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ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

まだ飲んでないぜ、妖怪汁ッ!!

2007年06月19日 22時32分40秒 | 雑記
ゲゲゲの鬼太郎 1

ハピネット

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家族が仕事先の鳥取から帰ってきて
俺にキヨスクの袋を手渡した。

「土産」
「ん?」

あけてみると、そこには。
写真のブツが。








「こ、これは! まさか、また水木しげるロードに行ってきたと!?」
「いや、行ってないよ。……って、あそこ島根じゃない」

なんでも、向こうでは名物として色んなトコロで
売られてるそうで、様々な種類があるらしいのだ。

そういや去年、温泉に行った時に
目玉のおやじ汁とか 見たような覚えがあるなあと
しみじみ思いました。

肝心の味は、まだ飲んでないので
分かりません。
……お、オチない!?(今気付いた


こないだmixi日記に書いたのに、こっちでは
画像をアップしていなかったなあと思ってアップしました。

佐原ミズ マイガール

2007年06月18日 23時41分53秒 | 雑記
マイガール 1 (1)

新潮社

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テストテスト。
w-zero3からでも、いつも通り投稿できるかテスト。

佐原ミズさんの新刊マイガール買いました。

この方、幾つものペンネームをもってはるみたいで、
アマゾンで違うペンネームで検索したら一杯でてきました。

ウィキによると、やっぱり女性だそうです。
あーよかった。
この感性で男だったら価値観がひっくり返るところでした。

この作者らしい、よか本です。
シチュエーションは、メジャーデビューを果たした
おたくの娘さんに似てるかな。

でも味とか、テーマは全然違います。
どちらが良い悪いでなく。

でも敢えて佐原さんの漫画の何が良いかというと。
手触り、ですね。

バンチで連載していたら、
一度手に取ってみることをお勧めします。

映画 300(スリーハンドレッド) 観てきました

2007年06月17日 11時20分11秒 | レビュー
300(スリーハンドレッド)

小学館プロダクション

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仕事が忙しくなる前に、気になっていた映画を
観てくるか! …というわけでイってきました。

「300(スリーハンドレッド)」

結果、ひじょ~に良かったです!

一緒に行った家族は非常に辛口で、
なかなか娯楽を褒めることのないのに
「これは最近みた中で、かなり良かった」と
感心していました。


話は単純です。

300人の兵士と100万人の兵士が真っ向から勝負して、
どっちが生き残る。どっちが強い? ってことです。

では、少数の方がナゼそんな馬鹿げた戦を仕掛けることに
なったのか? 紀元前480年……って。
詳しい話はいいんですよ。

もし面白かったら、観た人が調べると思うので。
家族がそうしたように。

ペルシアの侵略戦争に屈せず、スパルタの兵士が立ち上がる。
それだけで充分です。

あの「スパルタ教育」の名を今にも残している、
それはどんな国だったのか。

もちろん娯楽としての脚色が十二分についてますので、
正確なものを知る為に映画を観るというのなら、
それは向いていないと思います。

スパルタが小国とはいえ、300人しか
兵士が存在していないというわけはありません。

なぜスパルタ王、レオニダスは
300人しか兵士を出すことができなかったのか。

その過程は映画の中で分かります。


ともかく、300人で戦わなければならない。
100万を越える勢力に勝つには、方法は限られています。

まず四方八方から囲まれれば、
どんな屈強な兵士でもダメです。

そこでぶつかる面を抑え、
量ではなく兵士の質で勝負しようとするわけです。

持っているのは盾と槍、そして腰に差した剣のみ。
兵士たちの盾の使い方が素晴らしく上手くて魅了されました。

集合陣形(ファランクス)で戦うので、
盾を構えた兵士が一列に並ぶというのは分かっていました。

そこではなく、殺陣の部分。
カメラ回しそしてスピードの緩急のつけ方がうまく、
自分たちを取り囲む敵を盾を使ってうまく斃していきます。

敵の攻撃をはじく、
面で殴る、
地面と平行にして顔を殴打する…。

R-15がつくだけあって、
血飛沫とかはメチャメチャ飛びます。

手足はバンバン切れて飛んでいきますし、
斬られた首が宙に舞う時に(CGで)断面まで描いているという。

ただ、ある程度セピア色のフィルターを
かけることでソレらを抑えようという心遣いも見受けられました。

戦争モノが、あんまり好きではない私でが楽しく
鑑賞できたのは全編を通して死を重く描きすぎないという
姿勢のおかげだと思いました。

その場で何人か兵士は死んだかもしれない、
まだ息のある敵兵にトドメをさしている。残酷です。

だけど。

「この次はどうやって切り抜けるんだろう?」
という、次の展開へのドキドキが意識を
そこに集中させませんでした。

たいてい戦争映画は、仲間が死んで涙を流す
そのカタルシスを描くものが多い気がしますから。

最後の最後まで、この映画はそうではありません。

彼らの戦いは一体、何のためにあったのか。
その戦いに映画が込めたメッセージは何であったのか。

流血シーンは嫌いだ!
っていう人には流石にオススメできません。
でも15歳以上で、刺激に飢えている方がいれば。

映画「300」は、いい選択肢かもしれませんよ。


最後に一つ。

映画「ラストサムライ」のクライマックスで、
トム・クルーズと渡辺謙が突撃する直前の会話を
覚えているでしょうか。

「かつてペルシアの大軍を相手に、
スパルタの兵士300人が戦いを挑んだ」
と、トムが言う。

「そいつらはどうなった?」と、渡辺謙。

「全滅した」そう答えて笑うトム……こんなシーンだったはず。

その場面で引き合いに出されている戦いが、
この映画ってわけです。

別にウンチクたれる為に、これを書いたわけではありません。
なんとなく気付いてもらえるはず。

後味の悪い映画なら、オススメはしませんから。

鷹の爪団 ( THE FROGMAN SHOW ) 劇場版

2007年06月15日 21時21分51秒 | 雑記
昨日。

上旬で、私のHPに記載されている
4月からのお仕事が終了したので整体に行ってきました。

追い込みで身体に疲労が溜まることが多いので
このパターンになるんです。

整体が終わって、先生と話していると
いつもよりニコニコしているのに気付く私。

「なんだろう??」と思っていると、
「○○さん、こないだ鷹の爪団の劇場版みてきましたよ!」と。

∑( ̄□ ̄)!! マジデスカ


整体している時に、ちょっと
ハナシが出たのでHDDレコーダーからダビングして
渡したのが去年のことでした。

私が住んでいる大阪でも、先月から一部の劇場で
放映開始されたのですが…行くつもりにはしていませんでした。

いや、面白いのは予想できるんだけど
夜の部しかないしなぁ。
大阪でも劇場3つだし。1日2回だし。
世界初FLASHアニメ劇場化とはいえ、同じ1800円だし。

ってなわけでスルーしようと思ってたのに。
オヌヌメされた方の人がハマってるー!!

しかも夫婦揃って行ってきはったみたいです。
奥さんの方にウケるとは思ってもいませんでした。

「島根ではよくあることです」(by吉田くん)ってな感じでしょうか?

写真は、先生が劇場で買った
鷹の爪団・博士の「ぷにぷにフィギュア」らしいです。

680円らしいです。
チィィッ、儲けてやがる!
儲けてやがるなフロッグマンッ!!

侮りがたいセンスだぜ。
これからも要注目ですね、蛙男商会。

ペルソナ3フェス・レビュー 永遠のメサイア

2007年06月14日 14時54分38秒 | レビュー
ペルソナ3フェス公式パーフェクトガイド

アトラス

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●本レビューのスタンス

どちらかというと、感想に近いものになっています。
また、本編をクリアーしてフェスをプレイしていない方に
興味を持ってもらえるような紹介にしたいと考え、書きました。

全くプレイしたことのない方は是非、
本編(前作)クリアー時に書いたレビューをご覧下さい。
その1
その2
その3


●後日談編をクリアーしました

ペルソナ3のシステムは大きな変更はないので、
攻略サイトなどをご覧になると良いと思います。

私のレビューの中では、システム面でのことについては
大きく触れていませんので。

というわけでP3をプレイしたことのある方にしか
分かりませんが、箇条書きで本編との違いを少々。


●本編と後日談編の違い

・主人公はアイギス
・本編から引き継げるデータは何もない
・アイギスがオルギアモードを使えなくなっている

・学力・魅力・勇気のパラメータは固定(ステータス画面に書いてあるだけ)
・コミュニティの概念はナシ
・疲労の概念はナシ
・ミックスレイドはナシ

・ペルソナの能力が本編と違う
・コミュニティMAXで解禁になるペルソナが最初から作成可能
・ペルソナ全書は使えない

・全員のレベルが25から開始
・追加キャラはメティス
・メティスがオルギアモードを使用可能(効果はアイギスと違う)

・戦闘の難易度は高め
・特にボス戦は攻略法を知っておいた方が良いくらい
・敵に先制を取るのが少し難しくなっている(動きが細かく速くなっている)


こんな感じでしょうか。
他にもあったかもしれません。

本編は家族がプレイし、クリアーしたので
新規イベントっぽいのやら追加ペルソナやらがあれば
呼んで見せてもらったりしましたよ、っと。


●後日談編シナリオの印象

本編をクリアーしてから時間が経っているからでしょうか。
シナリオが重く感じられましたね。

心にぽっかり穴があいた状態の寮生たちが、
互いのそれを見ないようにしながら生活しているような……
プレイし始めた時にそんな印象を受けました。


●後日談編と本編との対比

本編のイントロダクションで流れる言葉。

『時は、待たない』

この世に存在する如何なるものも、
時の流れに逆らうことはできない。

頼りなく、いい加減で、歯車を回すだけの役を与えられた大人たち。
それに翻弄されながら一生懸命、自分に与えられた時を生きる学生たち。

学生たち……主人公や仲間たちは限られた時間の中で、
容赦なく過ぎ行く時間に翻弄されながら避けようのない運命に
立ち向かっていくことになります。

しかし、後日談編では……。

逆なのです。

後日談編では、寮生……キャラたちが延々と繰り返される
3月31日から抜け出せない状態に陥ります。

何かを求め、上を目指し仲間と共にタルタロスを駆け上った本編。
手に入れたはずの何かを失い、そう思っている彼らが
その答えを探し時の狭間を下っていく後日談編。

見事に対比されていると思います。


●後日談編のエピソード

後日談編の話を、ネタバレにならない程度に触れましょう。

寮に現れた謎の新・ロボ子「メティス」が
いきなり皆を強襲します。

止めに入ったアイギスのアテナが、
本編の主人公の初期ペルソナであるオルフェウスに変化します。

本編の主人公と同じようにベルベットルームに招かれるアイギス。
そして目覚めた時、拘束されたメティスと寮に戻って
集合した寮生たちの姿がアイギスの目の前にありました。

寮生の一人が言います。
「今日から、ついに寮からも出られなくなった」と。

まずは食料を確保するため、
1階リビングの下に開いた巨大な空間「時の狭間」に、
挑むことになります。

時の狭間には幾つもの扉があり、そこを開け
最奥へと行き着くことで次の扉を開くことができるようになります。

全ての扉を開け、その奥に行き着いた時に
現状を打破する鍵を手に入れられることを信じて、
彼らは再び挑戦を始めます。

アイギスを「姉さん」と慕い協力することを誓ったメティスですが、
いざ話の核心に触れようとすると、口を閉ざします。
彼女はいったい何を隠しているのか。
それとも……?


●1分半のオープニングに隠された謎

P3をプレイしていない人も、フェス版のオープニングを
ご覧になった方が多いのではないかと思います。

といいますのも、公式HPで配布されていますし、
テレビゲームショップの店頭でバンバン流れていたからです。

そこで、少しでもP3について知っている人は
「おかしい」と思ったハズです。

なぜ、アイギスと他の寮生が戦っているのか。
このアイギスは本物のそれなのだろうか。
操られていたりするのか。

答えはノーです。
彼らは自分の意思で選び、大事なものを賭け
両天秤に互いの命を乗せて戦っているのです。

決して操られているわけでも、他の誰かでもありません。
では、何故そうなったのか。

それを考えながらプレイされてみると、
きっと面白いと思います。


●私はどう感じたか

後日談編、およびペルソナ3フェスという商品は
間違いなく商業的な成功をうけて生まれたソフトです。

発売後にソフトの売り上げを見てプロジェクトの開始を決めたのか
それとも、或る程度の見切り発車だったかは分かりません。

ですが後日談編のシナリオはファンの要望を反映されたものであり、
ファンの要望……その最大公約数を裏切らないように作られていると思いました。

確かに、大きな批判を避ける為には
こうするしかなかったのだろうなとクリアー後に思いました。

ですが私はその部分、非常にうまくまとめあげた後日談編で
最初から決まっていたその部分のみに納得がいっていなかったので
残念だったという他ありません。

また、クリアー後に「もしかしたらペルソナ3~」といった感じで
外伝的な作品を他にも出すのだろうか? と思ったのですが、
それはないようです。

フェスのサントラで目黒さんが
「ペルソナ3関連の仕事は今回が最後ということで、
少し寂しいような気もしますが……」と言及しているからです。

コミック電撃大王、だったかな? そちらで漫画が連載されはじめたので
アニメ化もあり得るかもと思ったのですが、この分だとそれもないのでしょうね。

もちろん、私がゲームで最も評価している
プレイヤー=主人公というスタンスが
他メディア化のネックになっていることは言うまでもありません。

幾つかP3関連の同人誌を見ましたが、
それらですら主人公をどのように描けばいいのか
迷っているように感じました。

話が随分と逸れてしまいました。

後日談編のシナリオは、かなりオブラートで
包んだつもりですが本編で唯一残った謎と他とをミックスして
全ての謎を解き明かす内容になっています。

おそらく本編の制作を行っている時には
「この部分は触れなくてもいいだろう」とスタッフ間で納得していれば
OKという程度の設定まで掘り下げた内容も描かれているのです。

ペルソナとは何か。
シャドウとは何なのか……といったことまで。

そして、話はそこまで及びますが
結局それらの設定が重要ではないという事を踏まえて
本筋に戻ってきます。

最終的には、後日談編でも操作するのはアイギスではあるものの
主人公は……やはり本編の主人公なのだと再確認しました。

P3をプレイしたことのない方も、
この文章を読んで或る種の「もどかしさ」を
感じて頂けたのではないでしょうか。

「なぜ、この人は~~~と書かないのだろう」という……。

プレイした時、その謎は簡単に氷解することを私は確信しています。

そしてその時に「このゲームやってみて良かったなあ」と思えたなら、
1ファンである私が何故オススメしているのか理解してもらえると思うのです。