甘裸哲学

哲学をするのに特別な知識は必要ありません。このブログはあなたの固定観念を破壊して、自由自在に考える力を育みます。

一元論(全てはひとつ)

2013-01-04 16:24:54 | 大きな哲学
「明けの明星」も「宵の明星」も【金星】の一側面にすぎず、その本質は同じ(一つ)である
このような考えを一元論といいます(↔多元論)
他にも「電場」と「磁場」の関係や、「性善説」と「性悪説」の関係などを
この一元論によって綜合することができます

これを用いると、実は「一元論」も「多元論」も【一元論】であると言えるし
「絶対」も「相対」も【絶対】であると言えてしまいます
寛容であるということは不寛容に対しても寛容でなければならないという矛盾や
他人に価値観を押し付けてはならないという価値観を他人に押し付けるという矛盾が
実は一元論の正当性を示すと同時に、一元論によって肯定されるのです

「一神教」も「多神教」も本質的には【一神教】です
例えば多神教における神々が、キリスト教における数々の天使や悪魔だといえます
キリスト教におけるに当たるものが、多神教における神々を生み出した何かに対応するのです
多神教はそれを神とは呼ばない、それだけの話です
すべての宗教対立は解釈の違いによるものであり、本質的は無意味である

この考え方に対抗できるのは、無宗教とか虚無主義と呼ばれるものしかありません
矛盾を肯定するか、虚無を肯定するか、実はこれも一元論で.......

※虚無主義では虚無が神の役割を果たします
※もちろんどこまで一元論を適用するかはあなたの自由です

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