仮タイトル【まっすぐ歩いた】(とりあえず今考えたところまで)
僕は歩いた。
周りなど全く気にならなかった。
ただ黙って前へ進むだけだった。
余計なことは考えなかった。
任務は遂行した。
後は帰るだけでいい…。
「……あれ? 拠点ってこんなに遠かったか?」
足が止まる。
そして思わずうしろを振り返る。
「……何もない」
本当に何もなかった。
いや、闇があったというべきだろうか。
吸い込まれそうな闇だった。
自分がどうしてここにいるのか忘れてしまいそうになった。
我に帰ってまた歩き始める。
そしてすぐまた立ち止まった。
「ここは何処だ?」
目の前には大きな建物が見える。
宗教施設か何かだろうか。
とても現実のものとは思えなかった。
「……入ってみるか」
道に迷うはずはないのだが、迷ってしまった以上どうしようもない。
こんな人気のない場所にこんな奇妙な建物があるなんて。
入ってみたくなるじゃないか。
気がついたら布団の中にいた
「・・・・・・なんだ、夢かよ」
時計をみるとまだ朝の7時だった。
朝食なんて食べない。
僕は布団の中で惰眠を貪った。
「僕にとってはこれこそが至上の快楽なんだ」
そう自分に言い聞かせた。
僕は昼食すら食べないことがある。
【適度な断食(夜だけ食べる、など)によって記憶力が高まる】などという論文をネットで見かけたからかもしれない。他にも自然治癒力の向上など様々な効果があるようだが
正直興味ない。決してイスラム教徒のように神に祈りを捧げたりはしないのだが、何故か誤解されてクラスの連中からヤバい奴だと思われているかもしれない。友達なんていない。
僕の断食はあくまで朝の快適な眠りと昼食代の節約及び夕食を楽しむためだというのに......。
「……にしてもあの夢は一体なんだったんだろう?」
僕は時間になったので布団から飛び起きて急いで着替え、学校へと向かった。
学校はいつも通りだった。
特に変わったこともなく、夢と現実は全く交錯しない。
正夢なんてものは見たことがないし、夢で体験したことをもう一度現実で体験しなければならないなんてとても面倒くさいことだと思う。
そんなことを考えながら家へと向かって歩いていたはずなのだが・・・・・・
「・・・ここは何処だ?」
帰り道を間違えるなんてそんな馬鹿なことあるはずない。
学校が終わったら考え事をしながらまっすぐ家に帰るのはいつものことだ。
……何かがおかしい。
僕はうしろを振り返った。
すると突然あたりが暗くなった。
「!?」
僕は訳が分からなくなった。
他にどうしようもないのでまっすぐ歩く。
気がついたらどこかで見覚えのある建物の前に着いた。
「……これは!?」
そうだ、あの建物だ。
別の世界に迷いこんでしまったかのような不思議な感覚を与える独特の建物。
僕は間違いなく夢で見たあの建物だと思った。
混乱しつつも、僕の頭の中は、その建物の中に入ることでいっぱいだった。
それ以外考えられなくなった僕は、ドアを開けてその建物の中へと入っていった。
僕は歩いた。
周りなど全く気にならなかった。
ただ黙って前へ進むだけだった。
余計なことは考えなかった。
任務は遂行した。
後は帰るだけでいい…。
「……あれ? 拠点ってこんなに遠かったか?」
足が止まる。
そして思わずうしろを振り返る。
「……何もない」
本当に何もなかった。
いや、闇があったというべきだろうか。
吸い込まれそうな闇だった。
自分がどうしてここにいるのか忘れてしまいそうになった。
我に帰ってまた歩き始める。
そしてすぐまた立ち止まった。
「ここは何処だ?」
目の前には大きな建物が見える。
宗教施設か何かだろうか。
とても現実のものとは思えなかった。
「……入ってみるか」
道に迷うはずはないのだが、迷ってしまった以上どうしようもない。
こんな人気のない場所にこんな奇妙な建物があるなんて。
入ってみたくなるじゃないか。
気がついたら布団の中にいた
「・・・・・・なんだ、夢かよ」
時計をみるとまだ朝の7時だった。
朝食なんて食べない。
僕は布団の中で惰眠を貪った。
「僕にとってはこれこそが至上の快楽なんだ」
そう自分に言い聞かせた。
僕は昼食すら食べないことがある。
【適度な断食(夜だけ食べる、など)によって記憶力が高まる】などという論文をネットで見かけたからかもしれない。他にも自然治癒力の向上など様々な効果があるようだが
正直興味ない。決してイスラム教徒のように神に祈りを捧げたりはしないのだが、何故か誤解されてクラスの連中からヤバい奴だと思われているかもしれない。友達なんていない。
僕の断食はあくまで朝の快適な眠りと昼食代の節約及び夕食を楽しむためだというのに......。
「……にしてもあの夢は一体なんだったんだろう?」
僕は時間になったので布団から飛び起きて急いで着替え、学校へと向かった。
学校はいつも通りだった。
特に変わったこともなく、夢と現実は全く交錯しない。
正夢なんてものは見たことがないし、夢で体験したことをもう一度現実で体験しなければならないなんてとても面倒くさいことだと思う。
そんなことを考えながら家へと向かって歩いていたはずなのだが・・・・・・
「・・・ここは何処だ?」
帰り道を間違えるなんてそんな馬鹿なことあるはずない。
学校が終わったら考え事をしながらまっすぐ家に帰るのはいつものことだ。
……何かがおかしい。
僕はうしろを振り返った。
すると突然あたりが暗くなった。
「!?」
僕は訳が分からなくなった。
他にどうしようもないのでまっすぐ歩く。
気がついたらどこかで見覚えのある建物の前に着いた。
「……これは!?」
そうだ、あの建物だ。
別の世界に迷いこんでしまったかのような不思議な感覚を与える独特の建物。
僕は間違いなく夢で見たあの建物だと思った。
混乱しつつも、僕の頭の中は、その建物の中に入ることでいっぱいだった。
それ以外考えられなくなった僕は、ドアを開けてその建物の中へと入っていった。
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