ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

その日

2011-02-16 | バンド活動など
バンドをやめた。

突然その日は来たけれど、どこかでほっとしてしまった。
音について行けないというより人について行けなかった。
どうしてこんな風なんだとバンドの雰囲気に違和感を持っていた。

4人もいっぺんにやめた。

一昨日、友達にやめたことを報告するとあっさり「よかったがね。やめて正解。もういったりしやんな」と言われた。

実は入った当初からまわりには反対意見や気の毒そうないい方をしてくる人がほとんどで、私の立場は微妙な位置にあった。

今までいろいろ言われた人がそれだけ多いってことなんだろう。

夜中に臣ちゃんが「何を言われたかいってみろ」とメールしてきた。

臣ちゃんは「やっと吹っ切れてくれたか。それで良かったんだよ。みんなそう言うって。お前には慰めてくれるやつがたくさんいるからいいけどそうじゃなきゃ疲れてただろ。お前が上手にならないって言ってたのが証拠で、それは好きなものが苦痛になっているってことだったんだよ。いい勉強したと思ってさっさと帰って来なきゃ」
といわれた。

早速新しいバンドの話をすると、臣ちゃんも拠点を移して新しいことをするんだと言った。

昨日の昼に友達から電話が来て、臣ちゃんが手を貸してくれていることをやんわりと感じた。
「宮崎方面の出演なら相談に乗るから連絡してよ」というありがたい話だった。


その他にもいっぺんにいろんな人から連絡が来て、トータルでお祝いのような電話だった。複雑だった。

そんな風に思われていたんだとやめてからわかった。

中にいるときは確かに雰囲気はいいとは言わないけど、毒がある訳でもなくて、ただたまに私の小さい地雷を踏むようなことがあったけど我慢できる程度だった。

夜に友人の家でお茶を飲んでいるときもずっとその話題。

彼は怒っていた。

「今回のことは頭に来てる。・・・」と私以上に怒っているのがよくわかった。

この友人ともう一人私をバンマスに引き合わせた人がいて、二人は今回のことを早く知って良かったと言った。

私が入ることになった次のバンドのメンバーを二人に話した。
企画ものをやっている友人は
「新しくできたそのお前たちなら呼びやすい。そこまでなってくれ。」と言ってくれた。

そばにステージイベントの案内のパンフが置いてあって、それを見ながら「こんなのに出られたらいいな」とぽつんとつぶやいた私に、「出られるよ。出さしてやる。俺たちがいるんだから。お前たちを信用してるから」とほんとに他愛もないようなことのようにあっさりと言ってくれた。

離れて良かったってことだったんだろうか。


凄くいろいろ勉強した。

人を大切することは、仕組みを作る上で肝心。
心を思いやるってことって肝心。

こんなことを改めて思った。