
コンシェルジュリ牢獄
9/18(金)
今回のフランス旅行はマリーアントワネットの足跡を・・・と言う事で
昨日の豪壮華麗なヴェルサイユ宮殿 マリーアントワネットが14歳でフランスに輿入れし、絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿と
お気に入りの離宮プチ・トリアノンにこもり、王妃の村里を作り革命勃発の1789年までの約20年をヴェルサイユで過ごす。
今回はその最後の地、パリのコンシェルジュリー牢獄
写真は今年は良い写真を撮らなったので昨年の撮影した物


メトロでシテ島まで行く

アールヌーボー調の素敵なメトロ入口とその周辺
本日は早々とスリの女の子、男の子らが出勤していた。
署名スリの子ら5名程

やはりセキュリティチェックがある。
最高裁判所の入り口と同じなる為、裁判見に来た人も、裁判を受ける側かもしれない人も近くにいるのでとにかく
場所が場所だけにチェックが厳しい。
そんな場所だが
牢獄のスタッフの方がやたらと愛想がよく
日本の単語をよく使ってくれる。
この牢獄に入れば必ずギロチン行きと言う死への最終地点のようなコンシェルジュリー牢獄
重々しい内容とは裏腹にスタッフがやたら明るい。

内部


変な物があるので写真を撮るのに避けていたこれ

修復中なのかと思いきやこれは現代アートなんだとか。
こっ、こんな所でしかも意味不明なアートすんなーーーーー!!!!!
ハッ!!!現代アートとは意味不明な物と直結しているのではないだろうか。私には不可解で理解しがたい物ばかりの現代アート。
いいのか?現代はそれでいいのか? 芸術の未来の行く先が不安でならない。
ちなみにトイレがあり
海外では完全食不信に陥るような現象があるが
また、トイレに行かなくても全然大丈夫になるようで、行ってみても特に…的な感じだが
このコンシェルジュリーの中のトイレも一応入った。
私がの後ろに白人おばさん方が色々話していたが……その人達はトイレ待ちの客では無かったようで
私が出たらそのおばさん方は扉を閉めてしまった。
そして何か書かれた紙をはり、トイレのドアを閉める。
聞いたところによると
トイレストライキとの事。
私を最後に次の人達はトイレが使用できなくなってしまっていた。
私のツアーの人達はみんな入れた←私が一番最後
が、その他の後から来た人々はトイレに入れないっ

うーん、まぁ、ストライキでコンシェルジュリに入れないよりは良心的なストライキかもしれないが、トイレ事情が深刻な人はかわいそうだ。

矢印があり、ここは昔セーヌ河の氾濫でここまで水没したとの印。
やはり川近くは氾濫なのがあるのだ。
土産物売り場

毎回の事だが、旅行中は貧乏性に陥りる。帰国後にやはり何か買えばよかったとか思うのだ。
入口


看守部屋

看守と言えばここの看守らしき亡霊的趣のある老人がいらっしゃった。
ここの看守の代々からの末裔、子孫なのではないかと噂になっていた。
髪切り場
ギロチンにかける際に髪が絡まると妨げになるためカット!

処刑された人物の名前が刻まれている

ルイ16世とマリーアントワネットが横に並んでいるが、それは全くの偶然なのだそう。
左側上から2番目がルイ16世カペー、その真右がマリーアントワネット ロレーヌ オートリッシュと書かれている(実際の名前はもっと長いのだ)

ロベスピエールの名前

囚人の部屋 藁が敷かれ、ネズミやノミなどの虫と汚物と共に凄く最低の環境の牢獄。


しかし、金を出すと待遇が変わる。ベッドつきの部屋

さらに金を積むと灯つきになり、書物ができる。金を出せば待遇も良くなるというわけ。



ここは一応、普通に歴史やらベルばらやは知らなくてもパリの景色などが見たい、と言う方が気軽に写真を楽しめるための旅ブログにしたいと思うので
あまり小難しいことは書かずに写真と簡単な説明のみを載せていく。
(フランス革命、ベルばら、歴史やらが好きな方の為の旅行ブログもまた別に書く予定。
詳しい内容などはそちらに)
昔の風景

処刑された方々

処刑された革命家などの方々
ダントン

カミーユ・デムーラン

サンジュスト

エベール

可愛らしい絵が。下にフランス語で説明文がある
私の訳では若い女性の訪問客




ロベスピエール

ロベスピエールの説明ではないかと思われるがもうフランス語読む気力がないので勝手に呼んでみてください←オイ!!


礼拝堂

王家の印
ヴェルサイユ宮殿の王族の肖像画にも額にこれが付いている場合が多い。
この奥が元はマリーアントワネットの独房だった。



死刑を待つジロンド派の方々


本来の独房場所
涙のしずくのような模様が。






中庭


洗濯場
ここで女性囚人達は話をしたりした

女性囚人達の中庭

男性囚人達の庭は狭い

この中庭から出発断頭台への馬車が出発する。

看守部屋


あのヴェルサイユ宮殿で輝いた華やかな女王
マリー・アントワネットの独房再現。
待遇は1番良いが、それでも宮殿やプチトリアノンを思うと悲しい部屋



逃亡事件があったので見張りが必ずつく。
トランプで遊んでる姿も


裁判の様子

マリーアントワネットの水差し
可愛らしくも何故か哀愁を感じる

使用していた品

肖像画



オーストリア皇女として産まれた
マリーアントワネット。
ヴェルサイユ宮殿、プチトリアノン、庭園、王妃の村里…あの広大な庭…
そして最後に行く着いた先がこの独房。
彼女は生まれた時代が悪すぎた
すでに仙台のルイ14世、15世の莫大な浪費で
ブルボン王朝の末期に嫁いできたマリーアントワネット。
やるせない気持ちになる。
またその他の死刑囚も当然罪人も居るのだが
革命後の恐怖政治により若くして命を落としていった革命家たち、罪なき人達もここをどういった気持ちで断頭台へ向け出向いって言ったのだろうか…