こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

祈りとともにありたい

2013-06-23 13:23:12 | こころの宝物
こんにちは♪
姫路は「ゆかたまつり」という大きなお祭りなのですが、
予報外れて雨模様です。

スーパームーンは見られるか微妙だけれど、
私個人的には、昨日夕方の青空に浮かぶ
大きなほぼ満月を見られたのです☆

いずれにしても、視覚的な問題じゃないので
スーパームーンを「感じて」みるといいかなと思います。
視覚的に見える方も、
ちょっと目を閉じてみるといいかもしれませんね。

さて、私は勉強不足で意識していなかったのですが
沖縄では今日は「慰霊の日」、祈りの一日なのだそうです。

私たちの世代にとって戦争というのは、
実際何が起こるのかピンとこないもので
だからこそ軽々に憲法の改正の賛否を表明したり
外国に対して、インターネットという誰でも見える場所で
ともすれば、ひどい言葉を投げたりしてしまいがちなように思います。

どんな「真実」であれ「大義名分」であれ
身体であれ心であれ
人を著しく傷つけるのであれば、それは攻撃。
これって先のブログでちょっと書いた
悪い意味での「自己主張」の果てにある行為のようにも思います。

さっき思い出したのが
『天空のチベット 雪蓮花 活佛の微笑』(新日本文芸協会)の
水原渭江先生とお話している時に
ふっと遠い目をされて、おっしゃった言葉。

「戦争だけはあきませんでなあ。
 命を奪うだけやなくて、文化を全部奪うので。
 文化というのは、人だけが持つものですやろ。心ですのや。
 それがなくなりますのでなあ。」

ああ、そうです。
たしか、探し物のお手伝いをしていて
たまたま橋下さんのことが書かれた新聞が出てきて。

80代の先生は、戦争に兵隊として行かれていたのです。
先生、見たこともないくらいの
憤りと、悲しみとがないまぜになった
苦しそうな顔をされていた。
私は涙がこぼれそうになって、そうしたら先生
「ああ、悪いことをした。女性になあ。ああ、すまなんだ」と……。

今度のご本についての先生のお話は
写真選びに文章づくりにと、
一年がかりでお手伝いさせていただいたもので、
もう信じられないくらいたくさん、珠玉のエピソードがあって
それは別の機会に譲りますが
今、一人の人として、母親として
そして言葉を使い、紙に残すという仕事を選んだ者として
今日という日に限らず
祈りとともにありたいと、心から思います。

編集者なおちゃんの編集方針

2013-06-20 21:28:53 | こころの宝物
こんばんは。
たつきの国語のテスト勉強に付き合いつつ投稿しています♪

私は講演などで自分の体験を話すので
自己主張が強いと言われることがあるのです。

ここ数年、そう言われるのが嫌でしなくなっていたんだけど、
『クリーニングの真実』を著すにあたって
川田薫先生の強いすすめがあり、本文に掲載もしたし
お話もまたするようになったのですが
それには深い理由があって、以前とはまったく違う自己主張なのです。
非難されることも覚悟のうえでの自己主張というのかな。

良い意味の自己主張をみんなが自然にできる世の中が
「みろくの世」と言われるところかなということにもつながるし
実は、この体験に今後たくさんの人の参考になるかもしれない部分が
含まれるからというのもあり
それについては、また近いうちに投稿しますね。

で、何が言いたくて書き始めたかというと
実は、自己主張が強いと編集という仕事はできないのです。

編集するときは心の中が空っぽになります。
どうやって言葉を紡いだのか、なんにも憶えていないこともしばしばです。

今はある程度、空っぽにする術が分かるようになってきたのですが
それまでは、その状態になるのにずいぶん苦労したものです。
どうしても自我が入っちゃう。

こうしたほうが売れるんじゃないかなんていうのは論外ですが、
(↑でも残念ながら、今の出版業界の編集者さんはほとんどこれが入っちゃう。
  悪いとはいいません。仕方ない部分もあると思うから。)
この人はこういうことが言いたいんじゃないかとか
この文章をもっと「うまい」表現にできるとか、
私はそれは著者さんが望まない場合には、
私の自我であって、驕りであり、おせっかいだと思うのです。

ひどいご本だと、そういった意識が入っちゃってるのが
読まれる方に伝わってしまうこともあるように思います。

とにかく、ご本は著者様の伝えたい想いをそのままに
必要な方のもとに届いたときに、その役割を果たすと思うのです。
(これ、良い意味での自己主張のお手伝いです)
それが神様でも人間でも、紙に残してまで伝えたいものを
本をつくることを仕事にする私が、邪魔をしてどうするの?という視点です。

じゃあどうするのかというと、ノールールです。
一冊ずつ対応がまったく違います。
『生命誕生の真実』は全文を手がけるという編集をしたし
『マトリックスの真実』などは、
「まったく手を入れない」という編集をしました。
(↑ 実はこれはかなり冒険な編集です。しかも結構時間かかる。)
『天使の着ぐるみ』はずらーっと続いていた文章に
効果的に改行改ページを入れることで
朗読を聴くように読めるようにする、という編集をしました。

『クリーニングの真実』にいたっては
共著の川田薫先生が書いたのか、
私が書いたのか分からない部分があるという
まあ、編集者としては絶対やっちゃいけないこともやってしまいました。

ついでに言うと、ものすごく自我がやりたいと言っていて
確実に売れると思ったし、やりましょうってなったんだけれども
どんなに頑張っても手につかなくて
申し訳ないことに、結局仕上がらなかった、ということもありました。

結果として、長いスパンで販売が続いていくような
すばらしい書籍を手がけさせていただくことができ
こんなに何も考えていないのに
ちゃんと会社が持っているのだから、これでいいのかな♪という感じです。

こんな出版社ですから、まあ書籍も変だし著者も変人ばっかりです。
まあ、買ったことのあるあなたは、すでに仲間ですけれどね~。
これからも、どんどん変な本を出していく予定ですので
お付き合いいただければと思います。

ちょうど、これからたつきの期末テスト終了まで
勉強に付き合わなくちゃいけないので
彼が問題に取り組んでいる時間を利用して
最近お客様が増えて、あんまり説明が行き渡っていない気がする
弊社がいかに、良く言えば「近未来的」
悪く言うと「キチガイじみた」経営をしているのかということについて
投稿をしてみたいと思います。

あ、たつきに呼ばれたので、今日はここまでです。
さっきから文節の補助関係とか並立関係の説明をしているのだけれど
こんな国語の勉強もフレッシュでおもしろいですね♪

読んでいただいてありがとうございました。

子宮頸がん予防ワクチン推奨中止

2013-06-18 21:08:05 | こころの宝物
こんばんは♪
上手にタイムリーに情報をお届けしたいなと思うけれど
なかなか思うに任せません。

ま、ご本で発信するのがメインだから、それはできているわけだし
お腹すいた~ってぴいぴい言ってる息子たつきに
本日はご飯の味を褒められたわけだし(←ここ重要、ガッツポーズ)
そこはよしとしなくっちゃね。

あ、それでも今日は書きたいなと思ったのが
子宮頸がん予防ワクチン、厚労省が推奨中止しましたね。
残念ながらまだ中止ではないし
千人単位で体調に異変がある子が出てきているそうなのですが
ひとまずホッとしています。

ももちゃんのお申し出から冊子をつくらせていただき、
お伝えしてきたことが
多くの皆さまがご協力くださったことで、
すこしはお役に立ったのかなと思います。
そういった年代の子供をもつ母親としても
賛同し、配布にご協力くださった皆さま、
心からありがとうございます。

ただ、やっぱりきちんとした情報を知り
ちゃんと接種が中止になること
また、今後さまざまなかたちでこういったことに
私たち一人ひとりが責任を持って対処していくことができるよう
利益度外視100円のまま、この冊子の販売は続けていくつもりです。
(ネットショップで単独でお求めの場合は、5冊以上からで
 送料を200円ご負担いただきますこと、お許しくださいね。
 他の本と一緒でしたら、1冊でもOKです♪)

「ちょっとまって! 子宮頸がん予防ワクチンうける前に」
↑このブログはネットショップにリンクが貼れないのです。
 ネットショップの中央あたりに
 おすすめ書籍としてアップしていますので
 ぜひご覧になってみてくださいね。
 今後も書籍をご紹介したいので、ブログお引越しを考え中です☆


しあわせのはじまり

2013-06-06 17:06:28 | こころの宝物

本日無事に『クリーニングの真実』発売となりました。

2日の講演会では30冊の先行販売分が完売で

100名に近いご予約もいただいて……。

ほんとうにありがとうございます。

今日ほとんどをメール便にて発送させていただきましたので

皆さま、楽しみにお待ちくださいね♪

お役に立つところが少しでもありますようにと

心よりお祈りしています。

 

なお、備考欄に「ブログを見た」と書いたら送料無料キャンペーン!!は

今月中くらいは続行しますので、ぜひお書き添えくださいね。

(書店での販売は6月中旬になる予定です。

 お求めはネットショップかお電話079-285-2215 FAX079-222-3866

 までよろしくお願いいたします)

 

また6月15日(土)東京、7月14日(日)神戸の

『マトリックスの真実』出版記念講演会も

まだお席ございますので、ぜひご参加いただけましたら幸いです。

当日は、私、司会をしつつ、クリーニングについて

ちょっぴりお話しさせていただく予定です。(販売もします♪)

 

さて、ミクシィなどでつながっている方はご存知かもしれないのですが

今日は『クリーニングの真実』のはじまりの日であると同時に

実は愛息たつきの13歳の誕生日です♪

 

『いのちのエネルギー』や『宇宙のリズムにそった生き方』

新刊『マトリックスの真実』など文心Booksのスタート地点となった

新日本文芸協会の会報『文心』の第1号「はじまり」には

「はじまり」をキーワードにした作品が収められているのですが

そこに私も一つ、作品を寄稿させていただいています。

息子の誕生日に想いを寄せて、ご紹介させていただきたいと思います。

 

たつき、広いひろいこの宇宙の中で

私を母と選び、生まれてきてくれてありがとう

たくさんのしあわせを、本当にありがとう

 

 

しあわせのはじまり 

                               山内 尚子 


薄曇りの春の日の午後、産み月を前にした検診の結果に 
私は反発していました。 


いろいろと検査をして、ずいぶん待たされたあとの先生からの言葉は 
「骨盤が小さすぎて、赤ちゃんが出てくることができません。 
 帝王切開での出産をなさってください。」 


耳を疑いました。 


自然に産んで、母親のおなかに生まれたばかりの赤ん坊を乗せると 
赤ん坊は、本能で初乳を口に含むといいます。 
これが赤ん坊の免疫機能を格段に高め、 
情緒面では、母子ともに深い愛情と安らぎを与え、絆を深めます。 


夢見てきた 
人間本来の優しい出産の姿。 


順調だったはずの経過はなんだったんだろう。 
私は、どうしても自然分娩をと、先生に訴えました。 


すると穏やかだった先生の口調が、急に厳しく変わりました。 


「出産は、赤ちゃんとお母さんがいっしょにするものです。 
 お母さんの場合、自然分娩は赤ちゃんを危険にさらすことになる。 
 どんなにすばらしい出産方法だったとしても 
 そのお産は、優しい出産とは言えないのではないですか?」 


はっとしました。 


出産という初めての経験に戸惑い、たくさんの情報に流されて、 
忘れかけていた大切なことがありました。 


私ののぞみはひとつ。 


この、きらめくような新しい生命とともに 
しあわせに生きること。 


漠然とした不安がすこし溶けた気がしました。 


これからも思い通りにならないことは続くでしょう。 
信じた道に裏切られたり、つまずいたりする日もあるでしょう。 


それでもしあわせに生きる道は、いつもそばにある。 


私たちの、かけがえのない生命をつないでいくかぎり。 


辛いときには手をあげて、助けを求めればいい。 
それが自然の叡智だとしても、文明の利器だとしても 
しあわせに向かうこころに、変わりはないのだから……。 


私たちは、しあわせな出産をしよう。 


初夏の晴れた日の午後、元気な産声とともに、 
私たちのしあわせが、はじまりました。 



            文心創刊号「はじまり」(2006年9月15日発行)より