ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

新燃岳と息子

2011-02-08 | 子育て日記
だいぶ落ち着いた新燃岳。

このすきにどこの家も一斉に掃除をしている。

ガソリンスタンドの洗車場はどこも行列で、自転車に乗っている人が激減して見える。

家の中まで入ってくるこの灰のせいで、ワイン製造工場は稼働できずにいる。

職場に届く小包ですら灰だらけだ。


息子は一昨日、一人で机を片付けていた。
噴火のようにど~んと散らかし、散らかしきってとなりの部屋にその範囲を広げる。
そのすきに私は最初の部屋を片付ける。もうエンドレスだ。

私の弟は、そりゃあもう汚れて死んでしまうんじゃないかってくらい掃除をしないやつだった。
だから男の子はそんなもんかもしれないと思っているとこもある。

息子はまだ10歳で、これが妙に神経質でもだるい。

ただ新燃岳のように1年くらいで終わるという見込みが立たない。

私に片付けさせてくれるうちが幸せなんだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非常事態団結

2011-02-03 | 私の愛する仲間たち

私が住んでいる町が鹿児島と宮崎の間にあるってこともあって桜島と今回の新燃岳のダブル攻撃をくらっている。

毎朝車を見てうんざりする。
車洗いたいけど、どうせまた真っ白になるだろうなあ。

庭が全部バンカーみたいになってしまった。

せっかくパンジーとか植えたのに全部どこに生えていたのかすらわからない。

道路は白線がどこにあるのかもわからない。

毎朝玄関とウッドデッキの上だけは掃除しているけど、体が不自由な人やお年寄りは絶対大変だろうなあ。


桜島の灰は少し黒い色をしていて、いかにも砂って感じがする。
でも新燃の灰は白くて、粉のようだ。

だから家の中までどんどん入ってきて、会社のパソコンが真っ白くなってしまった。

猫もみんな粉の上で転がったようになって帰って来る。

髪を洗っても、粉のように細かい灰のせいで外へ出ると帽子をかぶっていても30分もしないうちにごわごわになる。

この灰はとがっている粒子のようで、喘息の人も大変そうだし、なんでもない私も変な咳が出る。
先週、高圧洗浄機で車を洗っていた人が水と一緒に灰が目に入って傷がついてしまった。
一瞬だった。

昨日は高原で石が振ってきたらしい。

空震でガラスが割れた人もいた。

どうやらこれは地震保険の範囲らしいと聞いたけど、凄い話だ。
太陽熱ソーラーをつけている家は発電しなくて困っているみたいで、高圧洗浄機を持っている人たちは大活躍だ。

灰が降るときは、昼間でも夕方のようだ。

最初に灰が降ったときは、昼間から真っ暗で大雨の前のようだった。
灰が降る音を雨だと間違ったくらい大きな音がした。
初めてあんな空を見た。

大きな火花がたつときは見えることもあって、写真を撮ろうとする変わり者もいる。
昨日ラジオで「ダメですよ、近くに行っちゃ。火砕流は時速100キロにもなるんですから間に合いません」と言っていた。
雲仙のときの映像を思い出した。


江戸時代あたりの大爆発のときと似ているらしいと聞いた。
そのときは1年半くらい続いたらしい。

イヤだけど薄々覚悟している。だからハンズマンへ行っていろいろ買い物をした。

車の中も砂だらけになるので砂受けを買って、玄関箒もいいやつを買った。
靴についた灰のせいで玄関の中がひどいことになるので砂落としも買ったし、室内用の洗濯物干しも買った。

昨日は息子がそれを組み立てて、早速使った。

ハンズマンではまるで雪かきセットのようにスコップや砂袋などのグッズが並んで、安いやつから順に売り切れていた。

コインランドリーはこの噴火のことを思って格安料金にしてくれたし、洗車の仕事の友人は格安の高圧洗浄機洗車も始めた。

鳥インフルエンザを運ぶであろう鳥も、灰のせいで飛んでこない気がする。
でも鳥が飛べるところではインフルエンザが発生していて、県庁の仕事で納品に行くと、みんな消毒ポイントにかり出されて職員がいなかった。


この灰のことは鹿児島からたくさんの応援が来てくれた。

私たち頑張るからインフルエンザのこと頑張ってね~職員さん。

口蹄疫で鳥インフルエンザで新燃岳で、優しい人と冷たい人が浮き彫りにされる。

人間力というものが試される。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖かいって。

2011-02-02 | 雑談
うちはあほみたいに寒い。
家は古いけど暖房はいいやつを買っていたので性能が良く、電気代も安くて済んでいる。

だけどストーブの方がいい。

灯油が切れていて、昨日全部満タンにしてポカポカの部屋で掃除だのいろいろしていた。


寒いってのは有罪だ。

なんもできん。

息子に「夏と冬どっちがいい?」と聞くと「どっちもイヤだ」と言った。
私は夏生まれで南の血のせいだろうけど暑いことがそんなに苦にならない。

ただ暖かいってだけで、こんなに気力が出てくるものかと思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レッスンをしたからってね。

2011-02-01 | バンド活動など
うちの息子のドラムの成長が遅いことで、結構のんびりしていたのに最近2つのバンドのバンマスが「息子をうちで使いたいんだけど」と言ってくれた。

私のバンドと師匠のバンドで、期待が大きいだけで本人はまったりしてるわ・・・とこのチャンスを大事にしたい私は多少困ってしまった。

息子は恐ろしくまったりしている。

親として息子の晴れ舞台を見たいのは山々だけど、みんなに迷惑をかけるわけにも行かない。


息子の部屋をアフリカバージョンにしようか・・・



息子は3歳から和太鼓、7歳からドラムをやってる。


私も最初に歌い出したのは11歳のころ合唱団に入ったときだけど、その前から洋楽が好きだった。
不思議と音楽の授業は好きじゃなかった。

特に成績がいいわけでもなかったし、音楽の授業もめんどくさいと思っていた。

だから息子の音楽の成績がどうなのかってことは全然気にならない。


私は耳が悪いことを努力でカバーしていた。おかげさまで14歳の頃に最初のバンドに入った。

それからはボチボチ・・・最初は悲惨なものだった。
当時、バンドブームで私はただ流されていたし好きな曲でもないし、人前で歌うことが嫌いだった。
致命的だ。

そのうち次のバンドに拾われて、よく行くライブハウスで週に1度出番が来てやっぱり人前に出ることが嫌いだった私だったけど、酒のつまみのように歌うことが気に入った。

誰も聞いてくれなくてもいい。

自分が好きだからそれでいい。

私はしがらみにもまれることもなく、偉そうなやつもそばにいなかったし、理想も高くなかった。
だから痛い目に遭わされることもなくて、つぶされることもなかった。

ただ好きだったからそれでいい。と 思ってるだけだった。

目立ちたがり屋じゃなかっただけ誰かにイヤなことを言われる心配がなかった。

息子も私に似てちょっと恥ずかしいのかな。


今朝、「もうちょっとちゃんと練習しよう。あんたはできるはずや。お母さんは、あんたが自分の子だからじゃなくてマジでリズム感を持っていると思う。それに気がついたときは嬉しかったんよ。もうちょっと練習しようね」と言った。

黙って「うん。」とうなずいた。


息子に声がかかった理由は私の考え方を知って、息子に期待をしてくれたようだけどそれはきっかけで、まだ小さい息子がどう成長するのか楽しみにしているのは二人のバンマスも同じなのだろう。


自分がどういう状況にいるのか全然わかっていないでぽやんとしている。
ただの10歳の子供で、甘えん坊で、まさか自分がそんな期待をされているなんて思っていないだろう。

習って解決することじゃない。でもまだちいさいから私ができることをしてやる。

音楽の話をして、私はまずセンスを持っている人や努力家の人を先生に選ぶ。
だから息子にもそういう人のそばにいかせる。


そのうち習うことをやめる。

それでもしまたやりたいと思うならそのときが上達のときかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする