【W杯】憔悴の本田、涙ぐむ長友… ザックジャパン現地解散
産経新聞 6月26日(木)15時0分配信
日本代表の監督として4年間、日本サッカーのレベルアップに尽力したザッケローニ [写真]=Getty Images
【イトゥ(ブラジル)=奥村信哉】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で25日(日本時間26日)、1次リーグ敗退が決まった日本代表メンバーが取材に応じた。
本田圭佑(ACミラン)は「大きく間違っていた」と憔悴(しょうすい)した表情で語り、長友佑都(インテル・ミラノ)は「本当に悔しくて…」と涙ぐんだ。
本田は敗退から一夜明けてもショックの色が濃かった。
1勝もできずに玉砕。
「何を努力すべきなのか、ということから考えないと。
今まで4年間やってきたが、大きく間違っていた。
結果がついてこない難しさがある」とうつむいた。
1次リーグ敗退が決まったコロンビア戦後、取材エリアを無言で通り過ぎた長友はこの日、「4年間、この大会のために懸けてきて、こんな一瞬で終わってしまうのか」と心境を口にした。
代表引退が頭をよぎるほどのショックだったという。
退任表明したザッケローニ監督に話題が及ぶと涙ぐみ、「勝たせてあげられなかったから。
そこが本当に悔しくて悔しくて」と、言葉にならなかった。
一方、4年間チームキャプテンを務めた長谷部誠(ニュルンベルク)は2012年10月、主将を返上して若手に後任を委ねる考えを監督に伝えたエピソードを明かした。
当時は所属先でベンチからも外れており、代表への悪影響を懸念しての決断だったが、ザッケローニ監督は「今までいろんなチームで監督をしてきたが、本物のキャプテンはマルディーニとお前だけだ」と一喝。
ACミランでともにイタリア1部(セリエA)優勝を勝ち取った名選手を引き合いに翻意を促した指揮官に、強い信頼を感じた長谷部も応じたという。
「何でも言い合えるいい関係だった。
一緒に戦えなくなるのは残念」と指揮官の退任表明に寂しさをみせた。
産経新聞 6月26日(木)15時0分配信
日本代表の監督として4年間、日本サッカーのレベルアップに尽力したザッケローニ [写真]=Getty Images
【イトゥ(ブラジル)=奥村信哉】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で25日(日本時間26日)、1次リーグ敗退が決まった日本代表メンバーが取材に応じた。
本田圭佑(ACミラン)は「大きく間違っていた」と憔悴(しょうすい)した表情で語り、長友佑都(インテル・ミラノ)は「本当に悔しくて…」と涙ぐんだ。
本田は敗退から一夜明けてもショックの色が濃かった。
1勝もできずに玉砕。
「何を努力すべきなのか、ということから考えないと。
今まで4年間やってきたが、大きく間違っていた。
結果がついてこない難しさがある」とうつむいた。
1次リーグ敗退が決まったコロンビア戦後、取材エリアを無言で通り過ぎた長友はこの日、「4年間、この大会のために懸けてきて、こんな一瞬で終わってしまうのか」と心境を口にした。
代表引退が頭をよぎるほどのショックだったという。
退任表明したザッケローニ監督に話題が及ぶと涙ぐみ、「勝たせてあげられなかったから。
そこが本当に悔しくて悔しくて」と、言葉にならなかった。
一方、4年間チームキャプテンを務めた長谷部誠(ニュルンベルク)は2012年10月、主将を返上して若手に後任を委ねる考えを監督に伝えたエピソードを明かした。
当時は所属先でベンチからも外れており、代表への悪影響を懸念しての決断だったが、ザッケローニ監督は「今までいろんなチームで監督をしてきたが、本物のキャプテンはマルディーニとお前だけだ」と一喝。
ACミランでともにイタリア1部(セリエA)優勝を勝ち取った名選手を引き合いに翻意を促した指揮官に、強い信頼を感じた長谷部も応じたという。
「何でも言い合えるいい関係だった。
一緒に戦えなくなるのは残念」と指揮官の退任表明に寂しさをみせた。