伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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札幌に行ってきました

2018-10-15 23:38:36 | 札幌行
 金曜日に札幌に行き

 今日の夕方帰ってきた。

 今日は秋日和

 長生大学の我がクラスの最後のパークゴルフの日だったが

 残念・・・。


 二代目キキことゆきちゃん

 正式にゆきちゃんと命名


 ゆきちゃんとの距離も縮まった。
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ジャコシカ80

2018-10-15 12:25:42 | ジャコシカ・・・小説

「恨まれているからですよ。憎まれているといった方がいいかなあ・・・・」
 
 鉄さんの言葉に淀みはなかった。

 「あの娘の両親がこの家の前の海に、呑まれて亡くなったのは前に話したね。

 あの娘が10歳の時だった。

 その時わしは汽車で街に出ていた。

 わしがここに来て4年が経っていて、漁はもっぱらわしと影山さんの2人でやっていた。

 わしが来る前は夫婦で船に乗ることが多かったらしいが、わしがころがりこんでからは奥さんの

代わりにわしが乗るようになった。

 その頃わしは脇の網小屋で寝起きしていた。

 あの日は秋の初めの頃で、わしは目立てを頼んで置いた鋸を受け取りに町に出た。

 そろそろ冬の薪の足りない分を、用意しなければならなかった。

 日常の目立ては自分達でやるのだが、1年に一度は本格的に本職にやってもらうんだ。

 だから3本、5本とまとめて出す。

 それを受け取りに行ったのだが、その日の漁は凪(なぎ)だったので、影山さんは奥さんと出ると言った。

 わしも天気はいいし、海も穏やかだったので心配はないと思った。

 ところがその日に限りあやが、強くわしを引き止めようとした。行くのは時化の時にして、今日

はお父さんと一緒に海に出てくれと言って聞かないんだ。

 しまいに影山さんは怒り出した。

 それでも彼女は泣きながら訴え、抗い続けた。手を焼いた影山さんもだんだん昂奮してきて、す

んでのところ手を上げんばかりだった。

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