これでどうやって納期を守れと言うのか

一月休み明け最初の土曜日（2016/01/09）が二時間残業指定されてたんだけど俺も含めてほとんどが五時（定時）六時に帰ってたんでなんか七時前くらいに社長が現場に降りてきてウロウロ歩き回ったあげく全員のタイムカードをチェックしていたらしい
そして次の朝食堂のホワイトボードに「正月気分はもう終わりました」うんぬんとか書いていた

そして先週あたりからこれに書き換わっていた
「一月もあと10日間で終わりです
納期を守る事に集中してください。自分のために。」

この「自分のために」というのはここ数年の社長のマイブームらしくて仕事納めとかに必ず言う
「会社のためではなく自分のために働いてください」
みんなは「自分」のところに「わし」とルビを打って読んでいる

で、昨日回ってきた品物のカードがこれ



事務所（社長と事務員）はまだクリスマスも終わってねーじゃねーか！

そして今日判明した事実「一月後半の注文がゴッソリ抜けてた。今から材料注文するよ、てへぺろ☆」

この一年半ほど自分のところに図面が来てから納期を過ぎていった品物はほとんど無い（三日～四日かかる品物をはじめた途端に「これ明日納期やねんけど」と持ってこられたものくらい）
自分の所に来た時点で既に一週間遅れとかザラ
中には一ヶ月遅れても平気な奴もいる
そのうちの半分は一番奥のNC旋盤（同じ物を汎用旋盤でやるときの倍くらい時間がかかるくらい手が遅いくせにさらに手を抜く寄生虫）なんだけど残りの半分は材料の手配遅れ手配漏れ手配ミス

カードの品名が正しくは「フランジパイプ接手」なんだけど次の月には「フランジパイプ継手」になってその次「フランジパイプツギテ」カタカナになってるのはまだいいんだけど更にその次「フランジパイプスギテ」（過ぎちゃったか）「フランジパイプツキテ」……尽きちゃったよ
或いは「アダプタプレート」という品物が「アダプタプートレ」になっていたり
（思わず新しいしなものかと図番を何度も見比べたよ！）
もう日本語もまともに書けなくなっている（ここまで事務員）

材料が 526mm 必要なのに入ってきたのは 256mm だったり（社長……これは昔からか）
いい加減80越えてるんだから注文だけでも誰かに任せればいいんだけど自分以外信用していないから……

現場でなにか不具合があったらすぐに原因を調べて対策を練って治具を改良したり加工方法を考え直したりするんだけど
事務所は何十年も進歩がない