なんだか髪を褒められて上機嫌の木葉。
さわさわ
木葉「えへっ・・」
俺「よし、それじゃあ今日は寝るか」
木葉「うん、眠そうだしそれがいいよ」
そうして俺は木葉の部屋の窓を開けた。
俺「それじゃ木葉、おやすみ」
木葉「うん、おやすみ」
そうして俺と木葉の一日は終わりました・・・
ってなんかただ幼なじみの家でだらだらしてましたって日記になってしまったorz

いきていく

明日の笑顔の為に

2007-05-08 23:30:26 | ウェブログ
YOU TUBEで能登麻美子を見てテンションが最高潮のキミキズです。

やばい・・・萌え死にそう・・・・ああ、多くは語らないけどヤバイ。
どれくらいヤバイかと言うとアキバでハレ晴レユカイ踊りたいくらいヤバイ。
なんていうか別にしょこたんのファンじゃないけど、オタクなしょこたん見てると大声出して心の底から応援できるほどテンション上がってる!本来なら高校生の時に思考回路が痛いレイヤーと友達になって、一般人の前では普通に、オタの前ではとんでもなく痛い毎日を送る予定だったのにどこをどう探してもレイヤーなんて見つからなかったし(って探したっけちゃんと?)、まったくもう俺のオタク人生不完全燃焼でヤバイんだけど?どうすればいいの?ねえ?どうすればいいの?もう2次元とか3次元とかそんな次元なんてどうでもいいからとにかく誰か教えて?ちなみに俺、男女問わずアキバでハレ晴レユカイを踊りだすくらいクオリティ高い人が好きなんだけど、どこにいけばそんなクオリティ高い人と友達になれるの?ああマジで教えて!ってなにまくしてたてるんだ俺orz

さて、今日はテンション上がりすぎたので、落ち着く為に全くこそばゆくない方向、というかむしろネタに走ろうかなと思います。

俺「さて、今月のり○んはっと・・・」
そうつぶやきながら俺はりぼんを買おうとしていた。
ちなみにここブックメロディ(通称ブクメロ)初音台店は家から割と近いながらも知り合いに会う確率も少ないという好条件な為、○○的少女漫画ご用達店に勝手に指定している。
俺「お、あったあった」
俺は少女雑誌コーナーに山積みにされているり○んを見つけた。・・・よし、誰もいない。買うなら今だ。
ちょうど帰るところだった木葉やエリーや菊梨や百地には用事があるといい、うまく時間をずらして初音台で降りてまで買うり○んだけに、どこか輝いて見える。
??「今日の特集は○井まゆだって」
俺「・・・○井まゆか、○井の描くヒロインって可愛いんだよなぁ。話はあり○っち派なんだけど・・・」
??「ふーん、でもあり○っちの漫画ってどちらかと言うとオタクっぽいよね?」
俺「まぁな、最近の一般人ならせめて槙よ○ことか矢○あい、古株派なら吉○渉って言うところなんだろうけどな・・・」
??「うんうん、で、それ買うの?」
俺「ああ、今からレジに・・・ってわっ!」
??「わっ!いきなりびっくりさせないでよー。どうしたの?」
横を振り向くとそこにはいつのまにかにやにやした天利がいた。
舞「わ、ずっと一緒に話してたのに『天利がいた』は酷いなぁ」
そういうとメガネをかけていないのにフレームを上げる仕草をするわけの分からない天利
俺「まったく、独り言のように話してたぜ・・・ってやばっ」
舞「ん?どうしたの?」
俺「い、いや、なんでもない」
そう言って少女マンガコーナーから離れる俺
舞「わ、どこいくの?」
俺「とりあえずここから出る」
舞「買ってきなよ♪いひひ」
俺「いひひじゃねえ!買わない!」
そうして俺は天利から逃げるように本屋から出た。
舞「まーまー、人にはいろんな趣味があるんだから(笑)」
俺「とか言いながら(笑)つけるやつに言われたくねぇ」
舞「ねっ、ねっ、」
俺「買わねぇ!」
舞「じゃあ、木葉ちゃんやエリーちゃんにメールで」
俺「うわ、それはっやめ・・・ってお前いつアドレス交換を!?」
舞「この前だよ。」
ちょっとしか会ってない筈なのに随分人と仲良くなるのが早い奴だ・・・ってそういや俺も2回目か。
舞「あ、そっか○○くんの番号聞いてなかったっけ」
俺「知らなくていい・・・」
舞「まー、いいけどねー、ひっひっ」
そう言って天利は奇妙な笑いを浮かべた。
俺「じゃあ、またな」
舞「またね・・・ってちょっとせっかく登場したのに早くない?」
俺「いや、
あくまで天利は脇キャラだし・・」
舞「ええっ!ちょ、ちょっとそれ酷くないっ!たしかに私脇役だし、○っちには全く興味ないけど」
一応だが主人公を興味ないと言い張る、見も蓋もない天利。って誰が○っちだ、誰が。
舞「わ、分かった。もしかして○っちロリコンなんじゃない?二次性徴前の女の子とか好きなんでしょ、わ、本気で引くんだけど・・・」
引いてる様子を見せる天利・・・
俺「勝手に人をロリコンにするなっ!!」
というか二次性徴前とか言うな・・・
俺「はぁっ、というわけで俺は帰る。じゃあな」
舞「わかったー、じゃーねー」
そうして木葉のようなため息をついた俺は天利と別れた。

とりあえずテンション上がりすぎたので、脇役で遊んでみた・・・
オチないですよ・・・

いきていく。

OK=Otaku Kimoi?

2007-05-06 22:24:45 | ウェブログ
また本屋に行ったキミキズです。

暇だったので脱ヲタファッションガイドをパラパラっと読んだ。
一応最後まで目を通したけどうーん、はっきり言って『んなこと言われなくたって普通分かるだろ・・・』といった内容だった。まぁ面白いけどね。
でも脱ヲタする目標が結局は見た目だけで判断する女にモテる為に繋がっているというのがなんとも卑しいかなと思う。見た目ヲタだからって煙たがってキモがってた女がカッコよくなったからって振り向いたとして、みんな嬉しい?
俺はそんな様子を見ると卑しい女が欲にくらんだようにしか見えないし、全く嬉しくない。むしろ人間不信を深めるだろう。俺が3次元の女をあまり好きではない理由はこれが大半なんだけど、そんな外見だけで判断する人間と恋愛はありえない。かと言って俺に間違っても変な好意を持つ人が仮にいたとしたらそれはそれで怪しいので躊躇するけどね。「こいつ俺から金をむしりとろうとしてるな!」って感じに。

ちなみに俺は見た目じゃなく『中身』が大事だと思ってるから、見た目地味で冴えなくて化粧っ気なくて、友達少なそうな女の子だって心が綺麗ならどんな美人よりも好きだよ。むしろ地味で化粧っ気ない子が好きな俺が言っても説得力ないかもしれないけど、とにかく俺は心が純粋な女の子は好きだ。

とにかく今の女性に著しく欠けているものは誠実さだ。俺は既に3次元に誠実さを求めるのをあきらめ、2次元一本に絞っているが、みんなもそうしたほうがいい。取り返しのつかないことになってからでは遅い。みんな、2次元に嫁を求めるのだ!

というわけで、今日も2次元の優越性を説いたキミキズですが、今日は飛行機墜落系少女物語(仮)第3回(3話ではない)

ガラガラガラッ
「はーい、席に着いてー」
いつのまにか時間になっていたのか、菜々子たちと話していると担任教師が現れた。
「今日は4月12日。今日も元気に行きましょー。連絡事項は・・と」
先生は左手に持っていた紙を覗き、連絡事項を読み上げ始めた。
「昨日の成増飛行場での墜落事故についてね。昨日の事故については今日政府から発表があるけど、警戒態勢を強めてるみたいだから、飛行場とか、軍用施設の近くに住んでいる人は気をつけてね・・・それと、今日は3時間目で授業は終わりだからね♪それじゃあ、みんな、今日もがんばりたまえ、うんうん♪」
先生はまくしたてるように用件を伝えると、妙に元気よく教室を出て行った。
「あれ、今日って3時間で終わりなのか?」
「あーもー、これだから宮は。女の子のことばっか聞いてるから頭に入らないのよっ」
とか言いながら宮沢にデコピンする菜々子。
「いてっ、ったくしょーがねーだろ。俺昨日休んだんだから」
「あー、そうだっけ。」
思い出したように言う菜々子
「まったく、クラスメイトが休んだことくらい把握しとけよ」
「ごめんごめん、すっかり忘れてたわ」
「お前酷いよな(汗)」
「まーそれはさておき、なんで3時間で終わりなのって話よね?」
菜々子は宮沢の痛切な叫びをさらりと流し、本題を話し始めた。
「なんか学校側の都合らしいよ。臨時でPTAの会議でもやるんじゃないかしら?」
「ふーん、ま、3時間で帰れるならそれに越したことはないよな、△△?」
「まぁ、そうだね・・・」
そういうと、僕は窓を見た。
「ん?どうした△△?」
「いや、昨日の事故が少し気になってね」
「そうかそうか昨日の少女の方が気になるか。うんうん、分かるぞ同じ男として」
「いや、そういうわけじゃないんだけど」
「いやいやいや隠さなくたっていい、俺もだ。学校が突然3時間で終わることより美少女の方が気になるというのは同感だ」
しかもいつのまにか少女が美少女になってるし。するとそこに
「もうー、真面目な△△をあんたと一緒にしないの」
菜々子が突っ込んできた。
「わ、なんか俺が不真面目みたいな言い方だな」
「そうでしょ?エッチなことばっかり考えてるクセに」
机の上に座り、チラチラスカートを仰ぐ菜々子。
「ふん、いいじゃねーか。別にお前みたいなガサツでよだれたらすような女のことは考えてないし」
「よ、よだれ!?何突然訳わかんないこと言ってんのよ!」
宮沢の発言に焦ったのか、勢いよく机から降りる菜々子。
「あれ?先週古典の時間によだれ垂らして寝てたの誰だったっけ?」
「ちょっと、知ってたなら早く教えなさいよ!」
「あー、よだれなんか垂らしちゃって「可愛い」寝顔だったなー」
「ちょっと、覚えてなさいよっ!いつかあんたが女子更衣室に忍び込んであんなことやこんなことしてるところを撮ってバラしてあげるんだからっ!」
「んなことするかっ!」
「いや、あんたならきっとするわっ!いや、もうしてるかも?」
「ちょ!お前!誤解されるようなこと言うんじゃねぇ!」
「さーて?それは誤解かしらねぇ?」
「なんだと・・・このよだれ女」
「なんですって?このエロエロ大魔神!」
「うー!!!」
「うーっ!」
「ねぇ、宮沢、菜々子・・・」
「なんだよっ!」
「なによっ!」
「先生来てる・・・」
その言葉に我に返ったのか宮沢と菜々子は大人しくなり、教卓の方を向いた。するとそこには
「おほん・・・」
勘弁してくれと言わんばかりに諦めた表情の老教師がいた。

「~で、日本が2つに分裂してから今年で60年目になる。で・・・」
1限は日本史。本来ならまだ飛鳥時代をやっているのだが、今日は東(日本民主共和国)の建国60周年ということでそれに合わせて現代のことをやっている。
「現在の西東京の人口は490万人になるが、首都である京都の人口が200万人、商都である大阪が400万人、同じく壁に囲まれた西ベルリンの人口が210万人という事を考えるとこれは驚異的で、このまま増え続けるとなると、いずれ限界が訪れる。この状況を打破する為に、世田谷、練馬にある農地を買収して住宅にしてしまおうという動きや、大泉から二子玉川にかけてのグリーンベルトを半減させようとする動きもある。で、それに関して、笹崎」
「え、あ、あたし?は、はいっ!」
半分うとうとしかけていた菜々子が突然先生に指された。
「お前はどう思う?」
「え、えっと・・・」
ガシ、ガシッ
「な、なんだよ?」
突然菜々子に足を蹴られたので、何だよと俺は隣の菜々子を見ると
「質問なに?」
菜々子は小声でそう聞いてきた。
「はぁっ、ちゃんと聞いてなよ・・・」
「で、なによ?」
「西東京の人口問題だよ。畑とか緑地を潰すという意見についてどう思うって」
「ああ、そういうことね♪」
質問を教えると菜々子は「こんなの簡単よ♪」とでも言いたそうに誇らしげに胸を張って立ち上がった。
「おほん、そんなすぐに安易な方法に走るのは良くないです!」
「おお」
菜々子の意外にも誇らしげでマトモな意見に、先生や他の生徒は「笹崎がマトモなことを言っている」という反応をしていた。
「今そんな軽挙妄動に走るのは良くないです!もう少し土地の値段が上がるのを待ってからのほうがいいと思います!でないとうちの畑を売っても二束三文にしかなりませんっ!」
・・・・・
・・・・・
・・・・・
「言ってやったわ!」とあたかも模範回答を言ったかのように清々しい顔の菜々子。その菜々子を見つめたまま固まって動かない老教師と「菜々子らしいや」と微笑する生徒たち。そして、老教師が動いた
「・・ああ、笹崎の意見も一理あるな・・・個人の意見としては・・・いや、いいんだがな・・・すまん、ありがとう」
悪いことを言っているわけでもないので注意も出来ず、かと言って褒められもできない回答によく分からない返事しかできない老教師。心なしか涙ぐんでいるのは気のせいだろうか。
そして
「ああ、今日も空が青い・・・」
老教師は窓辺で外を見ていた・・・

つづく

ああ、ヒロイン登場まで何回かかるんだろう・・・


いきていく

誰もいない海

2007-05-05 23:59:11 | ウェブログ
今日は倉田佐祐理さんの誕生日です!おめでとう!!キミキズです!
いやー、佐祐理さんの誕生日を祝うことができて本当に嬉しい!
佐祐理さん本当に可愛い、本当に美しい、本当に優しい!ああ!佐祐理さんと結婚したい!!!!!!!!ああもう今日はめでたいよ!佐祐理さん!おめでとう!

さて、今日はバイト前に本屋に行ったキミキズなんですが・・・
真っ先に「アニメ・ゲーム雑誌コーナー」に行ったんだけど、そこにあったhm3の特別号らしきやつ(詳しくは忘れた)を取ろうとしたら、隣にいた腐女子に先に取られてしまった・・・まぁ別に他の声優雑誌を先に読めばいいことなんだけど・・・
それにしてもアキバ以外の本屋で声優とかアニメの雑誌読んでる人見るとなんか同志感感じるよね。

その後、異様に拡大されているラノベコーナーで「ネクラ少女は黒魔法で恋をする」を買おうと思ったが1巻がないので断念(ポイントの関係でここで買いたかった)そして成恵の世界もどこまで買ったか忘れたので断念。
その後、「ヒトラーの発明」だったかなんだったか忘れたが、ヒトラー政権時代のドイツの科学力(1940年代にはテレビ電話を完成させてたらしい)について書いてある面白い本が読みかけだったので読もうとしたら、探してもないので断念。
そんなこんなですぐ脇の萌え軍事本が大量においてあるコーナー(注:普通の本屋です)を覗いてたら、脇に


空口真帆似の女の子発見


ちなみに空口真帆とは「ネクラ少女は黒魔法に恋をする」の主人公のこと。
でもまぁ、その場所に案内したと思われる店員に丁寧にお礼を言っていたところを見るといい人なのかも知れない。それに(萌えとかじゃなく)戦争系の本の前で止まっていたところを見るとまぁ普通の人だと思う、うん。

そんなこんなで俺は本屋で40分ほど過ごしてました。

ああ、老夫婦が経営してて本好きの大人しくて気弱で優しい孫が手伝っている本屋で働きたい。それで結婚していつまでも幸せにくらしましたとさ。なんて人生送りたいよマジで。
さて、今日も現実世界の話でもしようか。まぁ俺は意外と現実も楽しいと思ってるし、うん。さて日記を書こう。

AM11:00
毎週日曜いつものように俺はベッドの上でボーっとし、そしてお隣の木葉はと言うとなぜかその傍にある小さいテーブルで宿題をしていた。

俺「ふわ~ぁ・・・」
木葉「んー・・」
俺「なぁ木葉」
木葉「なに?」
木葉はシャーペンを置いて俺の方を振り向いた。
俺「その宿題明後日までだろ?」
木葉「うん、そうだよ」
俺「よいしょっ」
今宿題をやらなくていいことを再確認し、俺は起き上がった。 
俺「とりあえず後回しにして、どこかいかないか?」
木葉「わ、○○が誘ってくれるなんて珍しいわね」
木葉は、少し驚いた顔でそう言った。
俺「まぁ、こんなにいい天気なんだし・・・な」
木葉「うん、どこかいこうよ♪」
「宿題やってからね・・・」なんていうのかと思ったら意外と上機嫌な木葉。
俺「よし、そうだな・・・ちょっと、帰り、遅くなってもいいか?」
木葉「え、うん。大丈夫だよ。どこに行くの?」
俺「ああ、海に行こう。遠くの」
そうして俺たちは、ここから2時間ほどかかる舞ヶ崎海岸へと向かうことにした。
・・・と本来ならここで駅のシーンになるところなんだが

俺「でもその前に腹減った。ご飯作ってくれ・・・」
木葉「あはは(汗)分かったよ・・・」
そうして俺たちは朝飯とも昼飯とも言えないご飯を食べ、準備して木葉山駅から電車に乗った。

そして3度ほど乗換えをし、1時間半が経ったころ・・・
俺「さすがにこの辺りになってくると乗客もまばらだな・・・」
俺は誰もいない電車の窓を少し開けながらそう言った。
木葉「そうね」
乗客のいない4号車。のどかな風景の中、俺と木葉だけがただただ揺られている。
木葉「うーん、いい風」
気持ち良さそうに風に当たる木葉。
俺「・・・」
ガサゴソ・・・
俺「・・・よし・・・」
木葉「♪~」
パシャッ
木葉「わっ!」
俺「ははっ、結構いい表情してたぜ」
俺はカメラを持ち上げて木葉に思わず笑みを見せた。
木葉「わ、やだっ、撮る前に言ってよ」
俺「ふふっ、こういうのは構えてない自然体がいいんだぜ」
そんなこと言いながら俺は家から持ってきた古いカメラを見ていると
木葉「えいっ♪」
パシャッ
木葉もすかさず使い捨てカメラで応戦する
俺「わ、お前カメラ持ってきてたのかよ」
木葉「まぁね~♪だって海に行くのに写真の一つもないって寂しいじゃない?」
俺「ま、それもそうだな」
パシャッ
木葉「わっ」
俺「不意打ち」
木葉「うー、今の絶対マヌケな顔だったよー」
俺「そんな顔してるお前が悪い」
木葉「うー、言ったなぁ」
パシャリ
俺「わ、にやけてる時に撮るなっ」
木葉「これでおあいこだよ♪」
俺「なにおー!」
パシャッ
木葉「きゃっ」
すかさずスカートを押さえる木葉
俺「ちっ、膝下じゃ写らないぜっ!」
木葉「もうー!ミニだったら写ってたんだからっ!」
俺「あーそれは残念だなー」
木葉「うー、○○のエッチ!」
木葉は顔を赤くして今にも「むーっ!」って言いそうな顔をしている。
俺「わ、今の表情かわいいぜ」
木葉「えっ」
パシャリ
俺「やたっ!」
木葉「え・・・」
事態を把握しきれてない木葉
俺「かわいい顔ゲット・・・」
木葉「うー・・・」
俺「ん?」
木葉「もうー○○のばかっ!」
ポカポカポカッ!

プシュー・・・ガタン(←電車から降りた)
俺「まったく、電車の中でフィルム1本使っちまったぜ・・・」
木葉「はぁっ、○○がいけないんだよ・・・」
とかいいつつもどこか満足感に満ち溢れた俺たちは近くのスーパーでフィルムを買った。

そして海岸まで15分ほど歩く
木葉「うーん、潮の香りがするね」
俺「そうだな・・・」
海の近く独特の潮の香りが漂ってきた。
木葉「うーん、気持ちいい」
俺「あ、海が見えてきたぞ」
木葉「わ、本当だ♪」
最後の角を曲がると、眼前に海が見えてきた。
俺「まだ泳げないけどな」
木葉「うん、それでも気持ちいいよ」
すごく満足そうな顔を見せる木葉。なんだろう、こんな幸せそうな木葉を見るのは久しぶりかも知れない。だから俺は・・・
パシャッ
木葉「わ、またっ」
木葉は不意打ちに拗ねた顔を見せる。
俺「今の木葉、すごく可愛かったからさ」
木葉「はぁっ、○○って実はそんなことをよく女の子に言ってるの?」
ちょっと拗ねてみせる木葉。
俺「バーカ、そういうのは俺みたいなのが言ったって意味ないし、言わないって(キモいだけだし)」
そういって俺は木葉の頭にポンと手を置いた。
木葉「・・・・あたしには意味あるもん・・・」
木葉は口を尖らせて消え入りそうな声でそう言った。

木葉「とうちゃーく♪」
俺「おお、やっぱ人の手の入ってない海はいいなー」
正確には海水浴場なので人の手は入っている。まぁここで言っているのは船舶が止まる港ではなく泳げる場所だって意味だ。
木葉「うんうん♪」
俺たちは荷物を置くための小さなシートを敷くとそこに荷物と靴を置いて海に近づいた。

バシャバシャバシャ
海水が気持ちいい。さて、何をしようか・・・と考えながら木葉の方を見ると、木葉は膝下まであるスカートを横で縛り、一生懸命膝上スカートにしていた。
俺は海水を両手ですくい・・・・
俺「・・・」
バシャッ!
木葉「わっ!」
木葉の膝にかけた。
俺「命中」
木葉「わ、○○ったら、もー、やったわねー♪」
パシャッ!
俺「わっ」
木葉も負けじと俺の膝めがけて水をかけてきた。
木葉「おかえし♪」
俺「ふっ、やるな・・・」
パシャッ
木葉「わっ、負けないんだからっ♪」
そうして俺たちは服のまま水をかけあっていた。

俺「うわ、びしょびしょだぜ・・・」
木葉「もー、何やってるんだろあたしたち、あはっ♪」
俺たちの水の掛け合いはあの後エスカレートして、まぁ本気ではなかったがそれでも海水を掛け合ったせいで服がかなり濡れてしまった。
それにしても今日の木葉は本当に楽しそうだ。「♪」の多さがそれを物語っている・・・ってそういう表現よくないな(汗)
まぁ、それはそうと、透けてるぞ、木葉。
木葉「ん?どうしたの?」
俺「い、いや、なんでもない・・・」
まぁでもそんなことも気にならないほどに楽しいってことだろう。
俺はやましいことを考えた自分に罪悪感を感じ、視線を木葉の胸から海へと移した。
すると、手に何かが触れた。
俺「ん?」
それは木葉の手だった。
木葉「えへへっ」
俺「ははっ」
俺たちは意味もなく、ただ手を握りあっていた。

そして30分ほど経った頃。
木葉「あ、そうだ・・・」
木葉は繋いだ手を解くと、何かを思い出したように鞄の中から何かを取り出し、そしてまた俺の隣に座った。
木葉「ねぇ、○○、覚えてる?」
俺「ん、何がだ?」
木葉「えっとね・・・」
そう言うと木葉はまた俺の手に触れた。木葉のひんやりした手とともに、何か固いものが触れる。
俺「ん?なんだ?」
俺はその固いものを見るために手を開いた。
俺「これは・・・」
そこには小さくて綺麗な貝があった。
木葉「思い出した?」
俺「ああ、懐かしいな」
木葉「うん・・・」
この貝は、そう、俺と木葉が初めてここに来た時のことだ。もう、10年くらい前になる。あの日の俺たちは今日と同じように、いや、あの時は水着だったが、二人で水をかけあったりして遊んでいた。夕暮れまでお城を作ったり、水を掛け合ったり、とにかく楽しかった。俺は今でもあの時のことははっきりと覚えている。
そして夕暮れ時、帰る時間になった頃、俺と木葉はまだまだ遊び足りないというように帰るのを拒んだ。でも、そんな子供の意見なんか通るはずもなく、結局その後すぐに親達は帰りの支度を始めた。
俺たちにとってその時間は今までの何よりも楽しかったかもしれない。それだけに帰らなくてはいけないという現実は酷く辛かった。その時の俺は大人になったら誰に止められることもなくずっと遊べると、いつかきっと木葉と一緒にここに来れると、だから俺は、木葉に帰り際にみつけたこの貝を渡し
『また、一緒にこようね』
そう言った。

俺「また、一緒にこようね・・・か」
木葉「うん・・・」
俺「10年ぶりだな・・・」
木葉「うん・・・」
木葉のはしゃぎっぷりはこの思い出を思い出していたからなのかも知れない。
俺はこの貝を見てそれを強く確信した。
俺「今日は、楽しかったか・・・」
木葉「うん・・まだまだ、遊び足りないくらい・・・」
俺「ん?何かまだやりたいことでもあるのか?」
木葉「ううん、それはもう十分、でも・・・」
俺「ただ・・・」
俺は木葉の方を向いた。
木葉「もう少し、こうしていたい」
そういうと木葉は俺の手を強く握った。

俺「すっかり遅くなったな」
木葉「そうだね・・・」
時刻は午後9時、ここからだと電車を乗り継いでもおそらく木葉山には11時過ぎになっているだろう。
「お互い今日は家に親がいないとはいえ、明日学校だしな・・・」
「うん、ゆっくりもしていられないよね・・・」
俺たちは、暗闇がそうさせたのか誰からともなく手を繋ぎ、舞ヶ崎海岸駅へと向かった。

ガタンゴトン
電車は暗闇の中を走る。こんな田舎ではこんな時間に電車に乗る人も少ないんだろう。乗客は俺たち二人だけだった。
俺「なぁ木葉」
木葉「・・・」
俺「なぁ・・・」
木葉「すーすー」
俺「あ・・・」
俺は木葉に話しかけようとしたが、よっぽど疲れたのか木葉は眠っていた。
俺「ははっ、かわいい寝顔・・・」
俺はそんな木葉の寝顔を見て、なんだか幸せな気分になるのを感じていた。
俺「俺も、一眠りするか」
そして俺は、木葉の手を握ったまま、寝ることにした。

そして途中、乗り換えをし、なんとか11時半に木葉山の駅まで着いた。
俺「はぁ、疲れたな」
木葉「うん」
俺「このまま寝たい気分だ」
木葉「でも、海の後はシャワー浴びないと辛いよ・・・」
俺「そうだな・・・」
俺たちはそんな現実的なやり取りをしながら、家路を急いで・・・はなかったが家に向かっていた。
なんだろう。夜だから誰にも見られないだからだろうか。またもや手を繋いでいた。まぁ、昔はよく手を繋いでいたし、別にそう取り立てていうことでもないか。

そして、俺たちは家についた。
俺「おつかれ、木葉」
木葉「うん、お疲れ様、○○」
そうしてお互いの家の間で名残惜しそうに手を離す。
俺「また、明日な」
木葉「うん、明日ちゃんと、起きられるかな?」
俺「俺にはその自信はないぞ」
木葉「あはは、あたしも」
俺「でも、起きなきゃな」
木葉「うん」
俺「じゃあ、おやすみ、木葉」
木葉「うん、おやすみ、○○」
そうして俺たちはお互いの家に入った。

ジャーーーーー・・・キュッ
ガチャ
俺「ふーっ、さっぱりした」
俺は風呂場からでてきて、木葉の言葉を思い出して、こう言った。
俺「たしかにシャワー浴びないと寝られなかったな・・・」
さっきふとんに入って寝ようと思ったが、あまりに気持ち悪く、結局シャワーを浴びることになった。
俺「なんかあるかな・・・」
俺は冷蔵庫の中を覗くと、目の前にちょうどジュースがあったのでそのジュースを取り出し、それをコップに入れた。
俺「ごくっごくっ・・・」
たったいっぱいのジュースが喉に潤いを与える。
俺「ふー、じゃ、寝るか」
満足した俺は寝ることにした。

パチン
俺「よし、電気は消した。寝るか・・・ってあれ?」
寝ようと思って電気を消すと、枕元においてある携帯携帯が光っていた。
俺「メール?誰だ・・・」
ガチャッ
俺は折りたたみ式携帯を開いた。

名前 桜塚木葉
件名 起きてる?
本文 ○○まだ起きてる?もし起きてたらそっち行ってもいいかな?

俺「ん?木葉?」
それはどうやら1分前に来たメールらしい。だから俺は
俺「・・・・」

件名 Re:起きてる?
本文 ああ、起きてるよ。窓開けるから、こいよ。

そう返した。
ガラガラガラ
そして俺は窓を開けた。

ガラガラガラ
隣の家の窓が開く。
そこには、パジャマ姿の木葉がいた。
木葉「ごめんね」
俺「気にするな、いいから、こいよ」
木葉「うん」
木葉は自分の家の屋根から俺の家の屋根へと移った。
俺「暗いから気をつけろよ」
木葉「うん」
そうして俺は木葉の手を取り、部屋に入れた。
木葉「ありがと。それとごめんね。なんか一人でいたら寂しくなっちゃって」
と枕持参の木葉。
俺「そっか、気にするなよ」
俺はふとんへと招き入れた。
木葉「失礼します」

そうして二人で一つのベッドに入った。
木葉「なんか、こういうのっていいね」
俺「そうだな」
なんか恋人同士のような会話だと思ったが、まぁそれには突っ込まず、俺たちはお互いに顔を確認するかのように向き合った。
俺「・・・」
木葉「・・・」
そしてどこからともなく手を繋ぎあう俺たち
俺「・・・はは」
木葉「・・・あはっ」
そうして俺たちはお互いの顔をさらに見つめあった。
俺「今日は疲れたから、早く寝ないとな」
木葉「うん」
俺「俺、起きれないかもしれないから、その時は起こしてくれな」
木葉「うふふっ、それ、いつものことでしょう?」
思わず笑い出してしまう木葉。
俺「ま、そうか(汗)」
木葉「うふふっ」
俺「あははっ」
そうして俺たちはふとんの中で笑いあった

俺「じゃあ、俺、寝るな」
木葉「うん、あたしも寝る」
俺「木葉、おやすみ」
木葉「うん、○○、おやすみ」
そして俺たちは、手を繋いだまま、深い眠りへとついた。


翌日、鈴音坂(鈴音台高校通り)
俺「まぁ、案外起きれるものだな」
木葉「そうねー。あたし寝坊したらどうしようかと思っちゃったよ」
朝、俺たちは意外にもどちらに起こされることなく自然と7時に目が覚め、ゆっくりと朝食を取り、ゆっくりと通学していた。
俺「いつもこうだといいんだけどなー」
木葉「それは○○次第だよ?」
俺「ううっ、やっぱりそうか」
木葉「だって、あたしは起きてるもん」
俺「うー、俺だって頑張ればなー」
木葉「頑張れば・・・なに?」
俺の目を下から見つめる木葉。勢いで言ったことが見透かされてるようで気まずくなった俺はその目を逸らし
俺「きっと起きれる・・・ハズ・・・たぶん・・・ね」
そう言葉をはぐらかした。
木葉「なにその頼りなさげな発言は(汗)」
俺「う・・・まぁ、でも頑張って起きるようにはするよ」
木葉「うんっ♪」
そうして俺たちは、坂を上った。

??「あ、木葉~、○○~、おは・・・ってええっ!?」
俺「あ、エリー、おはよう」
木葉「おはよう、エリー♪」
エリー「おはよう・・・って2人とも、それよりいつからそんな関係になったの?」
俺「そんな関係ってなんだ?」
木葉「??」
エリー「ちょっと、とぼけないでよ。ほら、その手・・・」
そう言ってエリーは俺の右手と木葉の左手を・・・って
俺「あっ!」
木葉「あっ!」
ほとんど同時に声を上げただろう。

俺&木葉「手を繋いだままだった・・・」

エリー「まったく朝から見せ付けてくれちゃって」
俺「いや、これはだな。無意識というか、クセになっちゃったというか」
木葉「そうそう、別に意識してやってたわけじゃないのよ」
なんか後からよく考えると逆に誤解を招きそうな発言をしている気がするが、気が動転して俺と木葉はそんなことを言っていた。
エリー「はぁー、ごちそうさま。」
エリーはあきれたようにため息をついた。
俺「・・・」
木葉「・・・」
そんなエリーに言い訳するのも無駄だと思い、俺たちは顔を見合わせた。
エリー「それより、ホームルームはじまっちゃうよ?」
俺「え、もうそんな時間?」
エリー「うん、もうあと3分だよ」
木葉「わっ、早くいかなきゃ」
俺「いくぞ、木葉」
木葉「うんっ」
今年の夏は、今までとは違ったものになるかもしれない、そう感じた春のことだった。


いきていく

キミキズキャプター木葉

2007-05-04 11:36:53 | ウェブログ
CCさくらのことを考えてたら夢に桜がでてきたキミキズです。

ではまず夢の話を。
俺は教室に桜と二人でいた。ちなみに俺は「小狼(シャオラン)くん」と呼ばれていたので、俺は小狼で、しかも呼び方からシリーズ後半の設定だと思われる。
すると謎の少女が現れた。そしてどういうやり取りだったかは忘れたが、突然少女が襲い掛かってきた。なんでもこいつは太刀打ちできないみたいで俺は桜に
俺「桜!逃げろ!」
と言った。ちなみに桜もかわゆい声で(CV丹下桜)
桜「うんっ!」
と言った。

そしてなるべく少女を俺にひきつけて「ほえーっ」とか言っている桜を別の方向に逃がす、なに、逃げるのは俺の十八番だ。
まず俺は階段を駆け上がり、直進したと見せかけて右から2番目の教室の教卓の脇に隠れる。廊下を駆け抜けていく少女。それを見計らってさらにベランダへと窓から脱出し、そしてまた右隣(少女とは逆の方向)の教室から一階へ・・・と思ったら一番左の教室のベランダで桜が少女に追い込まれていた。助けにいく俺。
俺「おいお前!こっちだ!」
すると少女は俺の挑発に乗ったかのように俺めがけて突進してきた。
すかさず俺は
俺「桜、逃げろ!」
と言った。だが
桜「で、でも・・」
と躊躇する桜。そんな桜にもう一度
俺「いいから逃げるんだ!」
と言うと
桜「う、うんっ」
と頼りない返事をしながら桜はしぶしぶながら教室の中へと逃げ出した。
そして追いかけてくる少女。
俺はさっきの教室へと窓から入る。同じく窓から入ってくる少女。
そして教室から廊下へ出た瞬間、すかさず

ドアを閉めた。

ゴンッ!!

少女がドアに激突し、鈍い音がする。そして俺は・・・・
というところで目が覚めました。

ああ、なんだったんだあの夢・・・
ちなみに追いかけられている時に、自分が部屋に入った後、後ろを振り向かずにすかさずドアを閉めるというのは実は俺の得意プレーで中学生の頃にも実践していた(中学生にもなってそんなことやるなよ・・・というかこれ追いかけてる人がドアに正面衝突したり、ドアに挟まれて危ないからやっちゃだめだよ)
その他窓から逃走はもちろん、小学生の時にやった「学校の敷地からでなければどこに隠れてもいい」というクラス全員強制参加の鬼ごっこで、金網をよじ登って反対側(地面につかなければ敷地内という解釈)にへばりついてたり、逃げる為ならほんと手段を選ばなかったです、ええ。


というわけで木葉たちとかくれんぼでもやろうか。

時はPM17:00
すっかり日が延び、まだまだ明るい鈴音台公園。
俺たちはまっすぐ家に帰らずにここにきていた。

百地「なぁ○○、いったいここで何をするつもりなんだ?」
俺「うむ。暇そうな人ベスト5の諸君らと鬼ごっこをやろうと思う」
エリー「わーお、暇そうな人ベスト5って・・・言うわね(笑)」
菊梨「なんか屈辱的ね・・・確かに暇だけど・・・」
柚香「ふーん、そんなに暇なら今度たっぷり部活動してもらうんだよ♪」
木葉「はぁっ、でもなんで突然鬼ごっこなの」
俺「いやなんとなく。まぁ本来なら公園って少年少女がたくさんいるわけだ」
木葉「うん」
俺「でもほら、良い子は5時には帰るだろ?そしたら公園に人がいなくなって寂しくなるじゃん?」
菊梨「どんな理屈よ(汗)」
俺「まぁとにかく公園に人がいなくなるのも防犯上問題だから、俺たちでおにごっこをやって街の防犯に努めようと。これは一種のボランティアだ」
木葉「はぁっ、自分が遊びたいだけでしょ・・・」
俺「まぁそうとも言う」
木葉「そうとしか言わないよ・・・」
俺「まぁそれはさておきどうするか・・・」
俺はメンバーを見て考えた。足の速さは
百地>俺>菊梨>エリー>柚香>木葉
ちなみに百地は男子では速いほう。俺はまぁ・・・おいといて、菊梨は女子では速いほう、エリーもどちらかというと速く、柚香も同じ。そして木葉は普通。とまぁ、女子の方は平均以上のメンバーが集まっている。とはいえ、男女の身体能力差を考えるとたかが知れていて、男の方が有利すぎる「鬼ごっこ」はなんか面白みがない。うーん、それじゃ・・・

俺「というわけで缶けりに変更で」
菊梨「どういうわけなのかわからないけどわかったわ」
俺「よし、じゃあちょっと待ってて」
そうして俺はゴミ箱へ向かった。

俺「んじゃ、これ缶な」
俺はゴミ箱から缶を一つ取り出すとそれを水道で洗い、持ってきた。
俺「それじゃ、鬼を決めるぞ」
俺はみんなを見渡し、じゃんけんの準備ができていることを確認した。
俺「最初はグー、じゃんけん・・・」
俺「ぽん!」
エリー「やたっ♪」
菊梨「げ・・・」
それぞれ多様な反応を示す。
ちなみに結果は
俺、パー 木葉、パー エリー、パー 菊梨、グー 百地、グー 柚香、グーー

俺「じゃあ菊梨、百地、柚香でじゃけんして」
百地「くっ、じゃんけん百戦錬磨の俺とじゃんけんなんて不運だったな・・・」
菊梨「百戦練磨も何もさっき負けたじゃない・・・」
柚香「うー、鬼は嫌なんだよ」
俺「じゃあいくぞ、じゃんけん・・・」
俺「ぽん」

菊梨、チョキ 百地、パー 柚香、チョキ

柚香「やったー♪」
菊梨「あはは、蒼介ある意味百戦練磨ね(笑)」
百地「うっ・・・」

というわけで鬼は百地に決まった。まぁあいこにならずよく決まったものだ。

百地「うー・・・お前ら散れ散れっ!俺が100数える間に散りやがれっ!」
菊梨「言われなくても散るわよ。かっこはぁと」
百地「うわ、『かっこはぁと』なんて口で言う奴初めて見たぜ・・・今少し引いた・・・」
菊梨「う、うっさいわねぇ!百戦練磨の蒼介くんっ?」
百地「うー!」
菊梨「うー!」
俺「変なことで争うなよ(汗)」
そういってわけのわからないやり取りを始めた百地と菊梨に突っ込み、そして缶けりが始まった。

百地「いーち!にーぃ!」

鈴高の通学路でもある公園で制服のまま大声で鬼をやる素直な高校生、百地蒼介。
あまりの声のでかさに通行人が笑っていたが、まぁそれはいいだろう。

菊梨「あたしはこっち行こうっと」
公園にある大きな壁の後に隠れる菊梨。

柚香「ここ登れるかなぁ」
そして木に登ろうとする柚香。
俺は柚香が木に登れるのかその一部始終を・・・
木葉「こっちきなさいっ」
俺「うがっ」
見ようとしていたが木葉に本当は柚香のスカートの中を見ようとしているのがバレて連行された・・・制服のままなのがいけないんだぞ、みんな。
木葉「まったくエッチなんだから・・・」
俺「そんなに見られたくないならブルマでも履けよ・・・」
木葉「はぁっ、今日は体育ないんだから持ってないよ・・・」

百地「きゅうじゅうにー!きゅうじゅうさんー!」

木葉「わ、早く隠れなきゃ。そ、そこ入ってっ!」
俺「わ、わかった」
そういって俺たちは大きな丸い石のような物体の穴の中に入った。

百地「・・・ひゃくーーー!!」

俺「ふぅ、ここなら大丈夫だろ・・」
木葉「そうね・・・・」
中も下が石(の素材)になっているので、俺はそのまま座った。
俺「しかしここ狭いな・・・」
木葉「子供用だからねぇ・・・」
俺「お前も座れば?」
俺は腰を思いっきりかがめたまま座らない木葉にそう言った
木葉「で、でも・・・」
なにやら木葉は躊躇している。
俺「どうした、座れないのか?」
木葉「い、いや、そういうわけじゃないんだけど・・・」
俺「じゃあ座れよ。その体勢辛いだろ?」
木葉「う、うん・・・でも・・・」
今俺は膝を曲げて座っている、というかそうしないと木葉のスペースが確保できない。つまり俺が膝を曲げて座っているということは、木葉もそうやって座らなきゃいけないわけで、いくら暗いと言っても多少見えるわけでつまりなんだ・・・
俺「ああ、分かった(汗)」
木葉「う、うん・・・あはは(汗)」
俺「でも今ここから出たら自殺行為だしな・・・ちょっと待ってろ」
そういうと俺は曲げていた脚を腰をかがめて立っている木葉の足の間に入れ、伸ばした。
俺「よし、木葉、とりあえず俺の脚の間に座れ。お前の脚は俺の体の横に伸ばしちゃっていいから」
木葉「う、うん・・・」
俺「・・・どうした?」
木葉「ちょっと目瞑ってて・・・」
俺「あ、ああ・・・」
そうして俺は木葉の言う通り目を瞑り「いいよ」と言われ目を開けると、木葉はぺたりと俺の両足の間に座り脚を俺の体の左右に伸ばしていた。
俺「おっけー、これで大丈夫だろ」
木葉「うん。でもさ○○」
俺「なに?」
木葉「これじゃ攻められないよね」
肝心なことを忘れている俺たちだった・・・
俺「ま、まぁ、菊梨がなんとかしてくれるだろ(汗)」
木葉「さっそく缶けりの醍醐味を無視しちゃってるわよね・・・」
俺「まぁとりあえずもう少し様子見だ・・・」
そうして俺たちはしばらくここに隠れることにした。

百地「ゆずっちみーっけ」
柚香「うーっ、さっそく鬼候補になっちゃったよ・・・」

俺「柚香がつかまったみたいだな・・・」
木葉「そうね・・・」
そうして5分ほどした頃・・・
百地「菊梨みっけ!」
菊梨「うっ、失敗したわ・・・」
カンカンカン
百地「みっけみっけみっけ!」
菊梨「分かったから何度も缶踏まないの(怒)」
百地「へいへい・・・」

俺「菊梨も見つかっちゃったな・・・」
木葉「そうね・・・」
俺「しょうがない、そろそろ俺たちも動くか・・・」
木葉「そうだね・・・」
俺「じゃあ、木葉、立ってもらえるか」
木葉「うん」
そうして木葉は俺の手を使って立ち上がろうとしたところ
木葉「きゃっ」
ドシッ
バランスを崩し、俺の方に倒れこんでしまった。
木葉「ごめんっ、大丈夫」
俺「俺は大丈夫だが、木葉は?」
木葉「あ、あたしは大丈夫・・・」
俺「そうか」
木葉「でも、この体勢だと立てない・・・」
俺「うーん、俺が上げるからその勢いで」
木葉「う、うん」
そうして俺は木葉の両腕を掴んで木葉の体を上げ・・・ることは出来たが、何分天井が低い為、起き上がれない。ただでさえさっき木葉が倒れこんできた時に仰向け状態になってしまったのに・・・
俺「すまん、天井が邪魔でこれ以上上がらない」
腕が疲れたので木葉を下ろす俺。
木葉「ええっ・・・どうしよう・・・」
俺「ああ・・・とりあえず休憩してから考えよう・・・」
ちなみに現在の状況を簡単に説明すると、仰向けに寝る俺にうつぶせ状態の木葉が覆いかぶさってる状態なんだが、このまま動けないというのもいくら上にいるのが木葉と言えど非常にマズイ状態というか、なんていうか、心臓の音がその上にあるむにゅむにゅしたものを通じて俺の胸へと響いてくる
俺「お前心拍数速いな」
木葉「ばか・・・」
照れ隠しとも言えるごまかしにならないごまかし発言をしたものの、依然状況は変わらない。というか木葉の髪やら息やらいろんなものが俺にダイレクトに伝わってきてなんていうか
俺「わ、悪い・・・」
木葉「う、うん・・・」
木葉もその意味を感じ取ったのか、少し恥ずかしそうに俺に応える。
まぁ、なんていうか、とりあえずこれを読んでいる皆様、ごめんなさい。
俺「ふう・・・」
木葉「・・・」
すぐ傍にある木葉の顔を見る。こうやって見ると意外とかわいいな・・・
俺「ふう・・・」
しかしずっとこんな体勢でいるわけにも・・・
俺「ごめん・・・」
木葉「う、ううん。あたしこそごめんね・・・」
なぜか謝る俺たち。
でも本気でこのままでいるわけにもいかないな・・・
俺「とりあえず出口に押し出すか」
木葉「ど、どうやって!?」
俺「とりあえず俺が押し出すからそのまま足からでてくれ」
木葉「ええっ!?」
どうやらスカートを気にしてる木葉
俺「大丈夫、誰も見てないって。それにそれしかない」
木葉「う、うん・・・」
俺「よし、いくぞ」
そう言うと俺は木葉の腕を掴み押しだ・・・そうとしたが、腕ばかりが動き、肝心の体があまり動かせなかった。
俺「ちょっとごめん」
俺は腕をあきらめ、今度は脇の下あたりを掴み、そのまま押し出そうと・・・
むにゅっ
木葉「あうっ」
したがなんだかやわらかいものに阻まれた。
俺「あ、悪い・・・」
木葉「う、ううん、気にしないで・・・」
とか言いながらどう見ても気にしてる表情の木葉
俺「うーん、仕方ない、電話して助けを呼ぶか・・・」
木葉「そ、それがいいよ」
木葉「あ、できれば百地君以外で・・・」
俺「え、なんで?」
木葉「だって・・・その・・・」
俺「ああ、悪い。分かった」
そうして俺はなんとか携帯を取り出した。
俺「えっと・・・」
俺は履歴にある鷹條エリーの文字を選び、ボタンを押した。
プルルルル・・・・
俺「出ない・・・」
俺は手が疲れるので一旦携帯をしまった。
木葉「うー・・・肝心なときに・・・」
俺「まぁ、すぐに電話くるだろ・・・」
ブルルルル・・・
木葉「ひゃんっ」
俺「と、突然変な声だすな」
ブルルルルル・・・
木葉「ちょっと、電話きてるっ、とってっ!」
俺「わ、わかった・・・」
俺は木葉の太ももの下辺りでブルブル震えている携帯を取り出した。
エリー『もしもし、○○?どうしたの?』
小声のエリーが出た。
俺「緊急事態だ、助けてくれ」
エリー『ど、どうしたの?』
俺「事情は後で説明する」
エリー『いまどこにいるの?』
俺「石みたいな素材でできてる大きな丸いやつあるだろ、あの中に木葉といる」
エリー『あ、あんなところに2人で!?』
俺「そう、そして出られないんだ・・・」
エリー『なにやってんのよ・・・』
俺「それより早く頼む」
エリー『わかったわ』
俺「それと今百地に来られると困るから、そのまま見つからないようにな」
エリー『はーい』
1分後・・・
エリー「○○、木葉いる?・・・ってわっ!」
木葉「助けて・・・」
俺「頼む・・・」
エリー「百くんが見たら悶絶しそうな格好ね・・・」
木葉「ううっ・・・」
そうして木葉はうつぶせのままエリーに足からひっぱりだされ、俺もあおむけのまま足から引っ張り出された。
エリー「どこをどう隠れたらあんなエロくなるのよ・・・」
俺「いや、最初は普通に入ったんだがな・・・」
木葉「はぁっ、エリー、ありがと」
エリー「どういたしまして」
百地「あ、○○にエリーに木葉ちゃん見っけ」
エリー「わ、見つかっちゃった」
そうして一回戦は終了した・・・

柚香「あ、きたきた」
俺「おう・・・」
菊梨「ん?○○に木葉、どうしてそんなにぐったりしてるの?」
木葉「そ、それはね・・・」
俺「まぁ、いろいろあったんだ。な、木葉」
木葉「う、うん・・・」
菊梨「ん?」
なんかいぶかしげな目で俺を見る菊梨。というか俺だけかよっ。
百地「百戦練磨の俺様にかかればこんなもんよっ!」
そして百地は勝利に酔いしれていた・・・

こうして俺たちは日が暮れるまで缶けりを続けていた。まぁ、木葉は一回戦終了時点で既に疲れていた様子だけど(汗)まぁたまにはこうやって遊ぶのも面白いなぁと思った放課後でした。

いきていく

無口っ子同盟

2007-05-02 23:52:05 | ウェブログ
2次元の世界を具象化させかけたキミキズです。

実は夢に長門有希がでてきたんだけど、どうやら夢の中の俺と長門は仲がいいらしい、それはもう、手を繋いじゃうほどにね。で、俺はその世界で寝そべっていたら突然下半身に


長門の手の感触が


俺「お、おい長門?」
有希「有希」
俺「おい・・・」
有希「有希」
どうしても有希と呼んでほしいらしい
俺「お、おい有希・・・いったい何をするつもりだ?」
有希「こうすると、あなたは嬉しいはず」
嬉しいのか?いきなり触られて少し驚いたんだが(汗)

問題はここから。夢の中なんだから感触はないだろうとお思いのあなた。甘い。
実はしっかりと手の感触があったのだよ(桑谷夏子風)
まぁそこで目が覚めてしまたが、俺は反射的に目を瞑ったまま夢の世界へ戻ろうとしていたんだが(無駄な努力という)実はその間も長門の手の感触があった。それが消えるのは目をしっかり開けるまでで、これは2次元世界であったことを3次元世界に感覚として伝えることに成功したってことだと思う。

ちなみにこんな夢を見た原因はおそらく昨日読んだ長門有希のSS。
キョンに一定以上の好意を持つようになった長門が、朝比奈みくるの胸ばかり見るキョンに嫉妬して、統合思念体に申請してCカップにしてもらったというもの。朝比奈さんに対抗するにはD以上は必要な気がするけど・・・まぁそれはおいといて、有希かわいいよ有希。

ああ、しかしこんなことばかり書いてたら本気で変態だよね。って今更か・・・ごめん・・・でも探してみると俺の「変態度」が霞むような変態ブログもあって(みくるちゃんのおしっこ飲みたいとか)それはそれでなんか負けた気分がするんだよなー。ちなみにさすがにこれをネタにされるのは困るのでマジレスで行くけど、俺は朝比奈さんの尿とか別に飲みたくはないです、本気で・・・そういうのはあまりにマニアックすぎます・・・ごめんなさい・・・

ではでは後半書くことなくなったので、名称未定、主人公の名前未定の話の続きを・・・

プシュー
『新宿~、新宿~』

「はぁ、やっぱり朝に利用するもんじゃないね・・・」
僕は、駅の様相を見てそう思った。

新宿、かつて東京が一つだったころは浄水場もあって西の端という趣だったらしいが、かつての主要部がほとんど東側になってしまい、立地的な条件もあいまってすっかり東京(西)の中心と化した。そして、僕はそんな東京(西)の中心、新宿にある柏木高校に通っている。

「はぁ、徒歩通学の方が気楽だった・・・」
徒歩通学していた時を思うと、自然と学校への歩みも遅くなってゆく。以前は高校から徒歩15分ほどのところに住んでいたが、今日からは電車だけでも25分(乗換え含む)電車通学を経験していなかった僕にとっては、かなりの苦痛だ。
ちなみに柏木高校は新宿駅から7分ほど歩いたところにある。

「はぁ・・・」
バンッ
「△△、おはよっ♪」
「いてっ!」
僕は突然背中を叩かれ、咄嗟に振り向いた。
「ん?ちょっとー、朝から何しけた顔してんのよ?」
「いや、しけた顔って・・・」
目をぱちくりさせて本気で僕を見るこの朝からハイテンションな女は笹崎菜々子。
席が隣になったのが縁で話すようになったけど、まぁなんていうか「ハイテンション」としか言いようがない・・・
「あんた激動の昭和を生き抜いたサラリーマンみたいだったわよ?」
「それ平成っ子に言われたくないよね・・・」
「まぁとにかくそれくらいしけた顔だったってことよ」
菜々子は昭和生まれの人が聞いたら怒りそうなことを言う。
「いや、なんていうか、電車通学って面倒だなぁと」
「はぁ?たかが20分ちょい電車乗るくらいで何言ってんのよ。だらしないわねぇ」
バンッ
「だから叩くなよ・・・」
「まったく、あたしなんて毎日喜多見(小田急線で世田谷の一番奥)から通ってんのよ」
「喜多見って乗換えないし楽じゃん・・・」
バンッ
「もう、そんな細かいことはどうでもいいの!」
「それより昨日の墜落事故見た?△△の家の方でしょ?」
「ああ、見たよ」
「どうだった?」
「すごいことになってたよ、飛行場の中が真っ赤で。でも割とすぐに消火されたみたいだけどね」
「へぇーっ、なんか久々に東京に緊張が走った感じよね」
「そうだなー。また東と揉めるんじゃないか?」
「まぁ、それはいつものことよね・・・これはもしかして東の陰謀じゃないかしら・・・ええ、きっとそうよ!でなければ・・・」
・・・と僕たちは昨日の事故のことを話しながら(というか菜々子が一方的に話ながら)学校へと向かった。

ガラガラガラ
「よっ、△△、菜々子」
「ああ、宮沢、おはよう」
「おはよーっ♪」
「あ、相変わらずテンション高いな(汗)」
「まぁねん♪」
いや、誰も褒めてないと思うが・・・
「それより△△、昨日の事故凄かったな。」
「うん、あれはすごかったね・・・ちょうど近くにいたから墜落するところも見たんだけどあれはすごかったよ」
「マジで!?どんな感じだったんだ?」
「なんていうか着陸しようというよりも突っ込んでくる感じだったよ」
「なんか特攻隊みたいだな・・・」
「うん・・・あれが故障によるものなのかその辺りは謎だけどね・・・」
「まぁ墜落なのか特攻なのかはこの際何も被害がなかったのでいい。でもなぁ△△、それよりももっと謎なことがある、それが何かわかるか?」
宮沢は何かを確信したかのように俺にそう振ってきた。
「え?他に謎めいたことなんてあったっけ?」
「おい!お前はそんな重要なこともわからんのか!ちゃんとニュース見たか!?」
突然落胆しだす宮沢。
「まぁ見たけど・・・」
「じゃあなぜ分からない!」
「いや、そんなこといわれても・・・」
「じゃあお前に気づかせてやろう」
宮沢は俺の顔を真剣に見つめ、そしてこう言った。
「実はあの飛行機」
ごくり・・・
「少女が操縦してたらしいじゃないか・・・」

「うーん、そういえばニュースでは飛行機にいたのは少女だったと・・・確かにおかしいな」
「だろ?あんな軍用機を少女が操縦してたんだぞ?おかしいだろ?なんで少女が・・・これはもうなんていうか萌えポイントじゃないか?」
「・・・は?」
「バカ野郎!お前は本当に何とも思わないのか?少女が軍服を着て飛行機を操縦してたんだぞ!?こんなレアなシチュエーション!これに萌えずして何に萌えるんだ!?」
「いや、そんなこと言われても・・・」
「あー!ダメだダメだ!お前は何も分かってない!」
正直分かりたくないような気もする・・・とは言わないでおく。
「で、でもさー、少女が運転していることそのものがすごく疑問じゃない?」
「そんな疑問は後でいい、飛行機ぐらい少女だって訓練すればきっと操縦できるだろ」
あっさりという。
「あー、なんだかテンションあがってくるなっ!」
「い、いや・・・」
「はぁ、これだから男は・・・」
菜々子は話についていけないと言った風にため息をついていた。いや、男の僕もついていけないんだけど・・・

つづく

今日は眠いから寝る・・・

いきていく