甘裸哲学

哲学をするのに特別な知識は必要ありません。このブログはあなたの固定観念を破壊して、自由自在に考える力を育みます。

【反対】の概念

2012-11-30 21:03:51 | 大きな哲学
【好き】の反対は?ときかれて
多くの人は
【嫌い】とか
【無関心】とか
そういった
一般的な回答しか
答えてくれない

とりあえずこの有名な
二つの回答について
考えてみよう

【好き】と【嫌い】の何が反対なのかというと
それは【ベクトルの向き】である
この二つの感情は
真逆を向いている
だから【反対】だというのだ

【好き】と【無関心】の何が反対なのかというと
それは【ベクトルの大きさ】である
【好き】には大きさが有り
【無関心】には大きさが無い
有と無である
だから【反対】だというのだ

このことから分かるのは
【反対】という概念は
物事の一側面のみが
反対であるということを
言っているにすぎない
ということである

では他に【好き】の反対の概念を考えられないだろか?
しかし、ベクトルには【向き】と【大きさ】しかない
だからこれ以上【反対】の概念を考えるには
【向き】や【大きさ】を
さらに細かい情報に分割してやる必要がある

数学的には簡単だ
(x,y)を(x,y,z)というように増やしてやればいい
でも今回の場合は
ベクトルが真逆を向いていると言っているのだから
このように分割しても意味はない

では逆の発想をしよう
微分の反対は積分
専門家の反対は大局家だ
部分だけしか見なかったために
見落としてしまった別の側面を
探してみようじゃないか

ベクトルは階数1のテンソルだ
【好き】が実はベクトルではなく階数2のテンソルではないかという予測のもと
もう一度考えてみよう
(スカラー:大きさだけ、すなわち階数0のテンソル。ベクトル:大きさと向き、すなわち階数1のテンソル。剛体に働く力など:大きさと向きと力の作用点、すなわち階数2のテンソル)

ああ、ごめん
【好き】はベクトルみたいだ
【あの人が好き】の反対だったら
【この人が好き】とか【みんなが好き】とか
いろいろな【反対】が考えられたんだけどな

もしも【好き】の反対で
何か新しいものを思いついたら
是非ともコメントしていってください
あははは、じゃあねノシ

追伸:Twitterでご意見ありがとうございました
「どちらかと言えば反対」
「~は好きだけど~な点はどうかと思う」
これらについてどのように考えるべきか
そこで登場するのが
実用主義(プラグマティズム)です
この考え方は
【好き】などの観念(イデア、概念)を考える際に
具体的な行為(現象)を考える必要性を主張しました
(観念を明晰にするためには具体的行為を考えるべきである)
だから具体的に(多階のテンソルで)考えればそのような疑問は解消されるでしょう

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