伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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伊達だより3

2009-09-25 12:21:58 | インポート
 20009,9,25 

紋別岳の天狗岩 

 昭南さんは、紋別岳をみるたびに.あの山に突き出た岩は、子供の頃天狗岩と呼んでいたけれど、今でもそう呼んでいるのかなあ・・・・と言っておったが、先日「やっぱり今でも、天狗岩と呼んでいるんだって・・・・」と子供のようにニコニコして帰って来た。 
 いつも行っている喫茶店のマスターが常連客に聴いてくれたそうである。岩の下には川も流れているとか・・・・・。
 早速インターネットで捜したらあったあった。  伊達から見える山では、有珠山と昭和新山が有名であるが、東の方には紋別岳というなかなか美しい山がすそ野を広げている。その紋別岳と室蘭岳の間に天狗岩という、天狗の鼻のような岩が見える。
 意外に伊達の人に知られていないが、見ればなかなかの奇岩である。 どうしてあんなところにあんな巨岩が立っているのか、伊達の怪だね、一度そばまで行って見たいものだね・・・・と昭南さんがおっしやっていました。

? ???10,1?

 ?伊達の親切な人

 昨日何となく体調がすぐれなかったので、温泉にジャリンコで行ってきた。体にカッを入れると私の体はよみがえるのだ。
 ぼーとしていたせいだろう。帰りカウンターでゆでトウキビを三個買った後お財布に入れた筈の自転車の鍵が無い、あちこちポケットなどを探っていると、ガッチリとした体の眼の大きな70代後半くらいのお父さんが、どうしたのと言ってくれ、こうこうしかじかと言う私にもう一度しつかりさがしたらいいわ、鍵なんか誰も持って行かないから、と言うのでまた脱衣場など、探しても、カウンターに聴いても無いというので、外に出ると、かのお父さんが車を近づけて来て、自転車屋まで送ると言ってくれた。
 が、一瞬私の脳裏に、歩いて帰るには、今日に限って天気がいいのでいつものスニーカーではなく、サンダルだ。これでは20分の距離を歩くには、足がすれて無理かも・・・・・それに、帰っても合い鍵は無いし、、、、。という事情が浮かんだので、やっぱ、捜すしかないと今度は念いりに、一つずつ、お風呂道具を調べ始めた。
 お父さんも傍で見ている。「ヤバイ、パンツまで見られた」と思ったが、さりげなく隠す。 やはり無い。
 私のあまりのしつこさに、お父さんはたまりかねたのか、自己流に玄関から入念に捜しだしている。カウンターに辿りついたらしく大きな声が聞こえた。
 ええーちょつとして・・・・・、と思っていたら「これでないかい」としっかり私の自転車の鍵を持ってお父さんが現れた。 私と入れ替わりにカウンターに鍵が届けられたらしい・・・・・。
 ああーねばって良かったと私は胸をなでおろした。お父さんにお礼にトウキビを一本差しあげようとしたら、「俺も百姓だから」と言われた。
 百姓という響きが、妙に生々しく新鮮だった。 本物のお百姓さんはやはり気合が入ってすごい。最後まで付きあってくださったお父さんに感謝かんしゃでチューしたいくらいだった。
 るんるん気分で帰り、トウキビをかじりながらビールを飲む、そのおいしいこと・・・・。メタボなんのそのカナだ・・・・。 夕方ご帰還した昭南さんに話すと、親切な人もいたもんだね・・・・と関心していた。ホント都会では考えられないことでした。

???10,6 

?野の花

 昨日札幌から帰って来た。札幌の中高年女性ははつらつとして元気がいい。カルチャセンター等に通って楽しんでいる。私も何かをしなければとあせっているが、室蘭まで行かなければ何も出来ない。
 が、田舎暮らしを楽しんでいるのでまっいいか・・・・と自分にいいきかせているこの頃である。

 昭南さんは毎日某所で創作三昧。雨の日も、風の日も毎日通い、二時間は書いている。という訳で、マスターに、宮沢賢治みたいだねと、言われてしまったさぁーと先日笑って帰って来た。
 それにひきかえ、私の何と言うていたらく、「シズ子さんは、37年間も仕事に全力投球したから、今は休息の時だと思えばいいよ・・・・・・」と彼は慰めてくれるが、もう随分長い間休息したような気がする。
 ああこのままばあちゃんになりたくないよお・・・。とか言いながら、まだまだ学校の夢を見て、うなされる日がつづいている。 後遺症がなかなか去ってくれない。

 今年は、向かいのさら地になった土地に、あっという間にいろいろな種類の野草が生えた。 我が家の野鳥のエサの種が風で飛び、キビ、ヒエ、アワが芽を出し、それに混じって珍しい名も知れぬ可憐な野草も咲きほこって、個性を発揮し、秋の野原を色どってくれている。
  現役の時代には目もくれなかった小さな草にも愛着がわき、そのひとつひとつの芽が、命がいとおしく、じっと見入ってしまう。 人の世も同じよのう・・・・・・・・。
 3種類の野の花をとって、一輪挿しにさして見た。
そこで一句。
 ・名も知れぬ野の花なれど美しや          シズ子 
 ・名も知らぬ野の花なれど秋は濃し         昭南  
 昭南さんは私の句を真似たが、さすが作家、「秋は濃し」が生きている。
?
?・野の花や風にたゆとう赤とんぼ ・野の花のゆれてたゆとう秋アカネ          昭南

?10,7?

 猫たちの挽歌、特別賞

  先日応募した日本文学館から電話が入り、「猫たちの挽歌」が特別賞をとったとのこと。2人で舞い上がったが、後日、賞状と記念品が贈られるとか・・・・・・。 無償での出版とはいかなかった。後ほど企画書を送ってくるらしいが、世の中そんなに甘くは無い。  昭南さんの力作だけに、早くに出版したいと思っているが、金額しだいだ。はてさてどうなることか・・・・。
  それはさておき、昭南さんは先日、伊達図書館での講演を依頼され(11月1日)、資料として昭和30年代の伊達の歴史を調べていたが、あの時代映画館は2つだったという、わたしの記憶では3つである。
 それでどちらが正しいか聴いて見ようということになって、駅前の昔から営業しているというハンコ屋さんに聴いてみると、以外や以外4つもあったということである。驚きだあ

?我が家のブドウ

 連日の寒さで、ブドウがこんなに色付いた。他に三本も植えているのだけれど、私が四年前伊達に来た時にグットで買って植えた巨峰だけが毎年実を付けてくれる。

 

10,11

  指さし図にムカ 

 今日、某所にうきうき気分で行った。帰りにお土産を二品ばかり買った時である。受付の女性は何やら下を向き、仕事をしていたように思う。
 お金を直接手渡そうとしたら、無言で受け皿をトントンと指さした。一瞬私はバイキンか・・・・・とムカった来たがおおせの通り従った。 ありがとうの一つも言われなかったような気がする。
  ここではそういうことが良くある。 伊達に来て一番気がついたたことは、えてしてサービス業が無愛想ということである。それはまだ我慢できるが不快感まで人に与えるのはいただけない。
  プンプンして帰って昭南さんに話すと、彼は私より怒った。「手渡されるのがいやなら、受け皿を持ち上げて、ここにどうぞ、と言うのが常識だ」と言う。そうしてもらえれば私も不快な気分にならずにすんだのに・・・・・・と思った。

 日ごろから北海道の観光に不満を持っていた彼は、だから「自然と素材一流、味二流、サービス三流」と評価される所以があるのだ・・・・・・。とまたまたうんちくを並べ始めた。
 私はそんなおおげさに北海道の観光まで広げる気は無い。 このまま黙って聞いていると、文化、国家を論じそうな勢いだ。
 私は、話すことできが紛れればいいのだ。
 伊達に移住したのだからあまり伊達の人とはもめごとを起こしたくないとは思っているのだが、我慢するとストレスもたまる。
 まあ、そんな人ばかりで無いので、もう、頭を切りかえよっと・・・・・。おだやかに、おだやかに。 
 このプログを読んだ昭南さんは、「何ごとも基本が大事なのだ・・・」と応酬した。

?秋の庭

  もう秋というけれど・・・・。もう晩秋である。我が家の庭も寂しくなってきたが、コルチカムが今元気がいい。
 この花すごい変わり者で、春一番に芽を出し、夏は我が者がおで、葉を茂らせたと思ったら、枯れ出し、秋深くなると一斉に可憐な花を咲かせてくれる。
  本当に草花はそれぞれに個性があって面白い。自然界の全ての物がそうでありますが・・・・。
  昭南さんは、東京では見た事の無い花だという。私も退職してから札幌で2人で散歩するようになってから、人様の庭に咲いているのを見たのが初めてである。
  下の写真は上からコルチカム、と札幌から持って来たシュウメイ菊とホトトギスの花

 

?10,18 

渡り鳥アオジ

 今朝何気に庭を見ると、見慣れない鳥がいた。よくよく見るとひまわりの種など食べて数十羽いるではないか。
 私が騒いでいると、昭南さんは丁度新聞を見ていて、これこれ・・・この鳥でないの・・・と言う。アオジという鳥の記事が載っていて、今の時期は膨大な数が北海道を通過するとのこと、写真を見るとそっくりである。
  夏鳥として冬を前に渡り去るアオジも、近年ほかの夏鳥と同様、越冬組を見かけることが増えた。そうである。

下の写真はベランダから撮影したアオジ君達。



?10.21

?めっきり寒くなった。西浜に今年こそ鮭釣りに行き、ゲットしてこようと狙っていたのだが、天候不順でなかなか行けない。
 気門別川にもまだ鮭は上っていないようで、そんな訳で、西浜行きはしばらくの間はお預けになりそう。
 このところの寒さで、館山も紅葉して来た。我が家のブドウも今が旬。そこで、またまた昭南さんがパチリ。

 下の写真は我が家から見た館山と、ブドウ。


コメント
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