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こころの宝物

「きれい・ねっと」の本づくりのこと
「なおちゃん流ホ・オポノポノ」のこと
あなたのこころにも宝物が増えますように…

イエスと言いたい(文心準備号より)

2010-02-01 21:06:38 | 本づくり
今日も『文心 準備号』のつづきです♪

拙文を読みに来てくださる方が毎日増えていて、
驚きとともに、ほんとうに嬉しい気持ちです。

今日は一日がかりで、なんと650冊を超えるご予約いただいていた
『天使の着ぐるみ』という小さなご本を発送させていただきました。

http://kilei.ocnk.net/product/23

著者のおにいるそうこさんと本をつくる私の想いから
本当にまったく利益なしでつくってしまった冊子です。
定価200円ですから
一冊とか二冊のお届けだと、ただボランティアをしているだけ状態。

でも、楽しいんです。

待ってくださる方のところへお届けできること。

その時間が今、私に与えられていること。

お役に立ちますようにっていうおまじないかな、
きれい・ねっとから本をお届けするときには必ず
封筒一枚ずつに「ありがとうございます」と私自身が書いています。

今日は100回以上書きました♪


あらら、前置きが長くなりました、ごめんなさい……とほほ。


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イエスと言いたい

 さて、不況は、出版業界にかぎったことではありません。
このような薄利多売の動きはどの産業にも例外なく見られ、
産業の縮小とともに「物をつくる」仕事は
大きなダメージを受けています。

また、それとは別にエコという視点においても、
消費を減らすことの大切さが叫ばれています。

 以前「マイ箸」を使う運動の中で、
割り箸を作る仕事をされている方が、
「私たちの仕事がなくなってしまうではないか」
と訴えられている映像を見たことがあります。

地球の未来も大切ですが、明日から生活を、
家族を支えるものがなくなるかもしれないというのも、切実な問題です。
その気持ちは印刷・出版という
「紙を汚してゴミにする」仕事をしている私たちには、
痛いほど分かるものでした。


 けれども、ゴミになっていく本たちを見て涙を流したのも私たち。


割り箸も作られた分だけ膨大なゴミとなっていきます。
割り箸の世界では、廃材となってしまう竹などをうまく利用した工場が
出てきているといいます。
私たちの必要とされる冊数だけをつくるシステムづくりも、
ゴミを減らしていきます。

 手間のかかる作業ではありますが、
紙という自然からの頂き物を利用するものとして、
印刷行程上必要になる紙を極力減らしたり、
製本時に切り落とされる紙を利用して、
しおりや一筆箋を作成してプレゼントするなど、
小さな努力も積み重ねています。
(この会報にも再生紙を利用しています)

 物をつくる私たちだからこそ、
物が少なくなっていくことに対して「イエス」と言いたい、
歓迎する心を持ちたい。心からそう思っています。

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『文心準備号』は明日でおしまいです。
よろしければぜひ、また読みにいらしてくださいね


お読みいただいて、ありがとうごさいます

山内 尚子 拝



新日本文芸協会きれい・ねっとのコンセプトにご賛同いただき、
文心くらぶにご興味をお持ちいただけましたときには
下記リンクより、文心くらぶの詳細をご覧いただき、
ご参加ご検討いただけましたら幸いです。
  ↓ ↓
♪ 文心くらぶ ♪
http://kilei.ocnk.net/product/22

新日本文芸協会の本づくり(文心準備号より)

2010-01-31 22:22:22 | 本づくり
今日も『文心 準備号』のつづきです♪

この内容、以前ミクシィの日記に掲載したのですが
さまざまなところでご紹介をいただき
現在は毎日のように、文心くらぶへのご参加お申込みをいただいています。

共感してくださる方がいらしてくださることが
ほんとうに嬉しいと思っています。

心からありがとうございます。

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新日本文芸協会の本づくり

 子供の頃から本が大好きだった私は、
多くの本に感動し、多くのことを学んでここまで生きてきました。
「人生を変えた」と言えるほど大切な本も何冊もあります。
本との出会いは、時間や距離を超えた、
著者との出会いともいえるかもしれません。

 新日本文芸協会の設立とともに、
思いがけず大好きな本をつくる出版という仕事に携わり、
ワクワクしながら一歩を踏み出した私。
前述の現状を知ったときには、愕然としました。

そしてその先には、
資本力や広告宣伝能力のある大手の出版社の作品でなければ、
たとえ出版社としての資格を得ても、
書店に並べられることすら難しいという現実が待っていました。

多くの方に伝えたい、すばらしい内容の原稿と出会い、
心をこめて書籍に仕上げても、
流通制度と、そのためにかかる多額の経費に阻まれてしまうのです。

 長い間、私はその業界の中で
なんとか活動を軌道に乗せようとしてきました。
そのために大手の出版社と対抗したり、
経費を安くするために、お付き合いのある大切な業者さんと言い争ったり、
定価を上げることで読者の皆さまに負担を強いたりと、
不本意なことばかりが必要になりました。

最後に、誰にも読まれずに返本された本の山を見たときには、
涙が出ました。


 そして、思ったのです。「もう、戦いたくない」と。


 本は、たくさん「売れる」ことが目的で書かれるものではないはずです。
伝えたい想いを大切に、必要な冊数だけつくり、
必要な方のところにちゃんと届くことこそ大切なんじゃないか。

問題だらけのこの仕組みの中で勝ち残っていく必要はない。

その仕組みがないのなら、新日本文芸協会が、
表現する側も読む側も一緒になって、
本が大好きな人たちとともに、新しくつくればいい。

 試行錯誤の結果、印刷部門と協力して、
必要な冊数、それが100冊なら100冊、一万冊なら一万冊を
つくることのできる環境をつくりました。

必要な方のもとへ届けるために、私自身が著者様とご一緒に
インターネットやイベントを通じて積極的に発信し、
経費のかからない直接販売に力を注ぎました。
そうすることで数百冊販売できれば、
著者様にも出版社にも負担にならないシステムが出来上がりました。

 書店でのご注文や、図書館への請求が可能になるよう、
また多くの方に必要と認められた時、
書店に並ぶことも可能となるよう、
書店流通に対応する出版社としても機能しています。

友人知人にだけでも伝えたい、
売上や予算を気にせず気軽に表現を楽しみたい、
そんな方のために小冊子での本作りのシステムもつくりました。

おかげさまで、実質2年間の間に20作品以上のご本のお手伝いをし、
このうち数千冊の売上を達成する書籍も出てきました。

小さな一歩から始まった無謀な旅は、
ほんとうにワクワクする道のりとなりました。


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ではでは、つづきはまた明日。


お読みいただいて、ありがとうごさいます

山内 尚子 拝



新日本文芸協会きれい・ねっとのコンセプトにご賛同いただき、
文心くらぶにご興味をお持ちいただけましたときには
下記リンクより、文心くらぶの詳細をご覧いただき、
ご参加ご検討いただけましたら幸いです。
  ↓ ↓
♪ 文心くらぶ ♪
http://kilei.ocnk.net/product/22

出版業界の現状をご存知ですか?(文心準備号より)

2010-01-30 22:22:22 | 本づくり
それでは、今日から『文心 準備号』の
本編に入っていきたいと思います。

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出版業界の現状をご存知ですか?

 未曾有の出版不況といわれてから久しい昨今ですが、
実は現在でも一日約200冊の新刊書籍が出版され
(2007年現在・雑誌等を含む書店流通書籍のみの試算)、
その総発行部数はなんと十万部単位となっています。

日本中、書店に行けばうなるほどの本が並んでいるのですから、
考えてみれば当たり前の数字といえるかもしれません。


 けれど、その書籍の行く末を皆さまはご存知でしょうか?
実はこのうちなんと約40%が売れ残り、
数ヵ月後には出版社に返本されていると言われています。
そして書籍の保管には大変な費用がかかることから、
ほとんどすべてが廃棄されているのです。

 文化文明を支えるはずの書籍が、
薄利多売という資本主義の波に飲み込まれ、
多くの宣伝物とともに、信じられないほどのゴミとなって、
環境破壊にもつながることになってしまっているのです。


 また、このような販売形態をとっていることから、
出版には多額の経費がかかり、
出版社は本が多く売れなければ利益を得ることができないという
構図ができあがりました。

それによって出版物は、世に伝えたいこと、伝えられるべきことよりも、
売れることに重点が置かれ、
テレビなどの宣伝媒体を通じてもてはやされている著者の作品や、
目立つ装丁で短期間に次々と刊行される、
同じような内容の本がずらりと並んでいます。

 そして、売れる見込みがないと判断された原稿には、
何百万円という費用を著者が負担する自費出版しか道がない。

けれどこのことが、結果として活字離れを引き起こし、
さらに出版業界の首を絞めているというのが、
出版業界の現状といえるように私は感じています。

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実はこの構図、日本中、いえ世界中の多くの産業
つまり「資本主義」そのものの構図であるともいえるように感じます。

私は自分の携わる本づくりという側面から
それらをしっかりと見据え、
自分にできることを、楽しみながら進めていきたいと
いつも想っています。


ではでは、つづきはまた明日。


お読みいただいて、ありがとうごさいます

山内 尚子 拝



新日本文芸協会きれい・ねっとのコンセプトにご賛同いただき、
文心くらぶにご興味をお持ちいただけましたときには
下記リンクより、文心くらぶの詳細をご覧いただき、
ご参加ご検討いただけましたら幸いです。
  ↓ ↓
♪ 文心くらぶ ♪
http://kilei.ocnk.net/product/22

ごあいさつ(文心準備号より)

2010-01-29 22:22:22 | 本づくり
昨日からのアップする予定だった『文心 準備号』
バタバタして今日からになってしまいました~。

ごめんなさいです。

では、以下お付き合いくださいませ。

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 ごあいさつ

新日本文芸協会きれい・ねっと 代表 山内尚子

 新日本文芸協会きれい・ねっととご縁をいただき、
まことにありがとうございます。

 この度、私どもの本づくりへの想い、コンセプト、
そしてご縁に恵まれ、大切にお手伝いしてきた多くのすばらしい書籍や、
これから開催される楽しみなイベントなどの活動を、
応援くださる皆さまにいち早くご紹介したく、
平成22年より「文心くらぶ」を発足し、その会報を作成する運びとなりました。

まずはすでにご縁をいただいている皆さまに、
準備号をお届けいたしますので、
どうぞご一読いただけましたら幸いです。


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明日より、上記「ごあいさつ」に続く
準備号の全原稿を掲載させていただきます。

コンセプトにご賛同いただき、
文心くらぶにご興味をお持ちいただけましたときには
下記リンクより、文心くらぶの詳細をご覧いただき、
ご参加ご検討いただけましたら幸いです。
  ↓ ↓
♪ 文心くらぶ ♪
http://kilei.ocnk.net/product/22



お読みくださって、ありがとうございます

山内 尚子 拝

「文心くらぶ」発足のご案内

2010-01-27 22:22:22 | 本づくり
イベントなどですでに「文心準備号」という冊子を
もらってくださった方もかなりいらっしゃると思うのですが
そこに書いてありますとおり
今年から「文心くらぶ」なるものを発足させました~♪

文心くらぶというのは、

新日本文芸協会きれい・ねっとの本が好き

イベントが好き

ええい、この際、

なおちゃんが好きっ
  (いるのか……とほほ)

という皆さんのくらぶでして

私、そういう皆さま、無条件に大好きですから
年会費2,000円で
以下のような信じられんくらいの特典を
つけることにしてしまいました。


☆ 会員特典 ☆

会報「文心」
文芸作品、出版物のご紹介、イベントのご案内など、情報満載の会報「文心」をお届けします。

プレゼント
新日本文芸協会の書籍どれでも1冊(定価¥1,000以下のミニブックは2冊)をプレゼントいたします。

送料無料
ご注文のすべての書籍を送料無料にてお届けします。
(国内のみです、ごめんなさい。でも海外は差額にしようと思ってます。)

会員価格
イベントすべてに会員価格にてご参加いただけます。


あと、専用のメルマガも出します。

とりあえず、今年中に

きれい・ねっとの本、ネット注文で2冊は買うぞ
イベントにも参加するぞ

という方は、入っていただいた方がお得かなあと思います。

そうそう。
先週決まったんだけど、リニューアルした最初の文心には
直木賞作家の笹倉明先生のエッセイが掲載されます。

また、きれい・ねっと出版物の著者さまの作品の掲載

あと、いいかどうかは別にして
私のオリジナルの文章や詩も必ず入れて

それをたぶん年3~4回お届けしますから
それだけで、2000円以上になっちゃうと思います。


でね。


なんでこんなムチャなくらぶ作ったのかっちゅうのは
前述の冊子『文心 準備号』に書いてるんだけど
(すでに文心くぶに入ってくださっている方には
 近日中にお届けしますので、ご安心くださいね♪)

ブログをご覧の皆さまにも読んでいただけるように
明日から順次、掲載しようと思ってます。

未曾有の危機といわれる出版業界の現状
そして、きれい・ねっとが目指すご本づくりとは。

ご興味のある方は、明日からぜひ読んでみてくださいませ。




それでもって、これを読んだだけで
「文心くらぶ」入っちゃうぞーと思ってくださった方は
こちらよりお申込みいただけるようにしました。
  ↓ ↓
http://kilei.ocnk.net/product/22

備考欄にお誕生日をご入力のうえ、お申込みくださいね



お読みいただいて、ありがとうございました

山内 尚子 拝