春日部不動産日記

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鶴岡への旅・中日

2016-09-08 15:32:03 | 
山形県は、鶴岡への旅。
2日目は、街歩きです。

まずは、私が最も敬愛する作家、故藤沢周平氏の生誕の地へ。

生家の跡地に石碑がありました。

現在の住所は鶴岡市ですが、以前は、隣村であったもよう。

低い山と川に囲まれた、静かな地でした。
感動。

今回の旅の一番の目的は、
藤沢氏の足跡を辿り、作品の魅力にさらに迫ること。

氏の多くの作品の舞台として登場する架空の地、「海坂(うなさか)藩」は、
鶴岡がモデルとなっているのです。

そんな氏が愛してやまなかった街を、
一日歩きます。

鶴岡は、庄内藩主酒井氏の居城であった鶴ケ岡城の城下町です。
鶴ケ岡城址の周辺には、市役所をはじめとする公的機関が集まっており、
現在も街の中心地となっています。

その市役所の向かい側に、
庄内藩校、致道館(ちどうかん)があります。

門を入ると…

立派です。

この建物は復元ではなく、現存するものなのだそう。
すばらしい!

鶴ケ岡城址は現在、公園になっています。

街の中心地とは思えないほど、美しい眺めです。

大宝館。

大正天皇の即位を記念して建てられた、とのこと。

この建物は、マンホールの図柄にもなっていました。


街中には、「藤沢作品ゆかりの地」の看板が、数多くありました。

こちらは、『花のあと』。

作中に登場する桜並木がある、お濠端です。

私の大好きな作品です。
映画化もされました。
そちらも、よかったなぁ…

そしてついに、この旅のメインイベント、藤沢周平記念館へ。

あぁ、やっと訪れることができました。

氏直筆の原稿や、各作品の紹介、さまざまな資料など、
余すところなく展示されていました。

常設展示のほかに現在は、
企画展「神谷玄次郎捕物控」の世界、が開催中。(平成28年12月26日まで)
この作品も大好きな私。
作品世界にどっぷりと浸ることができました。

大満足。

他にも、貴重な歴史的建築物を移築した致道博物館、
鶴岡随一の豪商であった風間家が建てた、旧風間家住宅丙申堂など、
さまざまな名所旧跡を訪れ、
街歩きを存分に楽しんだ一日でした。

(写真は、旧風間家住宅丙申堂の有名な石置き屋根です。)

この日も、たくさん歩きました。
夕食は、またしても郷土料理。

写真は、最初に出てきた料理、一枚きり。

「だし」という、刻んだ夏野菜を醤油であえて、
ごはんやお豆腐にかけて食べるものです。
さっぱりとして、美味。
いくらでも食べられそうです。

他にも色々いただいたのですが、
再び、撮影のことはすっかり忘れておりました。
おなかペコペコだったもので…

鶴岡は、おいしいもの天国です。

充実した一日でした。


ホリエ