こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

編集者なおちゃんの編集方針

2013-06-20 21:28:53 | こころの宝物
こんばんは。
たつきの国語のテスト勉強に付き合いつつ投稿しています♪

私は講演などで自分の体験を話すので
自己主張が強いと言われることがあるのです。

ここ数年、そう言われるのが嫌でしなくなっていたんだけど、
『クリーニングの真実』を著すにあたって
川田薫先生の強いすすめがあり、本文に掲載もしたし
お話もまたするようになったのですが
それには深い理由があって、以前とはまったく違う自己主張なのです。
非難されることも覚悟のうえでの自己主張というのかな。

良い意味の自己主張をみんなが自然にできる世の中が
「みろくの世」と言われるところかなということにもつながるし
実は、この体験に今後たくさんの人の参考になるかもしれない部分が
含まれるからというのもあり
それについては、また近いうちに投稿しますね。

で、何が言いたくて書き始めたかというと
実は、自己主張が強いと編集という仕事はできないのです。

編集するときは心の中が空っぽになります。
どうやって言葉を紡いだのか、なんにも憶えていないこともしばしばです。

今はある程度、空っぽにする術が分かるようになってきたのですが
それまでは、その状態になるのにずいぶん苦労したものです。
どうしても自我が入っちゃう。

こうしたほうが売れるんじゃないかなんていうのは論外ですが、
(↑でも残念ながら、今の出版業界の編集者さんはほとんどこれが入っちゃう。
  悪いとはいいません。仕方ない部分もあると思うから。)
この人はこういうことが言いたいんじゃないかとか
この文章をもっと「うまい」表現にできるとか、
私はそれは著者さんが望まない場合には、
私の自我であって、驕りであり、おせっかいだと思うのです。

ひどいご本だと、そういった意識が入っちゃってるのが
読まれる方に伝わってしまうこともあるように思います。

とにかく、ご本は著者様の伝えたい想いをそのままに
必要な方のもとに届いたときに、その役割を果たすと思うのです。
(これ、良い意味での自己主張のお手伝いです)
それが神様でも人間でも、紙に残してまで伝えたいものを
本をつくることを仕事にする私が、邪魔をしてどうするの?という視点です。

じゃあどうするのかというと、ノールールです。
一冊ずつ対応がまったく違います。
『生命誕生の真実』は全文を手がけるという編集をしたし
『マトリックスの真実』などは、
「まったく手を入れない」という編集をしました。
(↑ 実はこれはかなり冒険な編集です。しかも結構時間かかる。)
『天使の着ぐるみ』はずらーっと続いていた文章に
効果的に改行改ページを入れることで
朗読を聴くように読めるようにする、という編集をしました。

『クリーニングの真実』にいたっては
共著の川田薫先生が書いたのか、
私が書いたのか分からない部分があるという
まあ、編集者としては絶対やっちゃいけないこともやってしまいました。

ついでに言うと、ものすごく自我がやりたいと言っていて
確実に売れると思ったし、やりましょうってなったんだけれども
どんなに頑張っても手につかなくて
申し訳ないことに、結局仕上がらなかった、ということもありました。

結果として、長いスパンで販売が続いていくような
すばらしい書籍を手がけさせていただくことができ
こんなに何も考えていないのに
ちゃんと会社が持っているのだから、これでいいのかな♪という感じです。

こんな出版社ですから、まあ書籍も変だし著者も変人ばっかりです。
まあ、買ったことのあるあなたは、すでに仲間ですけれどね~。
これからも、どんどん変な本を出していく予定ですので
お付き合いいただければと思います。

ちょうど、これからたつきの期末テスト終了まで
勉強に付き合わなくちゃいけないので
彼が問題に取り組んでいる時間を利用して
最近お客様が増えて、あんまり説明が行き渡っていない気がする
弊社がいかに、良く言えば「近未来的」
悪く言うと「キチガイじみた」経営をしているのかということについて
投稿をしてみたいと思います。

あ、たつきに呼ばれたので、今日はここまでです。
さっきから文節の補助関係とか並立関係の説明をしているのだけれど
こんな国語の勉強もフレッシュでおもしろいですね♪

読んでいただいてありがとうございました。