神社参り

成人の日、私は友人二人と子どもを連れていつも行く霞神社のお札を返しに行きました。

途中、東霧島神社の前を通ったので一緒にそこにも行くことになり、あのすごい石の階段を上がることになりました。
私の友達の一人は仏教大学を卒業していて、幼い頃から神仏の事となるとかなりマニアな人でした。
おかげで一緒に神社仏閣に行くとその豊富な知識と好奇心のおかげで何時間もかかります。
ある程度覚悟していたけれど思っていたとおりになりました。

仏像の顔立ちだけで宗派や制作された時期まで大体わかってしまうらしくて、その神社がどういう経路でそこにあるのかなどどこの神社へ行ってもすぐ話し出すのです。
東霧島神社でも同じで、「仏像があるね。お参りしようか。」と中に入ったとたん「ああ、新しいよ。最近たったところだね。あれはインドあたりでよく作られるもので・・・」と始まるんです。
「なんでそんなこと面と向かって言うのよ。思ってても口に出すな！」と言ってしまったくらいです。
でも、その人のおかげで文字が古くて読めない看板も全部意味がわかるし、内容の見方も勉強になります。
もう一人の友達も、去年二人でここに来たときも「大体2時間くらいはいたね。神仏をありがたい目線では見てなくて美術品として見てるみたいだね。」
私もそんな気はしますけど、ありがたいと本当に思っているところに行ったときは無礼な人をにらみつけているくらい信心深いところを見せたりもします。

階段の入り口にある大きなトンネルの木のすぐ横に、べつの神様が祭ってあってそこは安産と子育ての神様だと書いてありました。
社の中をのぞいて頭を下げて挨拶をすると、一瞬仏様のようなものすごい大きな顔が見えてそっと消えました。
「ああ、ここにいるんだって事なんだ」と漠然と受け取りましたけど、友達がまたいろいろ説明してくれて神社なのになぜ仏様が見えたのか時代背景など聞いたりして、少し納得いきました。

それからあの修行のような階段をやっと上り、龍の木の龍をみんなで見つけて建物や読み物をひとつひとつ丁寧に見て回りました。

帰りは坂道を下って降りたんですが、「ここは車いすでも登りづらい坂だね。」と友達が言うくらい険しい参道です。
階段は修行者が使っていたこともあって、心の中で信念を唱えながら登った方がいいようなことが書かれた看板があったほどでした。



そして霞神社へ
これまたものすごい階段です。東霧島神社の10倍以上はあるでしょうか。
でもここはよく来るので無意識にコツをつかんでいました。
雨が降らないように一生懸命踏ん張っているような天気で、急いであがりました。
前に友達が看板の見方を教えてくれていたので、私はここの本堂以外の神様もみんなまわります。
「本当はね、看板の最後に名前が出てくる神様達が元からいた神様だったりするんだよ。頭に書いてある神様は後からここへ来てもらった神様だったりするんだよ。」
と言われたんです。
だから私はみんなまわるんです。
昔からその土地を守っている神様と新しく来てくれた神様も。

新しいお札を買ってうちへ一緒に帰り、今では新しい水と新しい塩をお供えしてあります。

ふくらはぎがパンパンになってしまいました・・・・
最近私の足も腰も調子がいいんです。あぐらをかくのもゆっくりならできるようになっているし、痛みもびっくりするほど楽になっています。
あの階段にへこたれなくてよかった。

今朝、夢を見ました。
女の子とすごく仲良くなるんです。そして「この夢が覚めても友達でいたいから忘れないようにしようよ」と約束するんです。
「なんて名前でどこに住んでいるの？」と聞くと「ナカツシマ。名前はカツコガ。近くにキヌマル」と言われ、合い言葉を決めて絶対思い出してねと言われたので合い言葉を悩んでいるとその子の母親らしい人が「あなたの口癖にしたら？」と言うので「時間がない。だね」と言って目が覚めました。
合い言葉を言うまでもなく、しっかり覚えていたので全部書き留めました。

そして本当にネットで調べたんです。
ナカツシマはありました。ナカツシマ神社が。地名かと思っていたんで苦労しました。
祭られていたのは弁天様でした。

私、昨日東霧島神社で弁天様の祠の前を通ったんです。
関係あるのかわからないのですが、あのはっきりしたリアル感が強く印象に残っているので私だけがたとえ勘違いでもありがたく受け取ろうと思います。

足は少し痛いけど、嬉しい気持ちでいっぱいで　今年は運気が悪いとか思っていたけれどでもありがたい滑り出しだと思いました。