ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

師匠をやっぱり尊敬できた瞬間

2009-12-21 | 家族のお話
日曜の昼に師匠の臣ちゃんに電話すると、別な友達が出た。
「ごめんね。後でまたかけてよ」と言われたので切ろうとしたとき、電話の向こうからピアノの音が聞こえた。

モーツアルトだった。

「臣ちゃんが弾いてるの?そのまま電話を切らないでよ。終わりまで聞きたいから」

終わると臣ちゃんが「指がまめらんよ。ぐちゃぐちゃでさ、頭でわかっているのに着いてきてないなあ。ハハハ。」
と言った。

「臣ちゃんって何でもできるんだね。本当にすごいんだね。私、ここ5年くらいの中で久しぶりに心から人を尊敬したかも。」

と感動していると「これくらいは練習したら誰でも弾けるようになるよ。それより土曜日なんのテレビ見た?のだめ見た?」
と大騒ぎしていた。

どうやらのだめカンタービレを見ていたら感化されたらしい。

臣ちゃんはフランス語がわかる。どこかに留学していたからみたいだけど、思えばどうして宮崎にいるんだろう。
留学していた頃、臣ちゃんはよく行く店のマスターに手紙を書いていた。
差出人のところがフランス語だった。

フランス語ができて譜面が読めて、どうしてここにいるんだろう。

偉そうにもならず、自慢とかもしないでみんな友達ってしてくれるいい人だけど、何で独身なんだろう(余計なお世話か)


モーツアルトを弾いたから尊敬したというより、臣ちゃんの人柄を尊敬したのかもしれない。
コメント (2)
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