ウォルドルフ人形

「手しごとの会」というシュタイナー教育の理念に基づいた手芸サークルに3年間ほど参加していました。
教育理念なんていうと堅苦しく聞こえますが、「子供に自然素材のものを」という基本姿勢で、羊毛を使って人形やフェルト細工を作ります。
ケロッタは単純に、作品が可愛くて素敵だから・・・、針仕事しながら先生やメンバーとおしゃべりするのが楽しいから・・・という理由で参加していました。

ウォルドルフ人形はその「手しごと」の代表格。
子供にとって一番身近な人が愛情をこめて作る（という原則）このお人形は、羊毛がぎっしり詰まって、ぎゅーっと抱きしめるのにちょうど良い大きさ、重さ、堅さです。
小さな目と口の素朴な表情は子供の気持ちに合わせて笑っているようにも泣いているようにも見えます。

見た目は素朴でも、作るのはけっこう難しいお人形です。
中に詰める羊毛の量や巻き方、顔の形の整え方、髪の毛の刺しつけ方、すべて細かく決められたとおりに作ってこそ、子供がいっぱい遊んでも型崩れしないバランスの良いお人形になります。
「手しごとの会」では、スウェーデンひつじの詩舎の講師の先生に教わりながらの作業だったので、かなり基本に忠実に作ることができたのですが、それでも作り手によって表情に個性が出ます。
写真は、ケロッタ作のほのかちゃん、さくらちゃん、とうやくん。（左から）
娘にけっこう可愛がられています。

洋服もいっぱい手作りして着せ替えできるようにしてあげたいのですが・・・そこまで手が回らず、ネット通販で買っています。
ほのかちゃんとさくらちゃんが着ている「ALICE」さんのサイトのお洋服は、作りも丁寧でとても可愛いです♪


幼稚園もシュタイナー教育を取り入れているので、お教室にウォルドルフ人形があります。
お母さん達によるウォルドルフ人形の講習会も開かれています。
手間がかかる分、愛着の持てるお人形が出来上がると思いますよ。