言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

内向き、外向き、2種類の福袋

2013-01-04 10:58:07 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


雲も多めに浮かんでいる空ですが、おおむね晴れています。
しかし冷たい!
酷冷と言っていいような冷たさです。
まあ風が昨日あたりよりも少ないのはいいことですが。
マイナス3℃と、このところほとんど最低気温はマイナスです。
そして今シベリア辺りから降りてきている寒波はこの冬一番ということで、さらに冷たく、寒くなりそう。
明日はもしかしたら、雪になるおそれもあります。

さて今日は御用始めということで、今日から仕事だという方もいらっしゃるようですが、一般企業ではほとんど休みで、省庁でも、財務省ぐらいでしょう、暮も正月もないのは。


さて、昨日、今日あたりのニュースショーを見ていると、恒例の福袋発売の様子が取り上げられていました。

もちろん取り上げられれているのは有名百貨店のものばかりで、大晦日から並ぶ人から発売直後の光景まで放送されていました。
まあこれも毎年の取材風景です。
変わらないですねえ。
何かもっと違う角度から取材してもいいようなものですが。

まあそれは報道サイドの問題でして、わたしが今日このテーマを選んだのは販売する方の側の問題です。


福袋が一般的になったのはいつ頃かは分かりませんが、最初の頃は、多くのお店では前年に売れ残った商品を“残り物には福がある”といって、まとめてショッピング袋に入れ、「福袋」と認めて年の初めに販売したものが数多くのお店でありました。
それが今日の百貨店やブランドショップでの福袋につながっているんですが、福袋だけをとってみると、1分で売れてしまうものや3が日が過ぎても売れ残っている福袋もあります。

その差はいったいどこにあるんでしょうか。

わたしには福袋のある嫌な経験があります。
それはある郊外の雑貨のチェーン店の福袋です。

そのお店自体はなかなか良いもの、というか私の好きなものがけっこう販売されていたお店であって、ちょくちょく普段でも行っていたので、次の年のお正月にはそのお店でも福袋を売り出すということでその日の朝早めに行って買いました。

ワクワクしながら明けてみたのですが、がっかり!
これぞ売れ残りと分かるような商品ばかりがたくさん詰められていたのです。
もちろん単品価格で見ると、お得なんでしょうが、そこにつまっていたのは、“福”ではなくて、“ごみ”同然のものがほとんどでした。

それ以来、そのお店には行っていません。



人気のあるショップの福袋では、福袋用として新たに仕入してまで良いものを揃えます。
その中に数点売れ残っているものを入れてもいいのですが、それさえ止めた方がいいと思います。
入れるとしたら1点ぐらいでしょう。
とにかく、お客様の感激している様子を思い浮かべながら、福袋に商品を詰める外向きの福袋にしたいものです。


売れ残りばかりを入れ、その中に1点だけいいものが入っていても、魅力は半減どころか、ほとんどいい印象として記憶に残りません。
そんなことをしているから、いつまで経っても売れ残るんです。

売れ残っている店では、そういったことを平気で昨年やったから、今年が全然売れないのです。

福袋だから何を入れてもいいんだ、とにかく通常売価の数倍の商品を入れておけばお客は喜ぶさ、なんて甘い考え方でやっているとすぐにしっぺ返しが来て、プロパーでさえ売れなくなってしまうおそれがあります。

れはお店の打算を消費者がちゃんと見抜いているということです。

そんなことをする店には、お客様の足はだんだんと遠のいてきます。

福袋で在庫処理しようなんて、そんな下心では、商いはうまくいきません。

お客様の喜びよりも、自分の店の儲けを考えた内向きの福袋は、1年目はうまく行っても2年目からは嫌われてしまいますよ。
いえ、自分のように二度とその店そのものにまで行かなくなることもあります。
くれぐれも気をつけたいものです。


一方で、うちのような店じゃ福袋は作れないという方もいます。
飲食店などはそうですね。

飲食店などで福袋を、と言うと、そのために商品を仕入れなくてはならないということをすぐに考えがちです。
それは福袋には商品を詰めなくてはならないという固い考え方があるからですね。

しかし、飲食店でも福袋的なものはいくらでも作れます。

ちょっと考えてください。
日頃サービスメニューとしてランチや定食なんかを出していませんか?
出しているでしょう?

それから考えると、福袋メニューと称して、お正月だけの限定大サービスメニューを作ればいいんです。
ちょっとお正月らしさをあつらえれば出来上がりです。
それだってお客様にとっては“福”になります。
口“福”です。

映画館だってやろうと思えば、眼“福”になるものを考えればいいことです。
さらにはおみくじ付のチケットとか、なんだってちょっと頭をひねれば自分の店の商品で福袋は考えられます。
難しく考えないことです。



それでは、また明日。
さあ今日もがんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所と桐生商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
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