こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしく。

▲自宅付近から見える榛名山です。
朝少し起きるのが遅くなり、あわてて起きて外を見ると、上の写真のように、榛名山が白くなっていました。平地では雨だったのに、ちょっと上は雪でした。空気が冷たかったわけですね。
さて昨夜、夜10時からテレビ東京の「ガイアの夜明け」を見ました。
新幹線が全線開通する九州、『はやぶさ』が間もなくお目見えすると東北新幹線の駅にスポットをあて、九州では、新玉川駅の近くの温泉旅館、青森では、新青森駅に卸すために新しく作った駅弁の話がメインになっていました。
今日はその後者の、駅弁の試作風景を見ながら感じたことを書いてみます。
その駅弁業者は五所川原駅を中心にしたエリアで駅弁を販売しているのですが、今回、東北新幹線が新青森駅まで伸びたことで、「はやぶさ」デビューに合わせて新しい駅弁を作り、新青森駅で販売しようと決心した社長が、青森でたくさんとれるホタテをふんだんに使った駅弁を考案しました。
その中で「ホタテをこれでもかというぐらい使いました」という社長の言葉がありました。
なるほど見ているとたくさん使っていましたが、盛りつけてみると何か寂しい。彩りがないのですね。そこで奥さんが煮てあったホタテをその上にまた並べます。
そのとき、2個目の後「もう1個!」と私が思わず声を出したら、すかさず奥さんが3個目を乗せようとしたのに、社長がストップをかけてしました。
そして社長が呟きました。「それ以上乗せると50円アップになる」と。
果たして、駅弁でその50円アップをとやかくいう人はいるでしょうか。800円で予定していたものを850円にしたところで私は全く影響はないと思いました。それよりも5個も乗せ、ホタテでおおうぐらいにして950円とか1,000円で販売した方が、見た目のボリューム感でお客様は購入してくれると思うんです。
スーパーで販売するお弁当ではないのです。旅を楽しむために購入する駅弁なんです。駅弁も楽しみたいんですよ、旅人は。つまらない800円の駅弁より、どっさり感のある1,000円の駅弁を出されたら、私ならどっさり感のある方を買います。そう思いませんか。旅を楽しませてくれる方を選ぶのが旅人の心理ではないでしょうか。その社長はもっとそういった購入者の心理を考えるべきです。
さらにもうひとつ残念なことがありました。
駅弁のネーミングです。
でき上がったものを見たら、ただの「帆立弁当」になっていました。
思わず「つまんね~!」と呟いてしまいました。
私ならその社長が言っていたことをそのままネーミングにします。
いわく『これでもかっ帆立!』弁当です。
これでたくさん帆立が入っているんだろうなと感じてくれるはずです。口で説明しなくても、パッケージを見ればすぐに中身が想像できます。
もったいないなあ、と思いながら、それでも売れていく弁当を見ながらスイッチを切りました。
ナレーションで、60歳社長の最後の賭けとか言っていましたが、最後に賭けるのなら、そういった細部にまでもっと心配りをするべきではなかったでしょうか。
まだまだ遅くはありません。今からでも変更した方がきっとお客様からも喜ばれます。
いかがでしょうか。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も素晴らしい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
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▲自宅付近から見える榛名山です。
朝少し起きるのが遅くなり、あわてて起きて外を見ると、上の写真のように、榛名山が白くなっていました。平地では雨だったのに、ちょっと上は雪でした。空気が冷たかったわけですね。
さて昨夜、夜10時からテレビ東京の「ガイアの夜明け」を見ました。
新幹線が全線開通する九州、『はやぶさ』が間もなくお目見えすると東北新幹線の駅にスポットをあて、九州では、新玉川駅の近くの温泉旅館、青森では、新青森駅に卸すために新しく作った駅弁の話がメインになっていました。
今日はその後者の、駅弁の試作風景を見ながら感じたことを書いてみます。
その駅弁業者は五所川原駅を中心にしたエリアで駅弁を販売しているのですが、今回、東北新幹線が新青森駅まで伸びたことで、「はやぶさ」デビューに合わせて新しい駅弁を作り、新青森駅で販売しようと決心した社長が、青森でたくさんとれるホタテをふんだんに使った駅弁を考案しました。
その中で「ホタテをこれでもかというぐらい使いました」という社長の言葉がありました。
なるほど見ているとたくさん使っていましたが、盛りつけてみると何か寂しい。彩りがないのですね。そこで奥さんが煮てあったホタテをその上にまた並べます。
そのとき、2個目の後「もう1個!」と私が思わず声を出したら、すかさず奥さんが3個目を乗せようとしたのに、社長がストップをかけてしました。
そして社長が呟きました。「それ以上乗せると50円アップになる」と。
果たして、駅弁でその50円アップをとやかくいう人はいるでしょうか。800円で予定していたものを850円にしたところで私は全く影響はないと思いました。それよりも5個も乗せ、ホタテでおおうぐらいにして950円とか1,000円で販売した方が、見た目のボリューム感でお客様は購入してくれると思うんです。
スーパーで販売するお弁当ではないのです。旅を楽しむために購入する駅弁なんです。駅弁も楽しみたいんですよ、旅人は。つまらない800円の駅弁より、どっさり感のある1,000円の駅弁を出されたら、私ならどっさり感のある方を買います。そう思いませんか。旅を楽しませてくれる方を選ぶのが旅人の心理ではないでしょうか。その社長はもっとそういった購入者の心理を考えるべきです。
さらにもうひとつ残念なことがありました。
駅弁のネーミングです。
でき上がったものを見たら、ただの「帆立弁当」になっていました。
思わず「つまんね~!」と呟いてしまいました。
私ならその社長が言っていたことをそのままネーミングにします。
いわく『これでもかっ帆立!』弁当です。
これでたくさん帆立が入っているんだろうなと感じてくれるはずです。口で説明しなくても、パッケージを見ればすぐに中身が想像できます。
もったいないなあ、と思いながら、それでも売れていく弁当を見ながらスイッチを切りました。
ナレーションで、60歳社長の最後の賭けとか言っていましたが、最後に賭けるのなら、そういった細部にまでもっと心配りをするべきではなかったでしょうか。
まだまだ遅くはありません。今からでも変更した方がきっとお客様からも喜ばれます。
いかがでしょうか。
それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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