ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

独りぼっちが好きな自分

2009-09-05 | 自己啓発日記
私はたまに絵を仕事にすることがあるけれど、ほとんど家では描かない。
家で描くときは子どもが寝ているときか、一人で家にいるときが多い。

その他にも三線の練習をするときも一人で朝早く起きているときか子どもが寝てしまっているときの方が多い。

まあ一言で言うと気が散る。それがものすごく嫌で、誰かが見てるのもだいぶ気にする。
連続して集中しないといけない物ほど家ではやりづらい。

油絵を今では全く描いていないが、それをどうして描かないのかと聞かれた。
「子どもや人の出入りがあったりすると気が散って。こういう仕事をするときは他のことを遮断しているので、食事をするのも面倒になるくらいです。だから家事をしなきゃいけないとかやることがあるときは最初から手を付けられないんです。」そういうと「あなた本当に仕事ではやらない方が良い人なのね」と言われてしまった。

子どもは私のリズムを暗黙のうちに理解しているようで、私が下絵を描き始めると子どもも自分の好きなことを始めたりしてくれる。
不思議と電話や本を読んでいるときは うるさいくらい私の邪魔をしにくるけれど、絵や楽器の練習のときはそっとしていてくれる。

実際、私は一人が好きな方だ。
私が人がいると集中できないようになったのは、母が私の絵や歌を自慢するようになったときからかもしれない。

昔、私が今よりもっと母と仲良くなかったころ 母が私に関わることを自慢するのがものすごく嫌いだった。「お母さんのために絵を描くんじゃない。歌を歌っているんじゃない。私はこれが私の支えだからやるだけなんだ」とそう思っていた。

人は、何か特技があるとそれを「これで食べて行けたら」と思うものだろうか。

私はそれを母に感じていた。母は私がその道にプロになればと思っていただろう。
合唱団にいた頃辞めた理由は、上のクラスにスカウトされたとき母が喜んだのが気に入らなかった。それほどその頃の私は母だけでなく、大人を喜ばす行為が嫌だった。それだけ大人に振り回された感覚が強い育ちをしていたのだろう。

今では子どものために自分を活かせるようになろうとは思う。過去のように気になっていたことはもう平気になってきた。
喜んでくれてありがとうとすら思えるようになった。

ただ、ひとりぼっちが好きなのだろうか。人がそばにいると気が散って絵が描けないのはかわらない。

将来、できればアトリエがある家に住めたらいいな。
それくらい偉い身分になれるように頑張らなければ。
コメント (2)
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