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Tedのつゆ草の旅

母校関西学院ラグビー部とアメリカンフットボール部の試合を中心に書いているブログです。

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2012-05-11 09:53:38 | ブログ

今年の関学はひと味違う!春シーズン最初の対外試合、関学は若いチーム構成の中62―7で勝利。同じAリーグに所属する京産大を圧倒し、大差で勝利を手にした。

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【春シーズン開幕!】
 暖かな春の太陽の下で行われた春シーズン一発目の京産大戦。大勢のギャラリーが見守る中、関学のキックオフで試合は始まった。若い布陣で挑んだ関学だったが、開始早々敵陣へ激しく攻め込み、ラックを起点にパスを展開しCTB春山(文4)が先制トライ。先制点に勢いづき、その後も立て続けに得点を奪う。ピンチの場面でも堅いディフェンスで得点の隙を与えず、前半終了間際にミスから京産大に1トライを許すも、17―7で前半を折り返した。
 後半に入ると関学の勢いはさらに増す。LO竹村(人2)に始まり、途中出場のWTB野崎(経2)、SO吉住(人3)と次々にトライを量産。特に野崎は後半だけでも3トライを奪う活躍を見せた。終わってみれば62―7と大差での勝利を手にした。

【まだまだこれから】
 「若い選手が多く出ていて試合前は不安もあったが、始まってみれば安心して見ることができた」。グラウンドの外から見守っていた主将・藤原(商4)は言う。「ディフェンスもやってきたことができていた」とチームの成長を感じているようだ。春シーズン順調な滑り出しをみせた関学。春シーズンは始まったばかり。進化し続ける関学ラグビー部を見逃すな!


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2012-04-16 20:10:35 | ブログ

新たな時代の幕開けだ!4月5日、関学ラグビー部はアンドリュー・マコーミック氏がHCに就任したことを発表。学生主体だったチームにフルタイムコーチが誕生した。

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【新体制発表】
 4月5日、2012年は関学ラグビー部の新体制が発表された。萩井前HCは監督に、HCには11―12シーズン、トップウェストNTTドコモハリケーンズでシニアHCを務めたアンドリュー・マコーミック氏が新たに招聘(しょうへい)された。
 03年に関西Aリーグ復帰以来、二度関西制覇するなど徐々に力をつけてきた関学。大学選手権にも6年連続出場を果たした。だが全国の壁は高く、これまでベスト8の壁は越えることができなかった。そこで今年はフルタイムで指導でき、技術的にもより高いレベルの人材探しに着手。同氏に白羽の矢が立った。「一番の決め手はディフェンスに対するポリシー」。今年のラグビー部のテーマ、ディフェンスを重視する同氏は適任だった。
 「関学は最初からいい印象。チャレンジしたいと思った」。世界を舞台に活躍してきたラグビー界のカリスマの新たな挑戦が始まった。トップウェストに所属していたチームをトップリーグへのし上げる、数々の功績を打ち立ててきた同氏。これまでと環境は大きく異なるが、「ディフェンスができるチームが勝つ」という理念は揺るがない。今後技術面において代表での経験が関学ラグビー部に大いに影響を与えるだろう。「常に学校にいるので選手たちとの時間を増やしたい」とグラウンド内外でチーム作りに取り組むことを約束した。

【頂点目指す】
 「すぐに優勝というのは難しいことではあるが、おもしろいチャレンジ。大事なのは成長すること優勝できたら素晴らしい」。だが日本一を目指す重いは選手たちに負けてはいない。万全のサポート体制で挑む日本一。藤原組の挑戦から目が離せない。




◆アンドリュー・マコーミック。1967年2月5日。ニュージーランド生まれ。ニュージーランドA代表として活躍したのち来日。東芝府中時代は主将として三度日本一に輝いた。日本一に輝いた。日本代表の主将も経験。11―12シーズンにはトップウェストNTTドコモハリケーンズのシニアHCを務め、チームをトップリーグへと導いた。


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2012-04-07 19:56:15 | ブログ

<新ヘッドコーチ挨拶>   201204052116_1

2012年度からへッドコーチに就任しました、アンドリュー マコーミックです。 歴史ある関西学院大学ラグビー部の一員になれたことに、多大な感謝の気持ちと、大きな誇りを感じています。 20年間の日本のラグビー人生で、社会人チームでは様々なステージで優勝することができました。今回初めてとなる学生ラグビーのステージで、優勝請負人として目標を達成することができるよう全力でとりくんでまいります。 具体的には、ディフェンスの強化です。世界レベルの最新の技術を学生達に指導し、どのエリアからでも得点をとれるようなチームをつくりあげます。 「グランドの白線をまたいだ瞬間から人格がかわるぐらいの闘争心を持て」を合言葉に、強い気持ちで試合にのぞみ、強烈なタックルを連発させてみせます。どうぞご期待ください。関西学院大学ラグビー部への応援よろしくお願いいたします。

昨日、関学グランドで会ってきたが彼は非常にジェントルマンで息子が神戸のカナディアンアカデミーの中学3年生であること。

勿論、Jrもラグビーをしているので母校に来てジャパンを狙える選手になってほしいののである。


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2012-02-23 01:56:30 | ブログ

主将を一番近くで支える存在、それが副将」。藤原組の副将となった松延泰樹。

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―副将に就任して今のお気持ちは
他の部員がやるって思っていたので、自分がなるとは思っていませんでした。言葉じゃなくて、体で、行動で示していこうと思っています。最終学年でもあるのでチームを引っ張っていきたいです。

―今年は副将がお二人というのは
主将・副将が両方ともFWにならないようためにするためにBKも入れておこうということじゃないのかな。詳しくは聞いていないので分からないです。

―チームの雰囲気はどうですか
練習中しっかり声も出ていていい雰囲気でやれています。就活で抜ける4回生もいるけど、いる4年生中心にうまく盛り上げていけているかと。でも学年関係なしに全員が盛り上げていけていると思います。

―理想の副将像は?
言葉でまとめるのではなく体を張ってチームの先頭に立つような。行動で示しチームを勝利に導きたいです。

―今の時期どのような練習をされていますか
ディフェンスを中心にラン、タックル。去年もやろうってことを言ってたけど、今年は昨年よりも全体練習は2時間きっかりで終え、足りなかったところは個人練習でするように徹底しています。コーチ陣が考えてくださったんですけど、選手たちもその方が集中できるしいいかなって思っています。

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―個人的に強化していることはありますか
キックと1対1です。

―副将として気を付けたいことはなにかありますか
正直、今までしんどいところで妥協してしまうこともありました。でもそんな人間が言葉で何を言っても後輩たちに伝わらんと思うから、行動で示していくことが大事。行動が変わればついてきてくれると思う。副将という立場を利用して直していこうと考えています。

―昨年一年を振り返っていかがですか
昨年は今までの関学にないアタックラグビーに取り組んで、最後までチャレンジすることできました。成績を残せなかったのは悔しいけど、0からのスタートだったので仕方がないと思うところもあります。今年は昨年先輩が残してくれたものをベースにレベルアップを図っていきたいです。

―昨年一年で得たものは
昨年はアタックに取り組んできて、アタックの機会が増えたこともあってBK陣の自信になったと思います。

―逆に足りないと感じるものは
やっぱりディフェンスですかね。アタックがよくてもディフェンスがあかんかったらチャンスも生かせないし。あとはブレイクダウン。関東の大学とか強いチームはブレイクダウンが本当に激しいけど関学はまだまだだと思います。

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―去年の選手権決勝戦(帝京大対天理大)を見てどのように思われましたか
天理大だけじゃなく同大も上の方までいっていたし、関東と関西の差は縮まってきているのかなと思いました。天理大、同大が関東の大学と同等に渡りあえてたんやからっていう思いもあって、今年は日本一を目指したいです。

―今年の目標を教えてください
日本一です。関西制覇しないと日本一にもなれないと思うから、関西制覇を通過点に日本一を成し遂げます。昨年は勝利にこだわってっていうのはあまりなかったけど、今年はとにかく勝ちにこだわっていきたいです。

―今年の関学ラグビーの方向性は
ディフェンスで前にでること。受けるのは関学ラグビーらしくないと思うんで。ディフェンスを起点に攻撃し、BKはどんどん展開していってゴール前ではFWがトライを決め切れるように。手探りで作っていった去年とは違い今年はもう何をすればいいか、どう強化すればいいか見えているので去年をベースに自分たちで足していきたい。

―それでは関学ラグビーの注目ポイントは
FW・BK一体となってトライを取るところ。あとは厚いディフェンスです。

―個人的な目標は
勝つ上で得点が必要になってくると思うのでこだわりたいのはトライを取ること。こいつに回せばトライが取れる、と思ってもらえるような頼られる存在でありたいです。

―最後にHPを見ている方に一言お願いします
チーム一丸となり日本一を目指していきたいと思います。応援よろしくお願いします。

■松延泰樹(まつのぶ・たいき)/商学部4回生/東海大仰星高/WTB/185㌢、92㌔


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2012-02-22 00:07:41 | ブログ

あの感動と興奮から数カ月。2月5日、新体制が始動し、新たな挑戦が始まりました。

主将・藤原慎介 2012captop

―新体制が始まって今のお気持ちは
まだ練習が始まったばっかりなんですけど、オフ明けでみんなラグビーがやりたかったみたいで。いい雰囲気の中で練習できています。始めは不安やったんですけど、すごく安心しました。

―主将に就任した経緯は
もともとやるとは思っていませんでした。萩井監督やコーチ陣からやってみたらっていうことを言われて、その時は急だったのですぐには答えを出さずに考える時間をもらいました。それから4回生でミーティングを重ねていく中で全員の気持ちを聞いて、お前やったら支えてやれるっていうことを言ってくれたので自信を持って主将をやろうと思いました。

―これまでにこういう役職についたことは
高校時代も主将をやらせてもらっていました。

―高校と大学の違いは
やっぱり組織の大きさですかね。高校時代は20人にも満たない人数ギリギリしかいなかったんですけど、大学には100人以上の部員がいて。規模の大きさが本当に違うなと。仕事の内容ではOBさんとお話したり、コーチ陣との常にコミュニケーションも取ったりということをするようになりました。

―理想の主将像とは
言葉で引っ張るタイプではないので、プレーで鼓舞して背中で引っ張っていきたいです。

―主将をやっていく上で気を付けていこうと思うことは
やっぱり誰よりも体を張って泥臭いプレーをして、背中で見せるということを意識してやっていきたいと思います。

―新体制が始まっていかがですか
みんな個性が強いのでどうなるかなって思ってたんですけど、就活とかで忙しい中4回生が中心となってチームをまとめてくれていてとてもやりやすいです。100人以上の部員をまとめるにはどうしても主将、副将だけでは手が足りないので周りを信頼してやっています。

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―今の段階ではどのような練習をしていますか
今はとにかく走っています。あとはディフェンスですね。個人の体力やタックルを強化していて、FW・BKが別れての組織の練習はまだ行わず、個人を強化している段階です。

―今、個人的に取り組んでいることはありますか
みんなの意見に耳を傾けるように心掛けています。部員一人ひとりと積極的にコミュニケーションを取るようにして、チームとして一つになれるようにと思っています。

―練習に関しては個人的に取り組んでいることは
最終学年なので頑張ることは当たり前。なのでいろんな子とコミュニケーションを取るようにしています。

―昨年一年を振り返っていかがですか
昨年は本当に0からのスタートだったので手探りの状態で。満足する結果は出せませんでしたが、やり切ったことには満足しています。新しい組織を作ってくれた先輩たちには本当に感謝しています。

―昨年得たものは
アタックのバリエーションは増えましたし、BKの展開力もレベルが上がりました。自信もってアタックできるようになったと思います。これまでのプレースタイルややり方を一新させて新しいことに取り組んで、結果は出ませんでしたが新たな関学の形を作ってくれました。今年は昨年を軸にさらに内容を濃くしていこうと思います。

―逆に足りないと感じたことは
強いチームと対戦する中でディフェンスを強化しないと戦えないって感じました。なので個人のタックル力を強化して、ディフェンスでターンオーバーしてトライに繋げるようなプレーをしていきたいと思います。

―昨年の選手権の決勝戦(帝京大対天理大)を見てどのように思われましたか
リーグ戦で手合わせした天理大が決勝で戦っている姿を見て、関西からでもやれるんやっていうことを思って。余計に天理大に勝って日本一になりたいっていう思いが強くなりました。

―幹部学年ということで下の学年を意識することは
自分は2回生の頃から試合に出ていたんですが、その時4回生のために体を張って頑張りたいって思ってて。そう思えたのはその時の主将が体を張ってチームを引っ張っていく姿があったからで。4回生のために、そう思ってもらえるようなチーム作りをしていきたいです。

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―どういったチーム作りをしていきたいですか
FW・BKが一体となったチームです。全員が体を張ってディフェンスをして、1つのボールを全員でトライしたい。

―関学ラグビー部の魅力とは
やっぱり学生主体っていうのが一番ですかね。フルタイムのコーチがいないので部員の気持ちが尊重されるところが他の大学と違ってていいと思います。監督、コーチ、部員が一緒にチームを作り上げていく環境が関学にはあります。

―自分たちの学年のメンバーをどう思いますか
一緒にいて楽しいです。破天荒な感じがしますがみんなラグビーが好きやし真剣なときは真剣にやるんで、いい方向に進めたらなと思います。

―今年の関学ラグビーが目指す方向は
繰り返しになりますけどFW・BK一体のラグビーです。みんなが体を張ってプレーしていければ。今の段階でチームの課題は分かっているんで修正していきたいです。去年はチャレンジに終わったけど、今年はとにかく勝ちにこだわりたいです。結果が自信にも繋がっていくと思うので。ここ近年リーグ戦で結果を残してきてたからターゲットとなる相手に当たるのはリーグ戦終盤でしたが、今年はおそらく1回戦から負けられない相手に当たることになると思います。なので早い段階からチームを作っていかないといけないと思っています。

―今年の関学ラグビーの注目ポイントは
今年強化ポイントにあげているディフェンス、セットプレーですね。昨年アタックは格段に良くなったけど組織ディフェンスはまだまだやと感じていて。下級生は今しんどいことをして個人のディフェンス力を強化してくれているんですが、それは必ず結果には繋がると思います。

―藤原さん自信が注目してほしいところは
体を張ったプレーです!

―最後にHPを見ている方に一言お願いします
チーム目標である日本一を目指し頑張っているし、達成できる年やと思っています。それだけのことをやっていくつもりです。応援よろしくお願いします!!

■藤原慎介(ふじわら・しんすけ)/商学部4回生/六甲アイランド高/LO・NO8/181㌢、104㌔


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2011-12-23 03:11:12 | ブログ

新里組、終幕。国立出場を目標にチャレンジし続けた1年に終止符が打たれた。大学選手権1回戦で明大と対戦した関学。終始、ペースを奪われるも、終盤には関学は粘り強さを見せる。だがトライを奪うことはできず、3―38で敗北。今年も関東の壁を破ることはできず、新里組の挑戦は幕を閉じた。

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【勝利への改革】
 新里組のスローガンであった「チャレンジ」。これまでのFW主体の攻撃からスタイルを変え、FWとBKとが一体となった展開のラグビーを掲げた。それは関東の大学を倒し、国立出場を果たすため。すべてがチャレンジだった。だが春から徹底したラグビーもリーグでは奮わず、関西5位。関西第5代表決定戦で朝日大を完封で下し、選手権への出場権を得た。関学は全国の舞台へと駒を進め、スタートラインに立ったのだ。
 初戦の相手は明大。2年前、関学は選手権2回戦で明大に敗北を喫している。当時のFWで押すラグビーとは異なる、現在の関学のスタイル。その進化を見せるには絶好の相手だった。
 序盤は明大のプレッシャーにおされ、ペースを握られるも、選手たちの胸に宿るチャレンジャーの精神。前半の終盤からは粘り強さを見せ、懸命なタックルで相手をしのいだ。積極的にパスを回し敵陣へと攻め入るも、トライを挙げることはできないままノーサイド。3―38で明大に敗北し、初戦敗退。今年も関学は関東の壁に阻まれ、新里組の挑戦は幕を閉じることとなった。

【託された挑戦】
 まだ見ぬ地を目指し、改革を試みたこの1年。「残念な結果に終わってしまったが、今年やってきたラグビーは間違っていなかったし、貫くことはできた。後輩達には今年完成できなかった新しい関学ラグビーの続きを作り上げて欲しい」と主将・新里(社4)。今年のラグビーが正しかったことを証明するのは、今後のチーム。打倒関東の挑戦は、次世代へと託された。


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2011-12-15 10:27:20 | ブログ

関学は選手権出場権を懸け、東海・北陸・中国・四国代表の朝日大と対戦した。序盤、自陣深くまで攻め込まれるも、粘りのディフェンスで凌ぎきる。そしてWTB畑中(商4)のトライで関学は流れをつかみ、相手を圧倒。朝日大を完封に抑え48―0で勝利し、選手権出場を決めた。

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【完封での白星】
 リーグ戦を3勝4敗で終えた関学は、選手権出場を懸け、朝日大と対戦した。「僕たちの選手権は他の大学よりも1週間早く始まった。一回戦だと思って挑んだ」と、FL小原(人4)。だが序盤はミスが重なり、朝日大ペースで試合が進む。自陣深くまで攻め込まれるも、関学は粘り強いディフェンスでゴールラインを割らせない。前半20分、関学は攻撃を仕掛け、ラックから左へと展開。SO安部(経3)、FB小樋山(人4)、へとパスを回し、最後にボールを受けたWTB畑中(商4)がトライをねじこんだ。関学はこの先制トライで流れを引き寄せた。積極的にパスを回し、敵陣へ。着々と得点を重ね、21―0で前半を折り返した。
 「もっとシンプルに攻めよう」。ハーフタイム、互いに声を掛け合い、チームを鼓舞した。後半開始直後、小原がスクラムから持ち出し、追加点を挙げる。後半は終始関学ペースで試合が動いた。試合終了間際、安部からパスを受けたCTB新里(社4)が、相手ディフェンスを振り切り、ゴールラインを割った。主将の執念のトライで48―0とし、ノーサイド。朝日大を下し選手権出場権を獲得した。

【全国の舞台へ】
 全国の舞台へと駒を進めた関学。「ここから、今日よりももっと厳しい試合になる。一戦一戦、ワンプレーにかける気持ちを大切に、全員で気持ちをひとつに戦っていきたい」と主将・新里。関学はついに、関東勢と相まみえる。ブレイクダウンでいかに対抗できるかが鍵を握る。真の戦いが幕を開ける。


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2011-12-09 10:36:01 | ブログ

前節でリーグ戦優勝を決めた天理大との最終戦。粘りのディフェンスで、前半を13―22で折り返した関学だったが、後半に入ると流れは徐々に天理大に傾く。立て続けにトライを許し、20―43で敗北を喫した。この結果関学はリーグ戦を5位で終え、10日に行われる関西第5代表決定戦に挑む。

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【最終戦】
 小雨が降る中、天理大のキックオフで試合は始まった。開始早々、敵陣22㍍付近ラインアウトからテンポよくパスを回し、相手の反則を誘発。前半3分、PGで先制点を挙げる。だが直後に自陣でのノッコンからボールを拾われ、天理大に得点を許してしまう。その後天理大の素早い攻撃に翻弄(ほんろう)され、立て続けに3トライを奪われる。何とか追い付きたい関学だったが、天理大の堅いディフェンスに苦戦。それでも前半30分、関学にチャンスが訪れる。ゴール前ラックからSO安部(経3)へボールが渡り、短いキックをインゴールへ蹴りこむ。そのままインゴールでボールを押さえ得点を追加。勢いある天理大BK陣の攻撃を粘りのディフェンスで9点差に押さえ、13―22で前半を折り返す。
 後半、逆転を狙った関学だったが、流れをつかんだのは天理大だった。後半開始直後、ハーフウェイ付近からパスを展開され追加点を許す。その後も天理大の勢いは止まらず、関学は自陣でプレーする時間が続く。ゴールラインに迫る場面も見られたが、要所でのミスが目立ちトライに結びつけることはできず。試合終了間際にWTB松延(商3)が執念のトライを叩き込むも、20―43で敗北を喫した。

【次戦へ】
 3勝4敗でリーグ戦5位に終わった関学。選手権への出場権を懸け、東海・北陸・中国・四国代表である朝日大との対戦が決まった。「厳しい試合が続くと思うが、後悔を残さないように自分たちのラグビーでやり切りたい」と主将・新里(社4)。朱紺の闘士たちの新たな闘いが始まる。


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2011-11-29 23:42:27 | ブログ

9月末に開幕したリーグ戦もついに最終戦を迎える。関学はなかなか思うような結果を出せていない。最終戦の相手は、全勝中の強豪・天理大。リーグ戦の集大成を見せるべく、再び立ち上がる。

【怒涛の6戦】
 「BK、FW一体となったラグビーを」。「Challenge」をスローガンに掲げ、ボールを動かす展開ラグビーを徹底してきた。春シーズン、そして夏合宿を経て、新里組はリーグ戦を迎えた。
 初戦・立命大戦では、「勝ちたい」という気持ちばかりが先走り、固さからミスを重ね12―26で敗北。まさかの黒星スタートとなった。だがこの敗戦から「チャレンジ」の意味を再び思い返す。自分たちのラグビーをすることに徹し、2連勝を挙げる。
 そして第4節・同大戦。前半を17―29で折り返すも、関学は後半で一気に反撃を見せる。31―32と1点差にまで詰め寄り、後半ロスタイムで関学はPGを選択し、逆転のチャンス。だが空しくもボールはバーを越えず、同大に1点差で敗北を喫した。「この負けを意味のあるものにするかどうかは、自分たち次第」とFB小樋山(人3)。選手たちは気持ちを切り替え臨んだ近大戦ではBKの活躍が光り、35―7と勝利した。 大雨が降りしきる中行われた、大体大戦。前半は3-3とロースコアとなるも、後半に入り、関学はハンドリングエラーを重ね、流れは大体大へと傾く。トライを狙った関学だったが、相手の堅いディフェンスに苦戦。逆に大体大に攻めこまれ、8―14で痛恨の黒星を喫した。

【チャレンジ】
 3勝3敗で迎える最終戦。12月3日、関学は全勝中の天理大と対戦する。「天理大は今、関西で一番強い。チャレンジする絶好の相手」とCTB春山(文3)。春から積み上げてきたもの、そしてチーム力を見せるチャンスに、再び彼らは闘志を燃やす。


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2011-11-18 16:31:30 | ブログ

天理大とのジュニアリーグ優勝決定戦。ともにブロック1位通過のチーム同士、一進一退の攻防を繰り広げ、14―5で前半を折り返した。だが後半に入ると関学はペースをつかみ天理大を圧倒。29-5で勝利し、連覇を果たした。
 
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【連覇へ】

 各大学のBチーム同士が戦うジュニアリーグ。今年は例年と形式が異なり、関西大学Aリーグに所属している8校と、Bリーグの上位3校の計11校を2つのリーグに分け、その後順位決定戦を行った。関学はODDリーグを1位で通過し決勝へと駒を進め、EVENリーグ1位通過の天理大と対戦した。

 前半、天理大の展開力に押され自陣でのプレーが続く。そしてモールから先制点を許してしまう。だがその直後、マイボールスクラムでチャンスを得た関学。SH中西(経3)からパスを得たSO安部(経3)が中央へトライ。自身でゴールを成功させ、7―5と逆転に成功。前半終了間際、ナンバー8中村(社1)のトライで追加点を挙げ、14―5で前半を折り返した。

 後半に入っても関学は攻撃の手を緩めない。果敢にボールを動かし、右へと展開。そしてWTB畑中(商4)がインゴールへと駆け込みトライをねじ込み、天理大を突き放した。天理大も意地を見せ何度も自陣へ攻め込んでくる場面が見られたが、その度に固いディフェンスで相手の得点を許さない。終了間際、ハーフウェイ付近でターンオーバーに成功し、FB・金(総1)がダメ押しの独走トライを決めた。最後まで攻め抜きノーサイド。29―5で天理大を下し、ジュニアリーグ連覇を達成した。

【底上げ】

 ジュニアリーグの全勝での連覇。そしてCチームによるコルツ戦も全勝でリーグを終えた。「ジュニアリーグも公式戦。ジュニアで優勝し、コルツも全勝できて良かった。人数が多い分、層も厚くないと意味がない。これでジュニアリーグは終わるが、後はAチームのために、全員がAを目指して頑張りたい」と主将・新里(社4)。ジュニアリーグの優勝、コルツ戦の全勝は、関学の強さを表している。


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2011-11-11 21:40:06 | ブログ

◆両WTB大活躍!
 今年の関学が目指すもの展開ラグビー。積極的なパスを回し、トライを目指す。そんな中、リーグ戦を通してトライを量産しているのがWTB松延(商3)とWTB中井(経1)だ。

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【松延泰樹】
 開始1分、FB小樋山(人4)からパスを受けたWTB松延(商3)が右隅へトライをねじ込み先制点を挙げる。このまま波に乗るかと思われたが、近大のディフェンスに押され、突き放すことができないまま、8―7で前半を折り返した。後半開始後も、しばらくは均衡状態が続く。そして後半12分、待望の追加点を奪った関学。トライを挙げたのはまたしても松延だった。松延のトライで勢いづいた関学はその後、4トライを挙げ、近大を下した。
存在感抜群の高身長ウィング松延。「体の大きさを生かして、もっとボールもらいにいってゲインできれば。もっと取り切りたいです」とコメント。新里組のトライゲッターとなることができるのか。期待が高まる。

【中井剛毅】
 1年生ながら開幕戦スタメンの座をつかみ、フル出場を果たしている中井(経1)。開幕戦からトライを奪うなど、存在感を示している。「初めのころは怖かった。でも試合に出ていく中で、通用する部分とそうじゃない部分が分かってきた」と徐々につかみつつある大学ラグビーでの手ごたえを語る。この日も後半に2トライを決める活躍だった中井。「自分の役割は点を取りきること。先輩たちがつないでくれたボールを無駄にはできない」とトライへの執着心を見せる。残り2戦、フレッシュなルーキーがグラウンドを駆け抜ける。


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2011-11-09 11:08:17 | ブログ

前節同大戦の惜敗から2週間。一戦必勝を誓い挑んだ近大戦で、関学フィフティーンは意地を見せつけた。前半は1点差で折り返したものの、後半に入りトライラッシュ。後半一度も近大に得点を許さず、35―7と快勝した。

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【接戦】

 今季、立ち上がりの悪さが課題だった関学だったが、この日は違った。開始1分、敵陣での近大スクラムからボールを奪った関学。パスをつないで駆け上がっていく。そしてFB小樋山(人4)からWTB松延(商3)へとボールが渡り、右隅に先制トライ。このままリードを広げたい関学だったが、近大の積極的な攻撃に押され厳しい時間帯が続く。自陣でのプレーを強いられ懸命なディフェンスを見せた関学だったが、前半22分、近大に同点トライを許し、さらにコンバージョンキック成功で1点ビハインドを背負う。すぐに反撃を始めるも、近大の防御を崩すことができない。それでも小樋山がペナルティーゴールを成功させ、8―7で前半を折り返す。

【成長】

 1点差で迎えた後半。後半開始からアグレッシブな攻撃を仕掛けていく関学。敵陣深くでラックを形成しながらパスを回し、トライを狙う。何度もゴールラインに迫ったが好機を生かすことができない。それでも粘り強い攻撃を見せた関学。後半12分、ゴール前の近大スクラムからターンオーバーし右にパスを展開する。そして最後は松延がこの日2トライ目を奪取。13―7とする。このトライを皮切りに、関学は近大を突き放すことに。WTB中井(経1)の連続トライ。そして終了間際、ロスタイムにはダメ押しトライが決まり、35―7で見事勝利。後半相手に一度も得点を許すことなく快勝した。
 「前半は相手の内側のディフェンスが厚くしかんどかった。ハーフタイムに外に散らしていこうと決め、後半に臨み、点を取ることができた。試合中に修正できたのは成長の証」と主将・新里(社4)は試合を振り返る。リーグ戦もいよいよ佳境に入ってきた。残り2戦、新たな関学ラグビー全開で突っ走る。


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2011-10-27 20:11:53 | ブログ
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◆後半ロスタイム「あと1点」

 2008年、49年ぶりに同大を破って以降、公式戦では同大に負けなしの関学。だが今年の6月の練習試合では7-60で大敗を喫していた。「勝とうとしすぎるあまり、やるべきことができなかった。思いっきり挑戦しないと」。80分間思いっきり戦い、自分たちのラグビーにチャレンジしようと試合に挑んだ。

 課題としていた試合の入りだったが、前半は緊張からか固さが残り、ミスを重ねてしまう。同大に得点を許してしまい、10-29とリードを許す展開に。だが関学の集中力は途切れなかった。徐々にディフェンスのペースをつかみ始める。そしてロスタイム、FL小原(人4)がトライをねじ込み、17―29で前半を折り返した。

 そして後半、関学の反撃が始まる。WTB松延(商3)のトライで、24―29と1トライ差にまで詰め寄る。だが同大も意地を見せPGを決め、点差を広げられてしまい、24―32。そして後半34分、FB小樋山(人4)のこん身のタックルで一気に流れを引き寄せる。気持ちを切らすことなく攻め続ける関学。「ロスタイムは4分です」とアナウンスが鳴り響く。果敢にパスを回し、敵陣へと詰め寄る。ゴールライン目前、粘り強く攻める関学は、CTB春山(文3)の突破からラックを形成。抜け出した小原が執念のトライをねじ込んだ。キック成功で、31―32と1点差に詰め寄る。だがもう残り時間が迫る。ワンプレーでも途切れればホイッスル、という中で、関学は粘り続けた。力強いアタックで、同大からペナルティを奪う。そして関学は逆転を狙い、PGを選択。キッカーは小樋山。敵陣10㍍中央、小樋山はボールを蹴り上げた。ボールは大きく弧を描くも、ポールの間を通ることはなく、無情にもノーサイドの笛が鳴り響いた。

 「悔しさはいっぱいだが、チームがここから伸びる確信が持てた。僕自身、最後外してしまったが、この次に来る大切な時に絶対に決めれるように、しっかり練習します」と小樋山。勝利には一歩手が届かなかったが、最後まで勝利への執念を見せ、粘り強くチャレンジし続けた。「今日の負けを意味あるものにするかは、自分たち次第。下を向いても前には進めないので、この悔しさをバネに成長していきます」。この悔しさを成長の糧に、彼らは挑戦を続ける。


◆安部キックでアピール
 前半、チームがなかなか勢いに乗ることができない中、気を吐いたのがSO安部(経3)だ。リーグ戦、自身初のスタメン出場となったこの試合。同大にリードを許す展開の中、パスの起点となりチームを鼓舞した。またディフェンスでも懸命なタックルでチームに貢献。さらに前半21分、敵陣15㍍付近のラックからSH中西(社3)、安部へパスをつなぎ、そのままトライ。今試合初めてのトライを奪った。「周りが動いてくれて、前が空いたから取れた」。安部はそう今季リーグ戦初得点を振り返る。後半21分にピッチから外れたものの、存在感を示した安部。SOとして先にリーグ戦出場を果たしている土本(社3)、平山(社2)からポジション奪取を狙う。

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2011-10-25 23:42:07 | ブログ

リーグ戦第4戦、対同大。17―29と同大にリードを許し前半を折り返した関学は、後半反撃に出る。ロスタイム、FL小原(人4)が執念のトライをねじ込み、1点差にまで詰め寄る。なんとしてでも逆転したい関学は、相手の反則からPGを選択。勝利を信じ蹴り上げたボールだったが、空しくも審判の旗は上がらず、ノーサイド。31-32で、白星には一歩及ばなかった。
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【立て直し】
 2勝1敗で迎えた同大戦。開始早々、同大に先制トライを奪われるもその直後、FB小樋山(人4)がPGを決め3-7に。そのままペースをつかみたい関学だったが、同大の展開力に圧倒され、追加点を許してしまう。焦りからかミスが重なり、なかなか思うようなプレーができない。流れをつかめぬまま前半を折り返すかと思われたが、ナンバー8徳永(商1)の突破からチャンスを得た関学。次々とパスを回し、小原がゴールラインを割り、17―29で前半を折り返した。

【あと1点】
 続く後半。なんとしてでも負けられない関学は、反撃に出る。LO臼杵(法2)が大きくゲインし、関学はボールをキープ。敵陣へと攻め込む。そしてWTB松延(商3)が相手ディフェンスを交わしトライを決め24―29。その後、同大にPGを決められ点差を広げられてしまう。だが関学は懸命なタックルで、果敢に攻撃を仕掛けた。そしてロスタイムは4分。関学は集中力を切らすことなく、着々と敵陣へ。ゴールライン目前、CTB春山(文3)の突破からラックを形成。小原がラックから抜け出し、執念のトライをねじ込んだ。そしてコンバージョンキックを成功させ、31―32。あと1点―。逆転を狙う関学は、再び敵陣へと攻め込む。そして同大の反則から、関学はPGを選択。会場は緊張感に包まれた。勝利を信じ、小樋山はボールを蹴り上げた。だがボールは虚しくもポールの間を通らずノーサイド。同大にあと1点というきん差で敗北した。

【その先に】
 後半ロスタイムまで勝負を仕掛けた関学。試合終了まで勝利への執念を見せた。「負けは悔しいけど、春からの成長を感じた。最後までチャレンジできていた」と主将・新里(社4)。残り3戦、力を出し切り全力で戦うのみだ。新里組の挑戦は続く。


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2011-10-20 22:19:59 | ブログ

2011101 ◆藤原が金が決めた!
 今年のスローガンは「Challenge」。FWとBKが一体となった攻撃を心がけている。1勝1敗で迎えたリーグ戦第3節、摂南大戦。後半では終盤25分間で6本ものトライを奪った。中でもFW陣もトライを挙げ、チームを鼓舞。勢いをもたらした。
 前半26分、7-0で一歩リードを奪う関学は、相手スクラムからターンオーバーに成功。LO藤原(商3)が抜け出し、中央へと駆け込みトライをねじ込んだ。「スクラムも新しくチャレンジしてて、そこでボールを奪えたのは成長。だいぶいい感じになってきたと思う」と藤原は振り返った。また、後半にはHO金(人1)が魅せた。SH中西(経3)からボールを受けた金が押し込みトライ。自身の強みである走力で押し切り、得点を挙げた。
今試合ではFW陣がトライを奪う場面も見られた。初戦・立命大戦の課題となったセットプレーだが、上回生のサポートもあり徐々に修正。「ラインアウトもまだまだ進化の途中。試合ごとにチャレンジできていている」と金。彼らは試合ごとに成長しているのだ。だが「まだまだFWの運動量が足りない。BKに頼っている部分があるから、もっとFWから仕掛けられるように」。FWが攻撃の起点となり、BKへとつなぐ。FWのプレッシャーが今後のターニングポイントとなってくるだろう。

◆中西、レギュラー奪取目指す!
 中西健太(経3)にとって、この日の試合は一年生次以来2度目の公式戦スタメンとなった。芦田一顕(人4)という絶対的エースSHの影に隠れがちだが、関学のSH陣には精鋭が揃っており、中西もその一人。前回は芦田のけがによりスタメン起用となったが、この日は堂々の大抜擢だった。「びっくりしたけど、うれしかったですね。長年の目標だったんで」。そしてこの試合、中西は80分フルにフィールドを駆けまわり、チームを見事勝利へと導いた。
 この日、開始早々に土本佳正(社3)が負傷退場しチームに動揺が走る。「僕が切り替えないとダメやったんですけど」。自身の動揺がプレーに出てしまい、前半チームが思うように攻めきれなかったことを反省。しかし、持ち前のディフェンス力で摂南大選手に果敢にタックルをお見舞い。また、後半の平山交代後はSOとしてフィールドに立ち続け、チームの連勝に貢献した。
 「ちょっとずつ(芦田に)追いついてきてるけど、まだまだです。パスのスピードや精度をもっと良くしないと」と中西。芦田の引退までに新旧交代を実現させることができるのか。チーム内外で繰り広げられる戦いにこれからも目が離せない。

◆Interview―萩井HC
 前半は相手に合わせてしまい、どうなるか不安だった。勝ってはいるけど、思うほど点が入らないまま終わってしまった。後半に入ってからは、良い形でボールを動かせるようになっていった。ディフェンスは初戦はあまり良くなかったが、ある程度はうまくなってきたと思う。次の同大戦は、今日のような試合では勝てない。関学のラグビーをやり切って、相手云々よりも、1戦1戦強くなっていけるようにしていきたい。