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Tedのつゆ草の旅

母校関西学院ラグビー部とアメリカンフットボール部の試合を中心に書いているブログです。

rugby

2011-12-23 03:11:12 | ブログ

新里組、終幕。国立出場を目標にチャレンジし続けた1年に終止符が打たれた。大学選手権1回戦で明大と対戦した関学。終始、ペースを奪われるも、終盤には関学は粘り強さを見せる。だがトライを奪うことはできず、3―38で敗北。今年も関東の壁を破ることはできず、新里組の挑戦は幕を閉じた。

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【勝利への改革】
 新里組のスローガンであった「チャレンジ」。これまでのFW主体の攻撃からスタイルを変え、FWとBKとが一体となった展開のラグビーを掲げた。それは関東の大学を倒し、国立出場を果たすため。すべてがチャレンジだった。だが春から徹底したラグビーもリーグでは奮わず、関西5位。関西第5代表決定戦で朝日大を完封で下し、選手権への出場権を得た。関学は全国の舞台へと駒を進め、スタートラインに立ったのだ。
 初戦の相手は明大。2年前、関学は選手権2回戦で明大に敗北を喫している。当時のFWで押すラグビーとは異なる、現在の関学のスタイル。その進化を見せるには絶好の相手だった。
 序盤は明大のプレッシャーにおされ、ペースを握られるも、選手たちの胸に宿るチャレンジャーの精神。前半の終盤からは粘り強さを見せ、懸命なタックルで相手をしのいだ。積極的にパスを回し敵陣へと攻め入るも、トライを挙げることはできないままノーサイド。3―38で明大に敗北し、初戦敗退。今年も関学は関東の壁に阻まれ、新里組の挑戦は幕を閉じることとなった。

【託された挑戦】
 まだ見ぬ地を目指し、改革を試みたこの1年。「残念な結果に終わってしまったが、今年やってきたラグビーは間違っていなかったし、貫くことはできた。後輩達には今年完成できなかった新しい関学ラグビーの続きを作り上げて欲しい」と主将・新里(社4)。今年のラグビーが正しかったことを証明するのは、今後のチーム。打倒関東の挑戦は、次世代へと託された。


rugby

2011-12-15 10:27:20 | ブログ

関学は選手権出場権を懸け、東海・北陸・中国・四国代表の朝日大と対戦した。序盤、自陣深くまで攻め込まれるも、粘りのディフェンスで凌ぎきる。そしてWTB畑中(商4)のトライで関学は流れをつかみ、相手を圧倒。朝日大を完封に抑え48―0で勝利し、選手権出場を決めた。

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【完封での白星】
 リーグ戦を3勝4敗で終えた関学は、選手権出場を懸け、朝日大と対戦した。「僕たちの選手権は他の大学よりも1週間早く始まった。一回戦だと思って挑んだ」と、FL小原(人4)。だが序盤はミスが重なり、朝日大ペースで試合が進む。自陣深くまで攻め込まれるも、関学は粘り強いディフェンスでゴールラインを割らせない。前半20分、関学は攻撃を仕掛け、ラックから左へと展開。SO安部(経3)、FB小樋山(人4)、へとパスを回し、最後にボールを受けたWTB畑中(商4)がトライをねじこんだ。関学はこの先制トライで流れを引き寄せた。積極的にパスを回し、敵陣へ。着々と得点を重ね、21―0で前半を折り返した。
 「もっとシンプルに攻めよう」。ハーフタイム、互いに声を掛け合い、チームを鼓舞した。後半開始直後、小原がスクラムから持ち出し、追加点を挙げる。後半は終始関学ペースで試合が動いた。試合終了間際、安部からパスを受けたCTB新里(社4)が、相手ディフェンスを振り切り、ゴールラインを割った。主将の執念のトライで48―0とし、ノーサイド。朝日大を下し選手権出場権を獲得した。

【全国の舞台へ】
 全国の舞台へと駒を進めた関学。「ここから、今日よりももっと厳しい試合になる。一戦一戦、ワンプレーにかける気持ちを大切に、全員で気持ちをひとつに戦っていきたい」と主将・新里。関学はついに、関東勢と相まみえる。ブレイクダウンでいかに対抗できるかが鍵を握る。真の戦いが幕を開ける。


rugny

2011-12-09 10:36:01 | ブログ

前節でリーグ戦優勝を決めた天理大との最終戦。粘りのディフェンスで、前半を13―22で折り返した関学だったが、後半に入ると流れは徐々に天理大に傾く。立て続けにトライを許し、20―43で敗北を喫した。この結果関学はリーグ戦を5位で終え、10日に行われる関西第5代表決定戦に挑む。

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【最終戦】
 小雨が降る中、天理大のキックオフで試合は始まった。開始早々、敵陣22㍍付近ラインアウトからテンポよくパスを回し、相手の反則を誘発。前半3分、PGで先制点を挙げる。だが直後に自陣でのノッコンからボールを拾われ、天理大に得点を許してしまう。その後天理大の素早い攻撃に翻弄(ほんろう)され、立て続けに3トライを奪われる。何とか追い付きたい関学だったが、天理大の堅いディフェンスに苦戦。それでも前半30分、関学にチャンスが訪れる。ゴール前ラックからSO安部(経3)へボールが渡り、短いキックをインゴールへ蹴りこむ。そのままインゴールでボールを押さえ得点を追加。勢いある天理大BK陣の攻撃を粘りのディフェンスで9点差に押さえ、13―22で前半を折り返す。
 後半、逆転を狙った関学だったが、流れをつかんだのは天理大だった。後半開始直後、ハーフウェイ付近からパスを展開され追加点を許す。その後も天理大の勢いは止まらず、関学は自陣でプレーする時間が続く。ゴールラインに迫る場面も見られたが、要所でのミスが目立ちトライに結びつけることはできず。試合終了間際にWTB松延(商3)が執念のトライを叩き込むも、20―43で敗北を喫した。

【次戦へ】
 3勝4敗でリーグ戦5位に終わった関学。選手権への出場権を懸け、東海・北陸・中国・四国代表である朝日大との対戦が決まった。「厳しい試合が続くと思うが、後悔を残さないように自分たちのラグビーでやり切りたい」と主将・新里(社4)。朱紺の闘士たちの新たな闘いが始まる。