第114回全米オープンゴルフがノースカロライナ州パインハーストで昨日から始まった。
日本から、松山英樹(2013年ルーキーで賞金王、2014年日本人で最年少米ツアー優勝)が、初日6位のスタートをした。
今日、2日目5時30分現在で、3位タイで(1位-10、2位-4 、3位-3 2人)好位置につけている。
「全米オープン」初日、好スコア続出の原因はグリーンにあり?
2014/06/13 12:15:31By Sean Martin, PGATOUR.COM
5アンダーで単独首位に立ったカイマー
「全米オープン」大会前日の6月11日、会場となるパインハーストNo.2コースはすでに決勝ラウンドへの準備ができているようだった。
練習ラウンドでのグリーンの状態は決勝ラウンド同様に硬く、速かった。
メジャー大会の会場は自然が介在しない限り、日が進むにつれ難易度を増すだけだ。
そのため出場者は皆、6月12日の大会初日に何が待ち構えているかを危惧していた。
そのうちの1人、マーティン・カイマーは優勝者のスコアは8オーバーになるだろうと思っていた。
だが彼は初日、5アンダーの「65」を記録。一体何が変わったというのだろう?
USGA(全米ゴルフ協会)の賢明な判断で、初日の朝にグリーンに散水したのだ。
発表によると、前日の晩に予想されていた雷雨が来なかったため、グリーンに“たっぷりの”水を与えたのだという。
曇天の朝の湿り気も手伝い、プレーヤーはパインハーストでの最悪の事態を逃れたというわけだ。
「コースはそれほどひどい、ってわけじゃなかった。
不公平だとはいえないね」と、大会初日の午後に「69」をマークしたハリス・イングリッシュは言う。
午前中のプレーをテレビで見ていた彼は、やわらかいグリーンには戦略変更が必要だと思い至ったのだ。
時間の経過と共にグリーンはやや硬くなっていたものの、予想していたよりはずっとやわらかかった。
それを証明するのは、カイマーの「65」という数字だ。