まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第123号:蕎仙坊へ行く。

2007年07月13日 | ◎蕎麦


前から行ってみたかった蕎麦屋「蕎仙坊」。御殿場のアウトレットへ行ったついでに行ってきました。



アウトレットでは原寸?ドナルドに恐怖を憶え、泣いてしまった坊。ズームで見るとこの顔は歌舞伎でいう「にらみ」に見えなくもない。



十里木高原にほど近い森の中。県道から脇道を100mほどいったところにお店はあります。



思っていたよりかなり大きな建物。山形の古民家を移築したものだそう。入り口脇には、小さなこどもがいる場合、他のお客の迷惑にならないようにしてくれよ。との旨書かれた看板が。坊がぐづらないか心配。。



店についたのは3時半ころ。売り切れご免の店らしく、ひょっとしたら終了してるかも?と心配したものの杞憂でした。週末はかなり混雑するようですが、さすがにこの時間、僕らの他にお客は2組のみ。店の雰囲気、窓からの景色等、ロケーションもいいです。



品書きには、そばみそ、そばがき、鴨焼、氷酒と魅力的なメニューが並びますが、車の運転で当然酒は飲めず時間もあまりなかったので一直線に蕎麦へと向かい、二色そば(せいろと田舎の盛り合わせ)を注文。



田舎もせいろもまずまず。さすがに“ちゃんとした”蕎麦屋のそば。田舎はまるでそばがきを食べているよう。風味もコシもしっかりしてるけどなんだろう?少し粉っぽいかも。つゆは濃いめの甘めでした。値段も手頃でトータルではかなりイイと思います。



おまけ。

御殿場の天野醤油さんでつくっている「甘露しょうゆ」は2000年3月に行われた全国醤油品評会「さいしこみ」の部で優勝し、農林水産大臣賞に選ばれた逸品。数年前の一時期、実家で使っていたことがあり、御殿場に行ったついでに久しぶりに買ってみた。いろんな物にこだわる自分に対しワイフはいろんな物に無頓着。醤油の件もしかり、家路に向かう車中「市販の物とはまるでわけが違う!」と熱く語る自分に疑いの目を投げかけるワイフ。そんなに言うなら家に帰って利き酒ならぬ、利き醤油をやろうという話になった。小皿2つに今まで使っていた醤油と買って来た甘露しょうゆをワイフが入れて自分がどっちがどっちか当てる。ここではずしたら2度と醤油はおろか、食にまつわるいろんなことに言いたいことを言えなくなってしまう。緊張が走る。一口舐める。んっ?全く違う。見事的中!自分の舌が確かだとかそういう事では全くなく、間違い無く誰でも分かる味の違い。今まで使っていた某社の某商品は、いろんな物が混ざりあった味がして香りもまた複雑、甘露しょうゆはそんなクセが全く無くとても素直な味と香り。改めて「甘露しょうゆ」の良さを認識しました。素材はそこそこでも醤油がいいと見違える!値段もお手頃でオススメです!

蕎仙坊(きょうざんぼう)
住所:静岡県裾野市須山1737
電話:055-998-0170
訪問:7月上旬
定休:月曜日、第2・4火曜日
※二色そば 840円

天野醤油
http://www.gotemba.or.jp/i/amano/
住所:静岡県御殿場市御殿場139-1
電話:0550-82-0518
訪問:7月上旬
定休:?
※甘露醤油 365ml 525円 720ml 735円