こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

夢を持て!!

2013-05-31 17:40:56 | なおとたつき

6月2日の『クリーニングの真実』出版記念講演会

まだお席ありますので、ピンときた方はぜひ遊びにいらしてくださいね♪

当日参加も大歓迎♪ 詳細は以下の通りです。

☆『クリーニングの真実』出版記念
       川田薫・山内尚子講演会in東京

6月2日(日)13:30~16:30(13:00開場)
アリアル五反田駅前会議室
  東京都品川区西五反田1-2-9 アリアル五反田駅前ビル
  JR線・東急池上線五反田駅から徒歩1分
  浅草線五反田駅A1出口から徒歩30秒
http://www.areal-jp.com/kashikaigishitu/access/index.html

参加費 一般3,500円 各種会員3,000円

◆ お問合せ・お申込み ◇ 新日本文芸協会きれい・ねっと ◆
お申込みは下記いずれかまでお名前・参加人数・ご連絡先をお知らせください。
Mail : kileinet@gmail.com TEL : 079-285-2215 FAX : 079-222-3866

お急ぎの場合は090-3840-7661(山内まで)

また、書籍のご予約もたくさんいただき、感激しています♪

ネットショップからご予約いただけますので、ぜひ!!

(ここにリンクがうまく貼れないのでネットショップを見てくださいね)

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さて、今日は偶然

忙しさにまぎれてアップできていなかった原稿を見つけたので

もったいないからアップしてみたいと思います。

これは、昨年の4月、たつきが6年生になった頃のものですね。

そうそう、本物の欲は「夢」になるんですよ。→『クリーニングの真実』に書いてある

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『がはいばあちゃん』っていうご本、きっと皆さんご存知ですよね。
一世を風靡したのはずいぶん前ですが
先日、原作者の島田洋七さんはじめ錚々たる出演者のお芝居に
親友の息子さんが俳優として出演されたのがきっかけで
このご本を手に取りました。
ご本の中には、がばいばあちゃんのたくさんの名言が出てくるのですが
私は今まで気づかなかったこの言葉に釘付けになりました。

「死ぬまで夢を持て!
 叶わなくても、しょせん夢だから」

ミクシィの日記にはよく書いているのですが
愛息たつきは小学校3年生のときから
通っている小学校のマーチングバンドに所属しています。
姫路市政100周年を記念した博覧会「シロトピア」にあわせて
創部されたマーチングバンドで
その歴史は輝かしく、何度も全国大会に出場してきました。
 
ところが。
 
街のど真ん中にある息子の小学校
近年児童数が急激に減少し
それにあわせて全盛期100人を数えた部員数も激減。
 
それでも、たつきが入部した時には35人ほどはいて
なんとか小編成のバンドとして活動できていたのですが
昨年度は20人をきり、もうマーチングバンドとしての
演奏演技が難しいところまできてしまっていました。
数年前までは、部員、指導者、保護者の皆が
当たり前のようにが口にしていた「全国大会出場」の夢も
部員数の多い小学校の台頭もあって
実現が限りなく難しい状況になってしまいました。
 
実際、競合だった隣りの校区の小学校は
一昨年から、マーチングバンドとしての大会出場を断念しています。
 
けれど、そんな状況にあっても
たつきをはじめチームメンバーは毎日の練習を怠らず
早朝の校庭からトランペットやホルンの音色が
空を舞うような美しいフラッグが消えることはありませんでした。

そして、聞けば声をそろえて
「全国大会に出場したい!」
と、言うのです。
 
これだけ読むと
状況が分かっていない、
子供たちのたわごとのように思われるかもしれません。
 
でも違うんです。
 
大きな大きなホール
たった20人弱で演奏演技するのは
親でも指導者でもない、他でもない子供たちです。
 
人数が少ないということは一人だけのパートばかりということ。
ほとんどの楽器がソロの状態で進みます。
一人が間違えれば楽曲が崩れる。
 
ものすごいプレッシャーです。
 
そして、前後に同じホールで100人規模のバンドの演奏を間近で見て聞いて
その違いをいちばん感じているのも子供たち自身なんです。
 
それでも彼らはあきらめない。
 
人数の多いチームの演技演奏には大きな拍手をおくり
結果に大泣きした後に、けろっとして
また皆で声をそろえて言うんです。
 
「今度は金賞をもらって、全国大会に出場したい!」

昨年度の11月。
全国大会につながる関西大会の結果は銀賞で
やはり全国大会への切符を手にしたのは部員数の多いチームでした。
 
けれどそんな子供たちを見て、
私は、いえ、おそらくは他の保護者の方、指導者の先生方も
競技としてのマーチングを超えた何かを教えられた気がしました。
 
音楽が好き、演奏が好き、ダンスが好き。
 
目標を持つこと。
 
長い長い期間の努力。
 
多くの方の応援、協力。
 
舞台でひとつのものを創り上げる、その喜び。
 
大会後見せていただいた審判の先生方の講評に、
そんな子供たちの努力を讃える言葉が並んでいるのを読んだ時には
涙が止まりませんでした。

 
全国大会出場がかなわなかった昨年11月以降も
たつきの小学校のマーチングバンドの朝練は続き、そして4月。
 
今年度が始まりました。

早いもので、たつきも
今やわが子同様に愛しい同級生の仲間達とともに
6年生になりました。

最上級生としてチームを引っ張っていくにあたり
彼らはみんなで考え
まずは心を尽くして新入部員の勧誘にあたったようです。
 
その結果、卒業や転校で4人がバンドを去りましたが
なんと11人が加わることになりました。
 
これによりなんとか、
本当にぎりぎりなんとかですが
たつきたちのチームは今年度も
マーチングバンドとしての体裁を整えられることになったのです。
 
子供たちは今、嬉々として練習に励んでいます。
たつきたちは先輩が少なかったため、
後輩への教え方をしっかりと教わることができていないそうです。
それでも基本の音出しを説明して
一緒に実際に音を出して、少しずつ前に進んでいます。

そして今年度。

さらに、昨年度は人数が少なすぎたため
あえて決めなかった部長、副部長を決めることになったそうです。
 
なんと。
 
たつき、部長になってしまいました。
 
「決まったよ」と報告を受けた時
正直、今からでも断れないものかと真剣に考えました。
 
一人っ子で甘えん坊で、とてもじゃないけど無理だよ
楽しい時ばっかりじゃない
気持ちだけでは、みんなを引っ張っていくことはできないんだよ
 
だけど、本人の真剣な表情を見て
私はぐっと言葉を飲み込みました。
 
夜中までかかって小さな紙に何か書いているので
「何書いてるの?」と尋ねると
 
「明日、みんなに意気込みを話さんとあかんねん。
 それでOKやったら、部長ということになるんやって。」
 
ナイショで見せてもらった
その紙にははっきりと書いてありました。

「頑張ってみんなを引っ張って
 関西大会で金賞をとって、全国大会に出場したいです。」
 
ええい、小学校最後の1年!
 
もうこうなったら
 
たつき、夢を持て!!
 
たくさん泣いて、いっぱい強くなれ。
 
そしていちばん、いい思いをさせてもらえ。
 
金輪際、誰がなんと言おうと、
 
お母さんだけは無理だなんて思わないぞ。
 
みんなで埼玉スーパーアリーナに行こうじゃないか!!
 
と、心に決めたのでした。
 
 
 
いや、しかしね
 
せっかく決めたのにさー
 
練習から帰ってくるなり
 
「お母さん、コンテの練習しすぎて足痛いー」って
 
そんなんで泣くなよ……とほほ
 
 

小学校生活最後の……

2013-01-24 19:17:01 | なおとたつき

ブログを書く前にイベントふたつご紹介します♪
関東でのイベントも予定あるのですが、とりあえず近々、
神戸での開催になります。

まだ少しお席ありますので、ぜひ♪ ↓ ↓
☆神戸☆ アマーリエ スピリチュアルメッセージ集第一期出版記念講演会

  1月27日(日) 14:30~16:30(開場 14:00)  1,500円
  ・場所 神戸市産業振興センターレセプションルーム
          JR神戸駅より徒歩5分 神戸ハーバーランド内
  ・ゲスト 平原 春彦(レムリア・ルネッサンス)

☆神戸☆ 薬を使わず「うつ」を消し去った医師 宮島賢也 講演会
  2月11日(月・祝) 14:00~16:30(開場 13:30)  一般3,000円
  ・場所 神戸市産業振興センター 902
          JR神戸駅より徒歩5分 神戸ハーバーランド内


というわけで。

ああ、なんだか久しぶりです。
編集以外の、つまり自分の文章を「書く」こと。

イベントのご案内くらいしか
ブログをぜんっぜん更新できなくなって一年ほどになりますね。
その間、たくさんの方にご心配というか、応援のお声をいただきました。
心からありがとうございます。

これからは、もうちょっと発信できるようになると思うので
ご本のご紹介などを編集者ならではの視点でやっていきたいし
予告どおり、メルマガもはじめたいと思います。

どうして昨年、大好きなブログが書けなかったかというと
実はこの私が

こともあろうにこのへたれな私がです。

愛息たつきが参加しているマーチングバンドの
(公立小学校ながら全国大会にも何度も出場するチームです)

保護者会会長!!!

になってしまっていたからなのです。

ちなみに同じくへたれなわが息子は部長になりました。

信じられない事態でした、ほんとうに。

ずっとお世話になってきた
たつきも私もたくさんのことを教えてもらってきたマーチング活動。

自分にできるのか、自分でいいのかずいぶん悩みましたが
やるからには嫌々ではなく、全力で楽しもうと決め
それこそこの一年だけは、この不景気のさなか
自営業でそんなことしたらダメなのは重々承知のうえ
仕事を減らすことも辞さない覚悟で引き受けたのですが
(ところが実際は減らそうと思ってたのに、すばらしいご本づくりのお手伝いに恵まれ
 逆に増えてしまって、嬉しいやら悲しいやら、もう泣きそうな状態の一年でした)
たくさんの方に助けていただきながら
なんとかもうすぐ無事にシーズンを終え
次の役員さんへバトンを渡す日が近づいてきています。

結果、ブログ書いてる余裕がまったくなくなってしまったのですが
一年を振り返ると
、いろいろ、ほんとうにいろいろあって
書き始めると長編小説になってしまいそうなほどです。

たった一度のたつきの母親時間を大切にしたいと言ってはみても
たつきが2歳のときにきしおくんが亡くなって母子家庭になり、
フルタイムで仕事をせざるをえなくなった私が小学校に行ける日は
他のお母さんに比べると、必要最低限がやっとという状態でした。

大切なのは時間の長さじゃないことは分かっている
たつきだって、よく分かってくれている
でも、やっぱり申し訳ないと思うこともあったし
それより何より自分自身がああもっと行きたいな、悲しいなと思うことが多かった。

ところが会長を引き受けてからは
イヤでも何でも小学校にしょっちゅう行かなきゃなりません。
自分が小学生の頃よりも職員室によく行ったし
(あそこは大人になっても入ると緊張しますね……笑)
衣装や小道具づくりのとき、バザーの前なんかは遅くまでいるので
戸締りのお礼を伝えているうちに、用務員さんとも仲良くなれました。

息子だけの親ばかだったはずが
子どもたちと他愛もないことを話したり遊んだり
移動を一緒にしたり着替えさせたり
あの子の靴がちっちゃくなったとか、
この子は背が伸びたから衣装を直さなきゃとかやってるうちに
すっかり26人の親ばかにもなってしまっていました。

途中、仕事との板ばさみで、すべてが思うに任せず
辛いことや悲しいときもあり、何度も何度も泣きました。

でも、泣いたり笑ったり
する子どもたちの間近にいて、
必死に練習する姿に、その度ごとにたくさんのことを教えられ
大会での大きく成長した、彼ららしいすばらしい演奏を見たときの感動は
もう、言葉にはできないほどのものでした。

ほんとうにたくさんの皆さんに助けていただいて
役員をさせていただいたおかげさまで
子どもたちから、忙しく動いたぶんなんて吹っ飛んじゃうくらいの
たくさんたくさんの宝物をいただきました。

6年生になってから、マーチングバンドに限らず
たつきにとっても、私にとっても
毎日が「小学校生活最後の○○○」です。

ほんとうはどんな一瞬もそのときしかないのですが
日常の中で忘れがちなその真実を
今、噛みしめるようにして暮らしています。

人生って心に宝物を増やしていくことだよ。

そう皆さまにお伝えしてきたことが
真実だということを、あらためて感じられた一年間でした。

たつき、みんな、ほんとうにありがとう。

これからもキラキラ輝く毎日を、
それぞれの場所で
大人も子どももみんなみんなで楽しんでいこうね♪





あ、でも……

ということは、今年は言い訳ができないっちゅうことよね。

わあ、えらいこっちゃ!!!


な~んちゃって


今年はたつきも中学生♪
私も新たな気持ちでお仕事全開
ブログはもちろん素敵なご本づくり、たくさんお手伝いしていきますので
皆さまどうぞお楽しみになさってくださいね!!!

お読みいただき、ありがとうございました。

感謝をこめて。

なお 拝


家族なんだな

2009-09-08 22:22:22 | なおとたつき
先日から、ご主人が急逝されたママ友だちのお話を
何回か日記に書いているのですが。

仲良しなのは母たちだけじゃなく
二人のお子さんのうち、お姉ちゃんのRちゃんはたつきと同級生で
保育園のときからのお友だちです。

小学校だけじゃなく、
ヤマハも公文もスイミングも一緒にやってきたので
クラスが変わっても毎日のように会う仲良しさんなんですね。

だから、新学期が始まって
Rちゃんに会う前に
たつきにも伝えないわけにはいきません。


「あのな、Rちゃんのお父さん、ご病気で急に亡くなられたんやって」


お通夜から帰ってすぐに、ストレートに伝えました。


それを聴いた、たつきの最初の言葉。


「そしたらRちゃんのお母さん、
 お金なくなるから、お母さんみたいに働かなあかんのやろ?
 今までRちゃんのお母さん働いてなかったから、
 ほんまに大変やろうな。辛いやろうな。」


一瞬、言葉が出てきませんでした。


お金の話なんか子どもらしくないと思われるかもしれませんが
私には、そうは思えませんでした。

これは下世話な話なんかじゃありません。


お父さんが死んでしまったこと。

もう一緒に遊べないこと。

それが悲しいね、可哀想だねということも、たしかにあります。

たつきもよくそんなふうに言われるそうです。


だけど実際、
純粋に悲しんでいられるのは、まあ長くて四十九日まで。


みんな慰めてくれます。
いろいろと気配りをしてくれる人も多い。


でもそれだって、いつまでも続くものじゃない。


そこから先は、実際の生活をしないといけないのだから。

社会的信用がないということの恐ろしさ
何もかも一人で決める心もとなさ
仕事と家事と子育てのバランス
覚悟も準備もないままに
いきなり求められるには、どれも大きすぎる課題です。


心身が悲鳴をあげそうになっても
それ自体が許されない。


ただでさえ不安な中で
そんなふうに消耗していく母親を
子どもは、どんな気持ちで見つめるのでしょう。


傍にいられる時間は減り
一緒にいても甘えることもできず。

どんなに工面しても
他のお母さんが来ている行事に行けないことも
何度もありました。
これからもあるでしょう。


子どもにはそんな事情は分からないっていうのに…。


そう思っていました。


でも、それは違ってた。


私がいろんな人に助けていただきながらも
へなちょこならへなちょこなりに
なんとか家計を支えているということ。


それが時には「大変で」「辛い」ことなんだということを
たつきはたつきなりに、感じてきてくれたんだなあと。


そしてきっと、たつきだって
いっぱい悲しくて辛かったその理由を
彼なりに考え、腑に落として、生きているんだなあと。


家族なんだな。

一緒に生きてるんだな。


いろんな想いがないまぜになって
悲しいような嬉しいような

なんとか涙をこらえながら


「そうやなあ。大変やと思うよ。
 でも、大変やけどお母さんとたつきも楽しいんやから
 きっと大丈夫やと思うよ。
 お母さんもたつきもRちゃん家族と仲良しやから
 もしできることがあったらお手伝いしながら
 今までどおり仲良くしていこうな。」


たつきは、にっこり頷きました。



新学期が始まってから、Rちゃんは弟のSくんと
元気に小学校に通っていると、たつきが教えてくれました。


たつきと一緒に
もしできることがあったらお手伝いしながら
今までどおり仲良くしていこうと思っています。





そうそう、先週たつきは、少林寺拳法の昇給試験を受けました。
いつもは送り迎えだけなんですが
ちょっと遠い別会場だったので、久しぶりに様子を見学しました。


ど真ん中です、なかなか柔らかくなってるじゃないか~。


だ~いぶサマになってきたような、きていないような…




ペアになって技をかけあいます。
ちゃんとできてるかどうかは、不明……とほほ。

合格してるといいねえ。




お読みくださって、ありがとうございました

山内 尚子 拝

感動してしまった!!

2009-08-07 22:22:22 | なおとたつき
今日も親バカ日記です

昨日の城西小学校マーチングハンドは
新日鐵広畑体育館での一日練習。



小学校の体育館では、完全なフォーメーションができないため
(つまり、それだけ演奏しながら動きまわるってことです。)
アリーナタイプの体育館を借り切って練習する日があるんですね。

朝7時過ぎに体育館に送り届けて
お迎えは、ほんとは5時前でよかったんだけど
初めて衣装を着ての通し練習があるということで
もう仕事なんかそっちのけで
夕方4時過ぎに、大急ぎで迎えに行きました。

会場に着いたときは、
演奏がちょうど盛り上がり始めたところでした。



ものすっごい速い動き!!
でも、絶対に走ってはダメ、
演奏の精度を保つため、そして美しい動きを実現するために
音をたてず肩の位置を変えずに摺り足で
なめらかに動くことが大切です。

聴けばそりゃそうだという話ですが
身長120センチのたつきの場合は、大変さが桁違い。
160センチくらいの子たちと
同じスピード同じ歩数で動かないといけないので
ものすっごい大股になるんです。

しかも!!!

その大股で横や後ろに動く。

携帯のズームだからわかり辛いんだけど、こんな感じ。



顔は全員、前方で指揮をする先生のほう、
視線が先生からはなれることは、最後までありませんでした。

真後ろにいるトロンボーンさんと交差したり
お隣との間をフラッグさんが駆け抜けたり。

でも、先生を見ています。


先生も真剣です。


見守る家族も物音一つたてません。



無心。



大人も子どもも
誰も何にももらえません。


この暑い中、別に無理してそんなこと
やらなくったっていいんです。


まだたった数ヶ月です。


すごいよ、みんな。



「利他」とか「良心」とか言うけれど
人が生きるということは
知識や情報や言葉で説明できるものじゃなく
心身を使い、生身で感じていくこと。



その無心が充実を、感動を生むんですね。



涙が出てきました。



そして
演奏が終わって汗だくのたつき。



ベストはまだ未完成なので昨年のもの。
今年の見本を見せてもらいましたが、すっごく素敵でした


先生のお話では
実際はようやく通せるようになっただけ。
音にはまだまだ迫力が足りなくて
仕上がりは、まだ半分といったところなんだそうです。

子ども達も、まだ誰一人満足してはいないようでした。


着替えを済ませ、ご褒美のドーナツを食べて
みんなでワイワイ騒ぐ子ども達は、さっきまでとは別人のようで
なんだか不思議な気持ちになります。


きみら、普通に遊んでるけど
すごすぎるよ。


「子ども達に限界はありません。
 信じて続けて、励まし続けて、たくさん褒めてやってください。」


先生からのお便りに書いてあった言葉です。


たつき、信じてるぞー。
たつき、えらいぞー。
たつき、ふぁいとだぞー。



でも。



たつき、宿題もふぁいとだぞー。




そうそう。

苦労に苦労を重ねた衣装がですね。


なんとなんと


新入部員ではたつきのぶんだけが

お直しの必要なし!!

という快挙をなしとげました♪


やったね

(実はそれがいちばん感動したんだったりして……とほほ



お読みくださって、ありがとうございました

山内 尚子 拝




で、でけましたっっ!!(&東京朗読会のご案内)

2009-07-30 22:22:22 | なおとたつき
今日の日記は大げさなうえに長いので
先に告知をさせてくださいね
昨日、東京での朗読会の日程が決まりました。

第23回朗読会「こころの宝物」 

8月21日(金)19:00~
東京都港区芝の幸塾オープンルームでの開催です。
今回は夜なので、時間すこし短めにしていますが
ゲスト講演などの予定がないので
(そのぶんリーズナブルにもしてみました)
ご参加の皆さまのワークを、
いつになくゆーったりとやってみようかなと思っています。
また私の朗読タイムでは、
久しぶりに新作の詩を読む予定です。
(詳細はブログ上部でご案内しています♪)

ピンときた方、ぜひ優しい時間をご一緒しましょうね


では、日記を書きます

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仕事を終えてから
ブログもがまんして
夜なべすること3日間、ようやく仕上がりました。

たつきのマーチングバンドの衣装。

もとになるブラウスやパンツは
予算を大切に使うため
先輩が使ったものをまた新しいデザインに直して
着ることになっています。

それはいいのですが
先輩たち、身長の高い子が多かったそうで
たつきの身長は現在120センチ
届いたブラウスやパンツは、なんと


140センチ!!


私にぴったりのサイズでした……とほほ。


肩、裾、襟、袖、ウエスト…
あらゆるところをつめるのですが
次の学年でも使うので、後で外せるようすべて手縫いです。


そして、キラキラした布を使って
ギャザーをつくり、ボタンをつけて
取り外しのできる飾りを作成。
このキラキラ布、唯一ミシンが使えるのですが
糸がつりやすくて、作業が遅々として進まない!!


とにかく不器用な私には、かなーり厳しい作業でした。


布をいただいてから、作成期間は一週間。
提出期限前には、朗読会や、新しいご本の製作期限など
仕事の予定がたっぷりで、終わる頃にはすでに夜中。

しかも作り方プリントでは分かりにくいからと
新入部員向けの作り方の説明会があったのですが
25日(土)でちょうど朗読会当日…。

朗読会は満員御礼。
うさとのお洋服と出会って、りゅうじんさんと記念撮影なんかして♪



嬉しかったのもつかの間 

長く休まなかったことと
電車の出張が多く、冷えてしまったことが原因で
家に戻ってから体調を崩してしまい、
日曜日、もともと弱いところに久しぶりにズキンと痛みが走りました。

そして、月曜日には病院で検査をする羽目になったのですが
実はこの検査、終わってからがかなり痛いもので
なんとか仕事はこなすものの
夜ともなると脂汗が出るほど痛い


でもでもでも!!


8月8日には、たつきが衣装を着て初めてのステージがあるので
何がなんでも作らないといけない。


どんなに不器用でも

どんなに時間がなくても

私しか、作る人はいないんだ。


結局、衣装担当のお母さんの了解を得て
提出期限をすこし過ぎてしまったのですが
今朝、なんとか、で、でけましたっ!!

嬉しそうに試着の後、
提出のため、練習に持って行きました。



これにプロの方に作っていただいた
かっこいいベストを着用して完成です



…なんだか今日の日記
すごーく大げさなのはよーーく分かってるんだけど。


でもなんか、針に糸を通しながら
ふと窓の外を見ると空が白み始めていて


お腹が痛いせいもあったんだろうなあ
急にいろんなことが思い出されてきたんですよね。


ずいぶん苦しかったお産のこととか

親子三人でいっぱいいっぱい歌を歌ったこととか。


あの時はまだ、あんなにちっちゃかった子が
(まだちっちゃいけどね…)
音楽が大好きで、大好きで
泣きながら
「マーチングをやりたい」と駄々をこねてから4ヶ月。

一学期の間は、毎朝みんなより早く出かけて練習。
夏休みに入ってからは
ほとんど休みなく4時間以上の練習を続け
大きな上級生にまじって、重いアルトホルンを吹いています。

パンパンに張ったふくらはぎは
分かっちゃいても痛々しくて
さすっているこちらが辛くなってしまうときもあります。

でも、実は来週からが夏休みの本番。
朝8時から夕方4時までの特訓がお盆まで続くんですよね。


親はお弁当をつくって応援するのみ。



そうだ。



この衣装はきっと、お守りなんだな。


来月、姫路マーチングフェスティバルを皮切りに
先輩たちが出場し続けてきた
さいたまスーパーアリーナでの全国大会を目指して
たつきも舞台に立つことになります。


会場は大きな体育館やアリーナ、
親は遠い観客席から、ただ見守ることしかできません。


そうして練習したって
半年近い道のりの中で
うまくいかない時もあるだろうし、泣くことだってあるだろう。

いっぱい練習したからこその、悔しい想いもするだろう。


でも大丈夫、大丈夫。

どんな結果でも大丈夫。


お母さんは、いつどんなときだって
たつきを応援してるんだからね。


きっとそんな、お守りなんだな。



せっかくだから、泣いたり笑ったり
一緒に思いっきり楽しもう!!

たつき、ふぁいと、おーーー









でも、さっき気づいたんだけど。


卒業までにあと3回、この衣装作りしないといけないんだよねえ。


なおこ、ふぁいと、おおおーぉ






おー
おー……おー…おー…とほほうっ





お読みくださって、ありがとうございました

山内 尚子 拝